ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends
  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要
T.T.RモータースCB750F (ホンダCB750F)

リビルドエンジンも加えて快適なスペンサーレプリカを構築

T.T.RモータースCB750F (ホンダCB750F)

取材協力:T.T.Rモータース TEL:048-925-8655 〒340-0017 埼玉県草加市吉町4-3-28
URL:http://bike-ttrm.com
2019年 7月 22日

レプリカ仕様のオーダーに乗りやすさと使いやすさを

ホンダを代表する名車と言えば、今年60周年を迎えた4気筒のCBシリーズが筆頭格だろう。1969年のホンダCB750Fourで国産直列4気筒の歴史が始まり、これを打ち倒そうとZ1が現れ、以後の日本車の時代が築かれる。CB第2世代としてDOHC4バルブのCB-Fが’79年に送り出されると、性能もスタイルも一気に現代化&スープアップしていく。

欧州の耐久選手権やアメリカのAMAスーパーバイクはそんな日本製4気筒車の活躍の場となり、速さを目指して数々の、今で言うカスタム的なトライが各メーカーファクトリーによって行われていった。ことAMAでは市販車のシルエットを残すことが前提になっていた上に、その中に超絶とも言える内容が作り込まれた。

CB-Fで言えば’82年のAMA開幕戦、デイトナでフレディ・スペンサーが駆った#19CB750Fがその頂点、そう捉える人も多いのではないだろうか。

そこでこの車両だ。「オーナーさんがスペンサーレプリカを希望されていたので、そのスタイルを追いつつ、気持ちよく乗れるという要素も入れていきました」と言うのは、TTRモータースの代表、林さんだ。TTRはCBシリーズを多く扱い、クラッチが軽く操作できるようになるレリーズを初め、CBがより身近に感じられるパーツも送り出している。

それでF16/R18インチでテールまでビッと上がったスペンサー車のアグレッシブな感じを17/18インチながら同デザインのダイマグホイールやシルバーのFBカラーで表現。ブラックメガホンやCRスペシャル(現車も各仕様があり、CRもそのひとつ)も雰囲気に花を添える。乗りやすさという点では安心して使えるTTRのリビルドエンジン搭載やCB1000SFフォーク+アラゴスタショック等でサポートされている。

そうしてできあがった車両からは、オリジナルからサイドゼッケンプレートを外して保安部品を付けたかのような雰囲気も漂ってくるのが楽しい。細部までフルにオリジナルテイストを盛り込むのも、レプリカのあり方のひとつ。だがこの車両のように、全体感でまとめ切るのも(その上で乗りやすい)、十分ありと思えるのだ。

【 ザ・グッドルッキンパイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

ベースは1981年型CB750FBで、カラーリングは当然AMAスペンサー車と同じシルバーのFB純正仕様。ダブルホーンもCB-Fらしい雰囲気を醸し出す。

メーターはケースがCB-Fのノーマル(ちなみにスーパーバイクも同じ)でメーターパネルをカーボン化。ハンドルも#19車同様にバータイプに置換されている。

フューエルタンク前面に貼られたベルレイ・オイルのステッカーも、往時のAMAスーパーバイクの雰囲気を高める定番アイテムなのだ。タンク自体はFBのノーマルをそのまま使う。

前後に段差を付け、ストッパー的に使えるようにしたベース車にルックスを近づけるべく。シートはあんこ抜き加工が施された。

生産から40年近く経つCB-Fエンジンに対しT.T.Rではリビルドエンジンを供給しているが、この車両も同様。摩耗したミッションベアリングやカウンターシャフトスリーブのOリングなど消耗部品を新品とし、ミッション修正が必要な箇所や不良箇所は手を加えて使う。

キャブレターはCRφ31mmで点火はウオタニSP2。新品同等以上の質を作り込んだT.T.Rリビルドエンジンにも良く合う組み合わせ。

クイックリリースタイプのフロントフォークはCB1000SF用φ43mm。この太さもオリジナルAMAレーサーのφ41.3mm(NR500用転用)を彷彿させる部分と言っていい。フロントフェンダーは19→17インチ化に合わせて加工。前側が極力タイヤに沿うのもポイントとなる。

ホイールはダイマグ3本スポークの3.50-17/4.50-18インチで、スイングアームはアルミ角型+リブ。リヤショックはアラゴスタ製をチョイスしている。

排気系はイエローコーン・プロヘッダーを装着。ブラック塗装×メガホンエンドのルックスは、やはりAMAスーパーバイクのスペンサー車を意識したもの。

全体を支えるフレームは4カ所を補強しレイダウン、サブフレームを溶接しての一体加工等も行った。ステップはOVER製。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

From our blog

  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025
  • 【CUSTOM MACHINE IMPRESSION】ヨシムラが繰り出したZ900RSカスタムの最新究極形を味わう!17 4月 2025

ザ グッドルッキン バイク

  • Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

    Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

  • SP忠男×ナイトロン XSR900 GP<br>(ヤマハ XSR900 GP)

    SP忠男×ナイトロン XSR900 GP<br>(ヤマハ XSR900 GP)

  • BUNKER INPRINT CL250<br>(ホンダ CL250)

    BUNKER INPRINT CL250<br>(ホンダ CL250)

  • クラスフォーエンジニアリング ZX-14R<br>(カワサキ ZX-14R)

    クラスフォーエンジニアリング ZX-14R<br>(カワサキ ZX-14R)

  • ACサンクチュアリー GPZ900R<br>(カワサキ  GPZ900R)

    ACサンクチュアリー GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends

愛車とのバイクライフを、より豊かに楽しむためのアイデアを提供する新雑誌。 愛車をもっと知りたい、カッコよくカスタムしたい、そして上手に走らせたい…ライダーなら誰もが気になる情報をより広く、深く提供して参ります。

Content

  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要

お知らせ

  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025
  • 【CUSTOM MACHINE IMPRESSION】ヨシムラが繰り出したZ900RSカスタムの最新究極形を味わう!17 4月 2025
  • 【4月20日開催】
    『ザ・グッドルッキンバイク撮影会』
    CBファンミーティング2025のお知らせ
    12 4月 2025

Contact us

  • Address: 東京都中野区鷺宮3-44-8-101
  • Phone: 03-5356-8575
  • Email: info@handl-mag.com
©2019 H&L PLANNING Co.,Ltd. All Rights Reserved.

詳しい購入方法は、各サイトにてご確認ください。 書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。

 
 

弊社・株式会社H&L PLANNINGでも、銀行振込・現金書留での直接のご注文も承っております。

ご希望の場合は、必要事項(お名前、ご住所、電話番号)を明記の上、メールにてご連絡ください。 追って、お支払い方法と商品ご発送の流れを返信させていただきます。 メールアドレス:info@handl-mag.com ※ご返信まで数日を要すこともございます。予めご了承ください。お急ぎの場合は上記各サイトからのご注文をお勧めいたします。