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アクティブZRX1200DAEG(カワサキZRX1200DAEG)

4年に渡る熟成で完成形に到達したデモ車

アクティブZRX1200DAEG
(カワサキZRX1200DAEG)

取材協力:アクティブ TEL0561-72-7011 〒470-0117 愛知県日進市藤塚7丁目55番地
URL:http://www.acv.co.jp/
2020年 11月 16日

持てる本質を磨いて運動性と万能性が向上する

2009年に登場し、2016年のファイナルエディションで生産終了したZRX1200DAEG。初代ZRX1100から数えれば20年という歴史を持つ国産直4ネイキッドという立ち位置を持つが、最終DAEGでもFI=フューエルインジェクションでこそあれ、ABSやトラクションコントロール、モードセレクトほか、最新モデルが持つ各種電子制御類は持たない。フレームもオーソドックスなスチールダブルクレードル、リヤサスはもはや少数派と言えるツインタイプ。そしてこの車両は、そんなDAEGが生産終了するのと前後して、アクティブが手を入れてきたデモ車だ。

2020年の仕様としては、前後サスがアクティブ扱いのハイパープロ、その最新仕様(AH1フロントフォーク/DP-Sリヤショック)になったこと。そしてブレーキ系がアクティブオリジナルのゲイルスピードブランドで統一されたことだ(ホイールは以前から同ブランド)。ほかにもプレスフォーミング・スイングアームやステム、シート、フレームマウント化したカウル等、以前から継続された部分とともに、トータルとしての熟成が図られる。

ここで注目したいのは、まず前後サス。アクティブ/ハイパープロ製品は、基本的にノーマル車両への装着を前提に、その性能をより引き出していくようにしている。だが、このデモ車のようにカスタム車への対応幅も持たせている。フレームマウント化したカウルで軽くなったフロントまわり、マフラー交換で同じく軽くなるリヤまわり、それぞれに対応すれば、その昨日はもっと生きてくる。

ブレーキ系も同様で、こうしたセットアップによって車体側のまとまりが良くなれば、制動力は効果的に使えるし、コントロール性も高まる。それはラジアルマスター、そして遊び/ストローク調整が正確でタッチの良いクラッチホルダーによっても叶えられる。その上で、フレームと一体化しているかのようにホールド感や抜重/荷重コントロール感の高いゲイルスピードステップも、車体をコンパクトに感じさせてくれる。

つまりこのDAEGではこうした、車体側のチューニングを進めることで、車両とライダーとの一体感をより高めることに成功している。話題になりがちだが、電子制御はあくまでも補助。ベースとなる車両が持つ扱いやすさは、このようにして高められるし、それで安全性も楽しみも高まる。それはベースが古いか新しいかに関わらず行えることだ、このアクティブDAEGの作りからは、そんなことも考えさせられる。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

ビキニカウルはフレームマウント化。マウント位置をステムからフレーム前端に変更するためのステーはアクティブ製。素材はA7075で、前後3度/上下10mmの調整が可能。バックミラーはナポレオンとしゃぼん玉のコラボレート品。ペイントはALFATECによる。

アルミ削り出しのコンバーチブル・ステムキットとφ28.6テーパーハンドル・スーパーロー、エストラマー素材のグリップなどもアクティブ製。フロントブレーキマスター/クラッチマスターはともにゲイルスピード・エラボレートφ17.5VRE。レバーもゲイルスピードだ。

シートはスプリーム。ウレタンはハードタイプで、メイン部の座面はSTDより20mm高くなっている。燃料タンクはビーター製アルミ。

テールまわりをスッキリさせるフェンダーレスキットには、LEDナンバー灯が付属する。リヤ側ウインカーはナンバープレート横に本体を置いて点滅時にしっかりした存在感を与えながら、非点灯時は主張を抑えるアクティブのLEDナンバーサイドウインカーをフィッティングする。

ステップはゲイルスピード・フットコントロールキットのブラック。7075材製で3ポジション、シフトペダルはレーシーな可倒式、ブレーキペダルは位置調整が可能だ。バーの踏みやすさやベースプレートを含め、操作時の車体との一体感が高く車体がコンパクトに感られるメリットも。

エンジンまわりではハイフローラジエターダクト、左右ダウンチューブを結ぶフレームスタビライザー、アルミ+ポリアセタール樹脂のエンジンスライダーを装着。いずれもアクティブのオリジナルパーツ。アールズ・エンジンオイルラインキットも装着する。

デュアルバルブを内蔵するφ32mmのスロットルボディはノーマルだが、エアボックスを撤去した上でDNA製エアフィルターを装着。

排気系をワイバンのフルエキに変更したことにともない、燃料噴射マップはラピッドバイクEVOを用いてリセッティングしている。

フロントフォークはφ43mmのハイパープロAH1 Ver1.2のブラックインナー。ホイールはアルミ鍛造のゲイルスピード1本ごとに交互に左右から肉抜きしたスポークを持つ、7本スポークのTYPE-E。サイズは3.50-17/6.00-17(リヤを0.5インチ拡大)でカラーはアルマイトのシルバー。フロントブレーキキャリパーはゲイルスピード・エラボレート4ピストン(φ34/30)、ディスクはゲイルスピード・クロスロックディスクローターのφ310×t5mm。ブレーキラインはテフロン+ステンレスメッシュ+被覆のビルドアライン・イエローだ。

縦方向の剛性を大幅に高めつつも、横剛性はノーマルとほぼ同等としたスイングアームはアクティブオリジナルのプレスフォーミングスイングアーム。リヤショックはハイパープロDP-Sツインショック ピギーバックで、KADOWAKIパウダーコートでバイオレットパープル仕上げ。ドライブチェーンはEK ThreeDの525Z・120ゴールド。リヤキャリパー/ディスク/マスターもゲイルスピード・ブランドでまとめる。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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