最後のカワサキ空冷4発ネイキッド・ゼファー1100/750の歴代モデルを紹介
カワサキ最後の空冷ネイキッド・ゼファーとは
1990 ZEPHYR 750(ZR750)
400の角+17/18インチに対してZ1/2の丸型+前後17インチで登場したゼファー750。1976年型Z650端を発し、1983年型GPz750Fまで使われてきた2バルブ736cc、68ps/9500rpmエンジンを乾
燥200kgの軽量コンパクトな車体に積んでいたから、当時言われた“Z2の再来”よりも“ザッパーの再来”と捉えた通に人気があった。1990-1991年型C1から1992年型C2、1993年型C3、1994年型C4、1995~1998年型C5、1999~2000年型C6までの約10年は、車体色やスイッチまわり小変更のみで推移した。
1992 ZEPHYR 1100(ZR1100)
1990年の国内750㏄上限自主規制廃止を受けて1991年東京モーターショーに出展、1992年3月に市販化された旗艦がゼファー1100。ツインプラグヘッドの空冷2バルブ4気筒1062㏄エンジンは98ps/8000rpmを発揮しクラッチにはバックトルクリミッターも装備、乾燥243(装備263)kgの車体を引っ張った。1992年型A1から1999~2000年型A5まではほぼ変更なしで推移する。
2001 ZR750 C7
2001年のC7になると規制対応でK-TRICやKCA、KLEENを装備。その後は車体やホイールのカラー変更を行った
2002 ZR1100 A7
ゼファー1100現役の15年間のうち後半は、排出ガス規制適合化が主体。2002年型A7はキャブレターにスロットル変位検知点火のK-TRICを。排気系には触媒コンバーターのKLEEN(カワサキ・ローエキゾースト・エミッションシステム)と2次エア導入機構のKCA(カワサキ・クリーンエアシステム)を加えた。2003年型A8では平成13年騒音規制に対応しエアクリーナー上部にカバーを追加。
2006 ZR750 C6FA
2006年型C6Fはタイガーパターン青、同C6FAのイエローボールカラーを展開。2007年1月にファイナルエディション(2006年型追加色)として火の玉カラー+各部ブラック仕上げのC6SA
を加えて1100/400(χ)ともにシリーズを終了した。
2006 ZR1100 A6F
2006年型A6F(イエローボール)/A6SA(青タイガー)を設定後に火の玉カラーのファイナルエディション(A6SA)を加えた。
※本企画はHeritage&Legends 2020年1月号に掲載された記事を再編集したものです。
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