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テクニカルガレージRUN GSX-R1000R(SUZUKI GSX-R1000R)

お勧め手法を採り入れながらさりげなく個性化も図る

テクニカルガレージRUN GSX-R1000R
(SUZUKI GSX-R1000R)

取材協力:テクニカルガレージRUN 〒260-0001千葉県千葉市中央区都町2-2-7 TEL043-309-5189
URL:https://www.tg-run.com/
2025年 3月 28日

車両とパーツをよく知るお店の助言を元に個性をプラス

バイクに乗るのも手を入れるのも趣味というオーナーが、セパレートハンドル車がほしいとしてGSX-Rを挙げた。その車両探しでテクニカルガレージRUN(TG-RUN)を訪ねてGSX-R1000Rの2019年型L9を購入。スズキの正規販売店であり、カスタムや整備はもちろん、サーキット走行を始めとした多彩なシチュエーションのことも理解する同店でアドバイスを受けて各部を変更してきたという車両だ。

基本的にはTG-RUNのコンプリートカスタム=ヴァージョンアップ・コンプリートの流儀に則っていて、良質なベースを構築(ここでは新車)した上で、制動力や衝撃緩衝性、そしてライダーの操作性を良質に高めながら、軽くする。良質にというのは、制動力ならただブレーキが効くというのでなく、そのコントロール性の分解能を高める。衝撃緩衝性ならばただショックを緩和すすればいいでなく、その動きを情報としてライダーに伝え、車両の動きを分かりやすくするという具合だ。場合によっては動力系のスープアップも加えて、車両の本質をより引き出し、かつ各オーナーに合わせて製作する。

パーツは基本的にはオーリンズショックにマルケジーニホイール、ブレンボブレーキシステムにサンスターディスク、TG-RUN製ポジション系が使われるが、ホイールの真円度やサス、ブレーキの作動性に効力は、勧めたいから使うものだとTG-RUN・杉本さんは言う。

ただ、何が何でもこれらでないといけないというわけではなく、ユーザーそれぞれの使い方に合うかも十分に考慮するのも、ヴァージョンアップ・コンプリートの特徴と言える。ブレンボだから、レーシングだからではなく、この使い方をするならこの組み合わせという具合で、杉本さん自身も使っているものやシチュエーションも反映して構成される。ブレンボレーシングマスターの場合、装着が容易でなかったり、ブレーキランプスイッチはどうするなど付帯する問題もあるが、それも対応する。車両製作だけでなく各パーツの換装を行う際に、杉本さんが各オーナーの使い方を聞き、使用中の車両ならその状態を見るのだが、それは、正しい情報を得て正しい選択を判断するためで、過剰なものを勧めるためではない。

この車両ではベースにそれを適用しながら、作業やパーツのことを理解し、自分でもできるパートの作業はやるというオーナーの個性も反映している。全体として純正に見えながらさりげなく他と異なることも視野に入れ、少し低く長く、パーツ選択やその色などでオリジナル化しているというのがそこだ。改めて書けば、オーナーはRUNで車両購入後にパーツを換えながら週に2度ペース、もう2万kmの距離を重ねたという。複数の車両を所有しながらだから、気に入られていることも分かる。ストリートを主体に、杉本さんがアテンドする走行会も走り、アオキ・ファクトリー・コーチングもこの車両で受けていて、走りの性能も問題なし。次のステップとしてオーリンズ・フロントフォークと、少し垂れ角を抑えたハンドルを使う予定で、これらは既に用意済み。現状でも走っての楽しさがいいと評されていて、換装後、そしてその先も楽しみな1台となっている。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

フルペイントに見える外装は2019年型L9純正のメタリックマットブラック№2で、このカラーで入っている赤色のSUZUKIおよびGSX-Rロゴを外したもので、これもさりげない個性化に効いている。フロントカウル左に入る黒のトライバルパターンは「RUN」の文字で、こうしたアレンジも楽しい。ヘッドライトとウインカーのレンズは車検に通るスモーク塗装を行っている。

ハンドルは撮影時点で純正だがこの後に垂れ角を抑えたものに換装予定。メーターおよびミラーも純正。フロントマスターはブレンボ・レーシング、クラッチホルダーはゲイルスピードに変更し、操作性を高めてた。

カウルサイドのボルトは64チタン製で、ブラック仕立てとしていかにも感を消し、さりげなさの中に個性化を図るというテーマに寄与する。こうしたこだわりも全身に込められる。

アルミ削り出しで立体仕立てとしたフェンダーレスKITはギルドデザイン製GSX-R1000R ビレットライセンスホルダーのブラックだ。

水冷直4のエンジンはGSX-R1000Rノーマルで、ラジエーターコアガードを追加しECUチューンを施す。それで十分速いので他に手を入れやすいともオーナーは言う。

フロントスプロケットカバーはオーナーが自身でカット加工してスプロケットをあえて見せることで、車両全体を低く長く見えるようにもしている。細かい部分から全身の変化を把握するというのも面白い部分だ。

6ポジションのTG-RUNライディングステップキットは車体に合わせたブラック仕上げ。左右のエンジンカバーはGBレーシング製をセットする。

フロントフォークは撮影時点では純正BFF(バランスフリー・フロントフォーク)だが、既にオーリンズを用意済みで今後換装する。フロントブレーキはブレンボ・レーシングラジアルCNC 4Pキャリパーにサンスター・ワークスエキスパンドディスクでフロントフェンダーはマジカルレーシングのフォークガード一体形状。

リヤブレーキはブレンボCNC 2Pキャリパー+サンスター・プレミアムレーシングディスク。

リヤショックはオーリンズTTX GP 2018(SU468)に換装し、レーシングサプライ製可変式リンクロッドを組み合わせる。ホイールはオーナーの好みでMAGTAN JB4の3.50-17/6.00-17サイズを履き、ピボットと前後アクスルシャフトはチタンでワンオフしている。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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