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アクティブ ZRX1200DAEG(カワサキ ZRX1200DAEG)

ノスタルジックイメージの中に扱いやすさも狙う1台

アクティブ ZRX1200DAEG
(カワサキ ZRX1200DAEG)

取材協力:アクティブ TEL0561-72-7011 〒470-0117愛知県日進市藤塚7丁目55番地
URL:https://www.acv.co.jp/
2024年 12月 20日

いつまでも新鮮さを失わないダエグのアクティブ最新デモ車

ZRX1200DAEGは2016年に生産終了してもう8年経つが、未だに大きな支持を受け続けているし、古さが感じられない。アフターマーケットパーツもまだ新作が出るほどと言えば、そのほども分かるだろう。多くの自社パーツや海外ブランドパーツを送り出すアクティブも折に触れてDAEGベースのパーツ/パッケージ提案デモ車両を作り、2024年には5世代目の車両を製作した。テーマは「ちょっと古い」。カスタムのあり方に原点回帰し、新しさを加えながらノスタルジックさを感じさせる仕様で仕立てた。

アクティブ・DAEG開発部の福田哲史さんは「バイクらしい形で、それでも絶対性能は現代モデルにも劣らず、手を入れるとどんどん魅力を増してくるのがDAEGというバイクだと思います」と車両を捉え、同じく開発部の安宅健二さんは「DAEGもカスタムの定番は進化の方向ですが、今回はクラシックに振って、ヘビーユーザーもおっと思えるメニューを取り入れてみました」とのこと。新たに施されたカラーリングは、1982年のZ400GP純正の鮮やかなファイヤクラッカーレッド。

ホイールはアクティブが製造・販売するアルミ鍛造のゲイルスピードで、十字型4本スポークによってジャパンクラシックをイメージさせるとして’23年にリリースしたタイプJを履く。スイングアームも新開発のアクティブ・口の字断面として剛性を抑え、しなりを生かしつつ、目指すネオクラシックの雰囲気を作る。ここは併売されるプレスフォーミングタイプとの選択幅と言っていいだろう。

「ブレーキキャリパーもラジアルマウントやブリッジ付きの高剛性品ではなく、軽量でシンプルな横置きのミドルレンジ品を使っています。ブレーキを強くし過ぎないことで、フォークの動きをスムーズにするためなんです」と福田さんは続けてくれるが、その横置きの醸し出す雰囲気は最新のラジアルマウントと異なるカスタムブームの頃のそれ。効きは立ち上がりで緩やか、握り込めば効くから十分なもの。合わせてアクティブ扱いのハイパープロAH1フロントフォークもゆっくりとストロークして、戻りのダンパーが効くセッティングとしている。これらによってDAEGノーマルでのブレーキ初期の効きの強さやフロントフォークの沈み込みと戻りの速さといった、割とネガに捉えられがちな特性を緩和し、車体全体をコンパクトに感じ、かつよく回る印象も与えられている。

動力系は1164ccエンジンはそのままにワイバン・チタンEXを装着し、軽くなった車体を小気味良く扱わせてくれる。もうひとつ、ノーマルフレームの左側に配されたアクティブ・パドーマンスダンパーも細かい振動を抑え、乗り味を純粋なものにしてくれる。こうしてアクティブのパーツ群それぞれの効果を発揮させつつ、それをパッケージ化したときの相乗効果を引き出し、バランスさせる。このアクティブ第5世代DAEGは、そのまとまり感とセッティングにも注目しておきたいのだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

コンバーチブルステムキットでフォークオフセットを純正30から28mmに変更し、安定成分を高めながらセッティングで軽快性も確保。ハンドルバーはアクティブROADアルミハンドル・ミディアムタイプのショットブラックで車両全体の雰囲気に合わせる。

左右マスターはともにゲイルスピードVRD。クラッチ側には右フルバンク中など、フットブレーキを操作しにくい時に左手親指でリヤブレーキを操作できるゲイルスピード・サムブレーキの操作部も見える。ミラーはナポレオン×しゃぼん玉のオリジナルネイキッド2ミラー・ブラックを装着。

ステップはゲイルスピード・フットコントロールキットで、純正から最小限の3つの位置選択で効果を最大に発揮する。シードはスプリームシートのウレタンハード仕様を使う。

アクティブのヒット商品のひとつ、ナンバーホルダー両側に一体で装着される縦長のLEDウィンカー。フェンダーレスはLEDナンバー灯つきで、リフレクターも追加している。ゲイルスピード・リアマスターシリンダーも見える。

エンジンはDAEGノーマルで、吸気系は純正FIにDNAブランドのビレットキャップつきエアフィルターを装着、排気系はフルチタンのアールズギア・ワイバンクラシックRフルエキゾースト・チタンドラッグブルーとした。エンジン左サイドにはアクティブの車種専用キットによってパフォーマンスダンパー(本体はヤマハ発動機製でアクティブが各車用キットを用意)をマウントする。ノーマル車にもカスタムにも効果ありで効果の大きさはぜひ実感してほしい。

φ43mmのフロントフォークはJapan SpecのハイパープロAH1φ43ブラック。フロントブレーキはゲイルスピード・ビレット フロント4Pキャリパーφ34-30 シルバー 40mmピッチにモトマスター・ナイトロ ロードディスクを組み合わせる。

リヤブレーキはゲイルスピード・ビレット リア2Pキャリパーφ34 シルバー 84mmピッチにモトマスター・ヘイローディスク リアを組み合わせる。ブレーキラインはフロントともアクティブのビルドアラインだ。

前後ホイールはアルミ鍛造で十字デザインスポークを持ったゲイルスピードTYPE-J、コントラスト アルマイトレッドでリヤが純正より1サイズ広い3.50-17/6.00-17サイズを履く。タイヤはブリヂストンS23でフロント120/70ZR17、リヤ190/55ZR17サイズ。リヤショックはハイパープロDP-SでドライブチェーンはEK ThreeD 525Z(GP;GP)。

適度な剛性としなりを目指してメインのパイプ材から新規設計したアクティブ・口の字断面スイングアーム。写真はそのメイン部材とエンドピースだ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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