ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends
  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
  • プレゼント応募
  • 会社概要
エスパーVMAX1200(ヤマハVMAX1200)

系列モデルのエンジンで上質クルーザーに変貌

エスパーVMAX1200
(ヤマハVMAX1200)

取材協力:エスパー TEL044-422-5066 〒211-0012神奈川県川崎市中原区中丸子431
URL:http://esper.jp
2021年 4月 02日

ワンオフ連発で完成したモンスタートルクマシン

「元々この車両のオーナーさんはヤマハVMAX1200を1400cc化したり、後継の1700もターボ化したりして楽しんでらしたんです。それが事情から他社モデルに乗っていたんですけど、パワーを初めとして、物足りないと。それでもう1度VMAX1200に戻られたんです。

でも今までの経歴からすると、1200でも非力に思えたそうです。それで60歳超えて、“これが最後のバイクになるかなあ”と相談されて。じゃあ、“私がおごる(笑)から、誰もやってない、世界のどこにもない、ロイヤルスターのエンジンを載せましょう”って作ったんです」

楽しそうにこのバイクのバックグラウンドを教えてくれるエスパーの小宮さん。VMAX1200誕生の元となったクルーザー、ベンチャーロイヤル。その発展型のXVZ13ロイヤルスター(VMAX1200と同じ70度挟角の、1294ccエンジン)だから、写真を見ればすっきり収まったように思える。

「いやいや、それが! です。エンジンはフレームに当たる、ジェネレーターはVバンク内に入らないなど、近いモデルだからポン付け、なんて夢みたいな話(笑)。キャブレターにしてもVMAXのは合わなくて。たまたま私が持っていた2連のFCRにインマニを作って何とかできましたが、この車両を見て“お、付きそう”なんて思わない方がいいですよ」

いかにもカスタムらしい手順と苦労で出来上がったこの仕様だが……。

「ロイヤルスターがクルーザーですからパワーも100psそこそこかなと思って試乗してみたら、びっくり。とにかくトルクがすごいんです。VMAXにプラス100cc分の余裕があって、ポートが細く長いのも効いてるんでしょう。ターボとはまた違って、余裕どころじゃない押し出し感。外観も空冷風フィンが付いて、面白い乗り物になって、オーナーさんも喜んでくれました。でも、この仕様はもう作れないなあ」

数あるパワーチューンをこなす小宮さんにして、この感想。期せずして空前絶後の1台、これぞカスタムを地で行くような1台となったのだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

GIVI製のバイザースクリーンを追加して快適性を高めている。フロントマスターシリンダーはブレンボ・ラジアルポンプだ。

センター単眼式の速度計、またタンクカバー上に置かれるエンジン回転計やインジケーター類のレイアウトは、VMAX1200純正そのままだ。

外装はVMAX1200の'05年北米仕様純正のレッドで、タンクカバーには隠しフレアパターンとVMAX20周年記念エンブレムが見える。

前後分割式のシートやテールのアルミグラブバー、前半部のダミーエアダクト等やサイドカバー等も、VMAX1200のノーマルパーツをそのまま使う。

空冷風フィンの付いたシリンダーを持つエンジンはVMAX(VMAXは水冷らしくすっきりとした外観だ)の1199ccから約100ccアップした、ロイヤルスターの1294cc・70度V4エンジン。フレームを初めとした各部への干渉を避け、文字通りにワンオフを駆使して積まれている。

ダミータンクカバーを外して現れるのは2連のダウンドラフト・FCRキャブレターとラジエーターリザーバータンク(こちらは純正状態で付いている)。FCRはたまたまショップにあったもので、見る限りスムーズに付いているようだが、マニホールドをワンオフ、装着した。

φ43mmフロントフォークはVMAXノーマルで、フロントキャリパーはブレンボ4ピストンに、またディスクはウェーブタイプに換装している。

4本出しのマフラーはエスパーオリジナルで、VMAXのV4エンジンらしさをサウンドでもトルクでもサポートする。もちろんV4のロイヤルスターにもマッチし、ここではスタイリングを上質にするのにもひと役買っている。リヤブレーキキャリパーもブレンボ4ピストンだ。

2.15-18/3.50-15インチの変則ディッシュホイールやシャフトドライブ+パイプのスイングアーム等の足まわりは、後期VMAX1200のノーマルがベース。リヤショックはオーリンズに換装される。完成した状態を見ると、普通にこのようなエンジンを積んだ車両にすら感じられる。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

From our blog

  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2022年8月号(Vol.38)は6月27日(月)に発売!
    23 6月 2022
  • KATANA&GSX1100Sカタナ NEWEST INFOS. Part2/アグラス & ブルドック & アールケー・ジャパン & ウエストパワー23 6月 2022
  • KATANA&GSX1100Sカタナ NEWEST INFOS. Part1/キジマ & マジカルレーシング16 6月 2022
  • 空冷カタナや油冷搭載車に多くのノウハウを持つ・カスタムファクトリー 刀鍛治09 6月 2022

ザ グッドルッキン バイク

  • モトレガシー SB5<br>(BIMOTA SB5)

    モトレガシー SB5<br>(BIMOTA SB5)

  • ブルドックZ1<br>(カワサキZ1)

    ブルドックZ1<br>(カワサキZ1)

  • クラスフォーエンジニアリングZ1000LTD<br>(カワサキZ1000LTD)

    クラスフォーエンジニアリングZ1000LTD<br>(カワサキZ1000LTD)

  • HIRATA SPL. HB2<br>(BIMOTA HB2)

    HIRATA SPL. HB2<br>(BIMOTA HB2)

  • ファナティックハートZ1000LTD<br>(カワサキZ1000LTD)

    ファナティックハートZ1000LTD<br>(カワサキZ1000LTD)

ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends

愛車とのバイクライフを、より豊かに楽しむためのアイデアを提供する新雑誌。 愛車をもっと知りたい、カッコよくカスタムしたい、そして上手に走らせたい…ライダーなら誰もが気になる情報をより広く、深く提供して参ります。

Content

  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
  • プレゼント応募
  • 会社概要

お知らせ

  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2022年8月号(Vol.38)は6月27日(月)に発売!
    23 6月 2022
  • KATANA&GSX1100Sカタナ NEWEST INFOS. Part2/アグラス & ブルドック & アールケー・ジャパン & ウエストパワー23 6月 2022
  • KATANA&GSX1100Sカタナ NEWEST INFOS. Part1/キジマ & マジカルレーシング16 6月 2022
  • 空冷カタナや油冷搭載車に多くのノウハウを持つ・カスタムファクトリー 刀鍛治09 6月 2022
  • 軽く、動かしやすくをパーツ選択時点から作り込んでいく空冷カタナ。KATANAにはオールラウンド性を高める提案を・ブライトロジック【後編】03 6月 2022

Contact us

  • Address: 東京都中野区鷺宮3-44-8-101
  • Phone: 03-5356-8575
  • Email: info@handl-mag.com
©2019 H&L PLANNING Co.,Ltd. All Rights Reserved.

詳しい購入方法は、各サイトにてご確認ください。 書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。

 
 

弊社・株式会社H&L PLANNINGでも、銀行振込・現金書留での直接のご注文も承っております。

ご希望の場合は、必要事項(お名前、ご住所、電話番号)を明記の上、メールにてご連絡ください。 追って、お支払い方法と商品ご発送の流れを返信させていただきます。 メールアドレス:info@handl-mag.com ※ご返信まで数日を要すこともございます。予めご了承ください。お急ぎの場合は上記各サイトからのご注文をお勧めいたします。