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GOAJI SPL. RG250Γ(SUZUKI RG250Γ)

雰囲気の再現度もさることながらレストアも高レベル

20221104 goaji rg250ganma shiroaka 01

GOAJI SPL. RG250Γ
(SUZUKI RG250Γ)

取材協力:車両オーナー:ごあじさん
2022年 11月 09日
変化していくモチーフを別メーカーパーツ加工で補完する

1974年にWGP(世界グランプリ)に復帰し、当時4ストロークが幅を利かせながらも2ストロークが速さを見せ出した最高峰の500クラス。ここにロータリーディスクバルブ・水冷スクエア4気筒エンジンを持ったファクトリーマシン、RG500(XR14)を開発したスズキ。翌’75年には500クラス初勝利を挙げる(バリー・シーン)と、’76年には世界タイトルを獲得。’77年にも連続タイトル(ともにシーン)を得た。4年に渡る開発と熟成の賜物と言えるXR14、その最終’77年型にしてシーン2度目のタイトル獲得車のルックスを再現したというのが、この車両だ。

20221104 goaji rg250ganma shiroaka 02

製作者、そしてオーナーは、ごあじさん。バイクや4輪をいじるのも、乗るのも好きという人で、別ページでもごあじさん製作のバリー・シーン初優勝年度(’75年)仕様XR14レプリカを紹介している。この車両も基本的な成り立ちやベースはその車両と同じで、朽ちていたRG250Γを再生しつつ、こうしたレプリカルックにカスタムした。各部をきれいにし、磨き、必要なパーツは用意するか再生し……という手法も同じ。最初の状態の写真も見せていただいたが、本当によくある朽ちたバイクだった。今では仲間の集まりやツーリングでおもに使われているというから、よくここまでレストアされたな、と思うのがまずはのポイントだ。

もうひとつのポイントは、モチーフ車の変化をうまく捉えたことだろう。同じXR14とは言え、年式、場合によってはレースごとに仕様は変わっていた。ライダーのゼッケンすらころころ変わっていた時代だ。XR14も変わる。内容はさておき、フロントカウルも丸みを帯びて少し大きくなり、テールカウルも’74-’75年のダックテールではなく、フロントに合わせたラウンド形状になる。

その造形を、ごあじさんは流用という形で解決した。’75年仕様では海外製カウルを使ったところを、こちらの’76年仕様ではフロントカウルにヤマハTZ250用を延長して装着。リヤも形状に近い汎用品を探してフィッティングした。カラーリングも当時のシーン車=ヘロン・スズキのノンスポンサーカラーを自家塗装で仕上げた。ごあじさんは自身が仕立てた’75年と’77年のふたつのXR14レプリカを2022年のクラシックMOTOフェスタにも出展。その時にはバリー・シーンレプリカスーツ(当時風のレザースーツを探したそう)やヘルメットを着用し、デモランでも楽しそうにその姿を見せてくれた。モチーフの変化を再現する手法も、なるほどと思えたのだ。

ごあじさんが製作したもう1台のRG250Γ・RG500レプリカ(’75年・シーン初優勝仕様)の記事は→こちら

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

1977年に自身2度めにして最後となるタイトルを獲得したXR14バリー・シーン車を再現。もう1台のRG250Γ・RG500レプリカ('75年・シーン初優勝仕様)で使われていたヨーロッパ製レプリカカウルでなく、こちらのフロントカウルはTZ250用を一部延長して使っている。ヘッドライトも収まり、ウインカーも装着されているのでミラーを加えれば公道走行もできる(ナンバーも取得している)。

「RG250Γ」の刻印が見えるトップブリッジは'80年代のセレクト(フシミレーシング製)。エンジン回転計や水温計はRG250Γのノーマルだ。

燃料タンクはΓ純正。スポンサーカラーでないことにこだわり、ヘロン(イギリスを拠点にスズキのサテライトチームを運営)カラーを選択した。

シートカウルは汎用品を装着。サイドのFABERGEは香水メーカーで、このロゴステッカーをはじめ各部ステッカーやペイントは自作だ。

2.15-16/2.15-18インチのホイールや国産市販車初採用のアルミフレーム、水冷並列2気筒エンジンなどはΓのノーマルをきれいに再生したもの。

リヤまわりもRG250Γ純正をレストア。排気チャンバーはSRSスガヤ製、ステップはO&Tなど、RG250Γ現役当時のパーツも巧みに使われている。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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