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エスパーVMAX(ヤマハVMAX)

得意のターボチューンを個性派外装と組み合わせる

エスパーVMAX
(ヤマハVMAX)

取材協力:エスパー TEL044-422-5066 〒211-0012神奈川県川崎市中原区中丸子431
URL:http://esper.jp
2021年 10月 15日

好きな車両を全部入りにして楽しさを膨らませる

エッジの効いたデザインを持たせた外観や、車体周囲を這うようなレイアウトによって、すぐそれと分かるインタークーラー・ツインターボにNOS(ナイトラス・オキサイド・システム)。前後17インチホイール化も行われて、言わば全部盛りといった感のあるヤマハVMAX。見ているだけでも、このようになった内容やバックグラウンドが思わず気になる。

「“付けたもん勝ち”という感じで、大変なことになってますよね」と、依頼を受けた製作者のエスパー・小宮さんは楽しそうに言う。エスパーはMAX580psのVMAX1700を手がけ、1200も1700も合わせて30年以上もVMAXチューンを続けるなど、VMAXと過給は得意中の得意だ。

「オーナーさんは1200の方のVMAXが大好きで、人生をVMAXに捧げるという感じの方なんです。それでNOSもターボも付けて、ゆくゆくは300サイズのリヤタイヤを履きたいって。“おお、出来ることは全部していきたいんだなあ”という理解を私もして、それで手を入れていったんです。外装はオーナーさんが仕立てていってます。

ターボの配管もその外装に合わせるように通していったり、ルックス面も結構凝りました。ターボはキャブターボで、タンクカバーの中にサージタンク(過給新気の貯圧部)を置いて、その上からCBR1000RRのように燃料を噴く追加インジェクターを4本付けて、350psは出せる作りにしたんです。それでセッティングを進めていくと、“パンチが出過ぎて乗れない”ということで(笑)、今は160ps仕様で収めています。

実際の使い道としてはツーリングメイン。それが、オーナーさんは毎日のように走ってらっしゃるし、ターボもNOSも、付いていることで満足はしていただいてます。パワーよりファッションという感じですが、発想自体は面白いし、十分アリですよ」

たとえファッションだったとしても、追加された過給システム=ターボもNOSもリアルに機能することは、小宮さんが説明してくれる口調からも良く伝わってくる。逆に考えれば、そのリアルが、飾りではない迫力を生んでいることも分かる。

カスタムは自分の思いを形にすること。それならばファッションでも十分。ただ、本物を知るお店が本物をきちんと付けた裏付けがある。ならば前述のように、気分も本物。この先にある300幅という超ワイドタイヤ仕様も、同様に楽しまれるはずだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

メーターは速度計を中央から左に移した上で右にPIVOTステッピングモーター式エンジン回転計を追加、上にブースト計も加え、ナビシステムやヨシムラ・マルチメーターも追加。タンクカバー部の燃料計やエンジン回転計、インジケーター類も純正のまま装着される。

ステアリングヘッド部に横置きしたハイパープロ製と、左サイドのNHK製とで2個使われるステアリングダンパーや、エッジの立ったタンクカバーはオーナーが装着したもの。左右マスターシリンダーはブレンボRCSで、メーターバイザー追加やミラー変更も行っている。

アルミサイドカバーを結晶塗装した上で装着、シートはクロスステッチやキャリアを兼ねたシーシーバーによってゴージャスなクルーザー的な雰囲気も作り出す。さらにシート周囲を囲うようにターボからの加圧新気配管が配されるのも、この車両の特徴的な部分だ。

カーボンヒールガードを備えたシンプルなアルミ削り出しステップを装着。クランクケースカバーやフロントギヤカバーも結晶塗装が施される。

1199ccの70度V4エンジンとBDS35×4のキャブレターはVMAX(1200)ノーマルで、クラッチカバーをスケルトン化して縦置きオイルクーラーを追加。過給はギャレット製タービンによるシングルターボとNOSを併用、NOSは付いているが撮影時点では使っていないとのことだった。

ターボからの加圧新気は車体左下からインタークーラー内を上がってダミータンク内のサージタンクに入り、キャブ→ポートへ流れる仕組み。サージタンクには追加燃料インジェクターが4本、スロットルボディにはNOSノズルが加えられる。ターボで320ps、計350ps超にもパワーアップ可能。

車体右後ろ、右リヤショック外側に置かれたギャレット製タービン。この後部から入ってきた新気は、タービン前側に流れてきた排気で加圧され、写真左上のパイプから車体後ろ~左を通ってサージタンクに入る。左ショック外側にはブローオフバルブが置かれている。

足まわりにも当然強化の手が入り、フロントのφ43mmフォークはスプリングを変更、ブレーキもブレンボ製4ピストンキャリパー化している。

リヤショックもオーリンズに置換。リヤブレーキまわりはブレンボ・キャスト4ピストンキャリパー+モトマスターディスクで強化。前後ホイールはアルミ鍛造・5本スポークのゲイルスピードTYPE-Sでサイズも[純正値:2.15-18/3.50-15→]3.50-17/5.50-17インチに変更している。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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