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ACサンクチュアリーCB1100F(ホンダCB1100F)

厳しい環境をクリアして要件を満たしたコンプリート

ACサンクチュアリーCB1100F
(ホンダCB1100F)

取材協力:ACサンクチュアリー(SANCTUARY本店) TEL04-7199-9712 〒277-0902千葉県柏市大井554-1
URL:http://www.ac-sanctuary.co.jp/
2021年 2月 24日

900F/1100Fのクラフトマンシップではラスト1台

サンクチュアリーによるコンプリートカスタム車、RCM(Real Complete Machine)。このホンダCB1100F/RCM-460は同店スタッフ主導で製作された後に販売される“RCMクラフトマンシップ”による車両だ。ただ、RCM定番の空冷Zの場合とは、製作までの事情はかなり違っていたようだ。

「1100Fのベース車両が安く入手できたので、自分たち流でCB-Fカスタムを作ろうというのが出発点でした。それが、とにかくパーツがない。RCMの謳う“ベストコンディション”を満たすためにまずエンジンオーバーホールする、その時点で必要なものが揃わないんです。市本ホンダ・市本さん始め、CB-Fに詳しい方にも話を聞いたりしました。

オークションも駆使したりして、結局パーツが揃って手を付けて完成するまでに1年がかかりました。そのほかの内容はRCMらしく17インチディメンションの作り込みや各部パーツの吟味と行っていますが、この車両はさすがに時間がかかり過ぎでした。同じ絶版車でもZの場合は車両枯渇が進んでいますが、まだパーツで困ることはない。でもCB-Fは欠品パーツが多くて大変。ですから1100Fと900Fに関しては、販売前提のクラフトマンシップとして作るRCMはこれが最後。オーナーさんからのオーダーによる車両は作りますが、こうした事情から、少しお時間はいただくことになると思います」

サンクチュアリーの中村さんはこう、その背景を説明する。コンロッドボルトやナット、クラッチハウジングやカムチェーンテンショナーなど、純正で既に出ないパーツが多い1100Fの現状をもろに受けた感じとなってしまったこの車両。純正代替品を使う選択肢もなくはないのだが、パフォーマンスパーツ以外であるパーツは以後のメンテナンス事情等も考えて極力純正を使うというRCMの定義では、そこには至らない。

それでも、まだ可能性はある。次なるRCM・CBの登場にも期待を持っておきたい。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

ハンドルバーはPOSHスーパーローでメーターまわりはCB-Fノーマル。ステムはこの車両ではスカルプチャーSPステムキットTYPE-1のZ用を加工流用している。フォークオフセットは45→35mm。フロントマスターはブレンボRCS、クラッチホルダーはKOH-KEN製。

外装パーツはCB1100Fノーマルで、純正パターンを生かしたパールブラックペイントは奥進が担当。シートはオリジナル加工している。

エンジンはCB1100Fをベースにヴォスナーφ72mm鍛造ピストンを組んで[純正:1062→]1123cc化。クランクのダイナミックバランスやジャーナルラッピング(軸部分の精密研磨/平滑化加工)、クランクケースのポンピングロス加工やシリンダーヘッドのバルブガイド入れ替え等の加工は、空冷Z同様のRCM仕様。カムチェーンやミッションベアリング、ハーネスはジェイズ製で、他は純正パーツを揃えていった。

キャブレターはTMR-MJNφ38mmのデュアルスタックファンネル仕様をセット。点火はウオタニSPⅡと、これらもRCM定番仕様だ。

フロントフォークはオーリンズRWUでφ[純正:39→]43mm。フロントブレーキはブレンボ・ラジアルマウント4ピストンキャリパー+サンクチュアリーメカニックブランド・サポート+サンスターRCMコンセプトφ320mmディスク+アレーグリ・ショルトシステムブレーキラインという組み合わせ。

前後ホイールはO・Zレーシングのアルミ鍛造、GASS RS-AのZRX1200用で3.50-17/5.50-17サイズ。リヤキャリパーはブレンボ2ピストン。

スイングアームはスカルプチャー RCM専用ワイドスイングアームのスタビ付きブラックで、リヤショックはオーリンズ・ブラックラインだ。

ステップはナイトロレーシング。フレームは5カ所の補強とワイドレイダウン加工の後にパウダーコート仕上げが施されている。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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