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カスタムファクトリー刀鍛冶GSX1100S(スズキGSX1100S)

ツクバ59秒でラップするハーキュリーズ ・カタナ

カスタムファクトリー刀鍛冶GSX1100S
(スズキGSX1100S)

取材協力:カスタムファクトリー 刀鍛治 TEL0721-55-2614 〒584-0085大阪府富田林市新家1-2-18
URL:http://www.katanakaji.com/
2021年 5月 21日

公道カスタムへのフィードバックも考えて製作

スズキGSX1100Sカタナをどこまで速くできるか。この命題に挑んできたのが“なにわの刀鍛治”ことカスタムファクトリー刀鍛治の石井光久さんだ。石井さんはヨシムラGS1000Rに惚れ込んで以来、好きなカタナのチューニングを長年手がけてきた。いつかカタナで速いレーサーをという思いで、TOTではハーキュリーズクラスに、油冷エンジンを搭載した#34カタナを行方知基選手のライドで’14年から走らせている。ここで紹介するのは、2020年秋(「カタナマミレ」出展時。部分写真は2018年のもの)の姿だ。

まずフレームは、ダウンチューブとバックボーンの一部を1100カタナベースとし、現代GSX-S1000の17インチディメンションを落とし込んでスチールで製作。これは石井さんの一番得意な部分でもあった。エンジンは2バルブGS→4バルブカタナ→油冷というスズキ・フラッグシップの系譜をなぞるように、油冷GSX-RをベースとしてJEピストンで1277cc化。ほかハイチューンのいち到達点と言えるドラッグチューンのノウハウも織り込んで、極限と言える170ps超を発揮。車体側も現代ミドルクラスやリッタースーパースポーツ並みの190kgジャクで仕上げている。

そうしてカワサキ車全盛の中で車両は徐々に熟成され、’18年SATSUKI STAGEでは5位入賞。’19年にはSATSUKI STAGE/KAGURADUKI STAGEとも3位入賞(’20年は参戦せず)と、上位に安定して入賞するようになった。

石井さんはこのオリジナル・カタナに注ぎ込んだノウハウ=エンジンオーバーホールや加工、セッティング。フレームの修正や補強、もちろん修理に整備にカスタムといった部分を、ストリートにもフィードバックしてくれる。同店は’20年5月から、移転して広くなったファクトリーで活動中だから、オリジナルパーツも含めてカタナで頼みたいことがあれば、ぜひ相談してほしい。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

フレームはバックボーン部やダウンチューブまわりがカタナで、全体の構成を現代化した。背面部は左右をつなぐプレートが複数入り、シートレール立ち上げ部や背面外/ループ内側にも補強や橋渡しプレートが入るとともに、補機類のマウントとしても活用されている。

油冷ベースのDOHC4気筒エンジンはベビーフェイス扱いのJE鍛造ピストンで1277cc化。コンロッドもキャリロH断面、ミッションも刀鍛冶扱いの6速が入る。点火はウオタニSP-2で吸気はFCRφ41mm、排気系は撮影時点ではJ-CUSTOM製4-1で、新作の構想もある。

エンジンはφ83mmのビッグボア化後ヘッドひずみに悩まされたものの、クランクケース~シリンダーヘッドをつなぐスタッドボルトのうち、両端でオイル通路を兼ねる部分の部分を廃し、オイルラインを外出しとする。170ps超を得ながら油温110℃で安定することが出来たという。

ステアリングステムはGSX-R1000対応品でフロントフォークはGSX-R用オーリンズFGR倒立。ノーマル同形状のカーボンナセル内に収められたメーターはイギリス・スキッシュ製(刀鍛治で取り扱い中。各車種用オーダー可能)だ。セパレートハンドルはベビーフェイス製をマウントする。

前後ホイールはアドバンテージ・イグザクトの3.50-17/6.00-17インチで、フロントブレーキまわりはブレンボCNCラジアルキャリパー+サンスターディスク。前後フェンダーはフロント/シートカウル/アンダーカウルともどもマジカルレーシング製カーボンを装着、軽量化にも貢献するものだ。

スイングアームはGSX-R1000K5用で、これににオーリンズTTXショック(前後ともS&Eプレシジョンがチューニングを担当)をセットする。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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