ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends
  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要
モトジャンキーGSX1100S(スズキGSX1100S)

アップデートを重ね、現代車とも楽しく走るカタナ

モトジャンキーGSX1100S
(スズキGSX1100S)

取材協力:単車工房モトジャンキー TEL096-341-5571 〒861-1102熊本県合志市須屋1930-6
URL:http://www.moto-junkie.net/
2020年 6月 15日

徐々に進められていく進化も楽しんでいく

カスタムは、依頼者のオーダーを受けて手がける人の引き出し=考えの柔軟さや手法の多彩さ=によって、仕上がりが変わってくる。引き出しが多く、かつそれをどう有効に使ってくれるのか。このモトジャンキー製カタナを見ると、そんな考えに駆られてくる。

「“サーキット走行を前提にして、かつワインディングでもスーパースポーツ車とともに走れる”がコンセプトです。それで補強の材質や溶接にこだわって、縦と横の剛性バランスを考えながらフレームに手を入れて、峠道でも固すぎずにしなやかに走れるパーフェクトな仕上がりを目指しました。

結果的に19カ所を補強したんですが、狙いはうまく行ったようです。スーパースポーツと走るとどうしても立ち上がりで離されると言ってたオーナーさんが、この仕様は軽くなって、離されなくなったって言ってくれますし」と、モトジャンキー代表・中尾さん。

エンジンはワイセコピストンでの1134cc化以外はパーツ自体はカタナノーマル。ただポート加工や面研、各部重量合わせやバルブ高さ合わせ、燃焼室容積合わせといった作業をきっちり行うことで、先の立ち上がりフィールも改善させた。この合わせ込みはゆくゆくは長寿化にもつながることになる。

そのほかのパートでは足まわりがCB1300SF用改フロントフォークにオクムラMEチューン、リヤはオーリンズショック+OVERスイングアームでホイールはマルケジーニ・マグ18インチという仕様。モトジャンキーでは使用パーツや車体姿勢等をきっちりデータで残し、ディメンションからセットアップしていくので、以後改良できる点があればそれに沿った仕様変更にも対応してくれる。

この車両はまさにその使用変更を踏襲したもので、オーナーもそうして徐々に進むアップデートが楽しみになっているとのこと。

「ハーネスをすっきりさせてシンプルに仕立てるスカチューン的要素を組み込むのに手間がかかりました」と中尾さんは言うが、それも引き出しのひとつ。今後の進化も楽しみになるのだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

タンク上エンブレムでも分かるようにベースは'90年型SM=アニバーサリー。前後18インチホイール仕様ということで、ステムはGSX-R1100を流用する。ハンドルはギルズツーリング製セパレート、フロントマスターシリンダーはブレンボレーシングφ19×18、クラッチ側はZETAレバーを使う。

ステップキットはクォーターワンオフ。スカチューン的要素を加えるためにバッテリーケースや電装マウントプレートもワンオフ製作している。

シートはスプリーム製でテールカウルはカーボン製を使う。モトジャンキーでは乗車姿勢まで考慮したセットアップも行ってくれるのだ。

1134cc化し、ポート加工/面研に各部重量や燃焼室容積、バルブ高さ合わせなどのチューニングが行われたエンジン。フレームは今回の進化でエンジン後ろ1カ所→19カ所オリジナル補強となったが、そのバランスの良さがスムーズなパワーも生かすことになったという。

キャブレターはFCRφ39mm、排気系はワイバン製エキパイ+クォーターのオリジナル・テールパイプ+ナイトロレーシング製サイレンサーという組み合わせ。

フロントフォークはCB1300SF改φ43mm+オクムラMEチューン、フロントブレーキはブレンボキャスト4ピストンキャリパー+モトジャンキー製ワンオフサポート。ディスクはサンスター・プレミアムディスクをディスクオフセットスペーサーを介してマウントしている。

スイングアームも以前のノーマルからOVER製に変更。リヤブレーキはブレンボ・カニキャリパー+STDディスク。2.75-18/4.50-18サイズのマルケジーニ・マグホイールとコンチネンタルタイヤは早い段階から履き、そこから割り出した車体姿勢に沿って手が入ってきたのだ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

From our blog

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025

ザ グッドルッキン バイク

  • ヨシムラジャパン Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

    ヨシムラジャパン Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

  • ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ  Z1000Mk.II)

    ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ Z1000Mk.II)

  • OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

    OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

  • Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

    Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

  • SP忠男×ナイトロン XSR900 GP<br>(ヤマハ XSR900 GP)

    SP忠男×ナイトロン XSR900 GP<br>(ヤマハ XSR900 GP)

ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends

愛車とのバイクライフを、より豊かに楽しむためのアイデアを提供する新雑誌。 愛車をもっと知りたい、カッコよくカスタムしたい、そして上手に走らせたい…ライダーなら誰もが気になる情報をより広く、深く提供して参ります。

Content

  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要

お知らせ

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025
  • 【CUSTOM MACHINE IMPRESSION】ヨシムラが繰り出したZ900RSカスタムの最新究極形を味わう!17 4月 2025

Contact us

  • Address: 東京都中野区鷺宮3-44-8-101
  • Phone: 03-5356-8575
  • Email: info@handl-mag.com
©2019 H&L PLANNING Co.,Ltd. All Rights Reserved.

詳しい購入方法は、各サイトにてご確認ください。 書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。

 
 

弊社・株式会社H&L PLANNINGでも、銀行振込・現金書留での直接のご注文も承っております。

ご希望の場合は、必要事項(お名前、ご住所、電話番号)を明記の上、メールにてご連絡ください。 追って、お支払い方法と商品ご発送の流れを返信させていただきます。 メールアドレス:info@handl-mag.com ※ご返信まで数日を要すこともございます。予めご了承ください。お急ぎの場合は上記各サイトからのご注文をお勧めいたします。