ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends
  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要
安田商会 CB750F(HONDA CB750F)

20年超前に1100化した車両をエンジンに合う足まわりへ

安田商会 CB750F
(HONDA CB750F)

取材協力:安田商会 TEL0587-36-9555 〒492-8447愛知県稲沢市野崎町北出6-1
URL:https://www.tebasakirider.com
2024年 9月 18日

仕様は似てくるけれど安心できて変化も加えやすい

安田商会によるCB750F。以前掲載した車両と同じスペンサーカラー&17インチ仕様なのだが、素性や構成は異なっている。

「20年くらい前にリアルパワーコーポレーションさんで作られたもので、私もその頃の車両の様子を覚えています。エンジンはCB1100Fを積んでいて、ワイセコピストンも当時組んでいます。

フレームも補強されています。前後17インチ仕様で、作った当時はヤマハの市販レーサー、TZ250の足まわりを使ってコンパクトに作っていました。今回はウチのステムを使うことを決めて、迫力あるようにと改修しています。

オーナーさんは製作してからもう長く乗っていらっしゃって、こうして段階ごとに仕様を変えています。次はもう1台(冒頭の前回掲載車両。サイドカバーはCB900Fロゴ)を参考にして、フロントマスターをブレンボにするのかな」(安田商会・安田さん)

この車両は安田さんの言葉通りに車体まわりも仕上がっていた。それを今回経年に応じた整備を行い、パーツ供給も考えての仕様変更を行ったということだ。純正だけでなく、社外パーツも20年続くものは珍しいから、何かあっても困らないように。タイヤなどが進化するように、パーツも素材や製法、時には理論の進化でアップデートされるから、その恩恵も得られる。また、同じショップに出入りする車両を互いに(前述した掲載車は、この車両のエンジンを参考に今後の計画を立てた)参考にするのもいい。

「いいポイントを拾っていくと車両の仕様は似てくるんですけど、それは定番というか、支持される形、車両を良くするいいパーツを使ったということでいいと思います」とも安田さんは続けてくれる。

これについては何より、しっかり走れる車両ができること。それが満たされるのが一番で、それが確立されたと思えばいい。安田商会のパーツ=CB-Fの17インチ化適合ステムや4-1マフラーはその定番を作るためのアイテム。今後は他製品の供給面のことも考えてスイングアームもこれに加わりそうだ。これを踏まえた上で、個性化にも幅が出てくる。

その個性化にも、安田さんは多くのトライを行っている。例えばカラーリング。同じスペンサーカラーを使ったとしても、この車両ではベースのシルバーに明るいものを選択している。

「US純正色はもっと落ち着いたトーンなんです。今の塗料はいろいろ色調も選べるので、これはあえて青・紺のラインともども明るくして、ちょっと違うカスタムらしさも出しています」

この車両のスマートな雰囲気はこうした点からも加えられるのかもしれない。ホイールやブレーキ系の選択でもそれ=個性は変えていけるだろう。このように、細かな点にも配慮しながらCB-Fの魅力を高める安田商会。もし仕様に悩んだら、どんなことをしたいか相談し、作業を依頼すればいい。その過程で、必要な個性も見えてくるはずだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

左右マスターはブレンボRCSを使う。ミラーは捌きが良く調整もしやすいTANAX・エーゼット4ミラーEX、CB-Fらしいホーンは純正でウインカーは純正に近いサイズ/形状で置き換えられる。

ロータイプのハンドルバーやヨシムラ・デジタルマルチメーターの追加など、コクピット部の構成は安田商会製17インチCB-Fの多くに通じる、いわゆる定番と言える内容だ。

いわゆるスペンサーカラーの北米CB750FCカラーはリペイントして、ベースのシルバーを落ち着いたトーンの純正よりも明るい色調とし、ラインデカールの薄青側ラインもやや明るい配色にして、今どきのスマートな印象を作り出した。

スプロケットカバーはメタルギヤワークスでステップはかつてのチェイスモーターサイクル製をベースとしている。

エンジンは早い段階でワイセコφ72mm鍛造ピストンで1123cc仕様にされ、以後20年超を好調を維持している。クラッチはメタルギヤワークス製油圧クラッチキットで油圧駆動化、スプロケットカバーもメタルギヤワークス製を装着。

キャブレターはFCRφ39mmでぐっと車体に寄ったリアルパワー・コーポレーション製マフラーを車両製作時から組み合わせて使っている。

一新された足まわり。フロントフォークはXJR1200用φ43mmを安田商会オリジナルステムキットによって組み込む。フロントブレーキはブレンボ・アキシャル4Pキャリパー+サンスター・プレミアムレーシングディスクの組み合わせだ。

スイングアームもXJR1200を加工流用するが、フロントの安田商会製ステム&XJR1200用フォークとともに、安田商会では定番的に行われて好結果を得ている手法。ブレーキはブレンボ2ピストンキャリパー+サンスター・プレミアムレーシングディスク。

ホイールはゲイルスピードType-GP1Sで3.50-17/6.00-17サイズ、リヤタイヤは180/60サイズを履く。ドライブチェーンは530サイズ相当のRK・50RXWだ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

From our blog

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025

ザ グッドルッキン バイク

  • ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ  Z1000Mk.II)

    ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ Z1000Mk.II)

  • OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

    OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

  • Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

    Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

  • SP忠男×ナイトロン XSR900 GP<br>(ヤマハ XSR900 GP)

    SP忠男×ナイトロン XSR900 GP<br>(ヤマハ XSR900 GP)

  • BUNKER INPRINT CL250<br>(ホンダ CL250)

    BUNKER INPRINT CL250<br>(ホンダ CL250)

ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends

愛車とのバイクライフを、より豊かに楽しむためのアイデアを提供する新雑誌。 愛車をもっと知りたい、カッコよくカスタムしたい、そして上手に走らせたい…ライダーなら誰もが気になる情報をより広く、深く提供して参ります。

Content

  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要

お知らせ

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025
  • 【CUSTOM MACHINE IMPRESSION】ヨシムラが繰り出したZ900RSカスタムの最新究極形を味わう!17 4月 2025

Contact us

  • Address: 東京都中野区鷺宮3-44-8-101
  • Phone: 03-5356-8575
  • Email: info@handl-mag.com
©2019 H&L PLANNING Co.,Ltd. All Rights Reserved.

詳しい購入方法は、各サイトにてご確認ください。 書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。

 
 

弊社・株式会社H&L PLANNINGでも、銀行振込・現金書留での直接のご注文も承っております。

ご希望の場合は、必要事項(お名前、ご住所、電話番号)を明記の上、メールにてご連絡ください。 追って、お支払い方法と商品ご発送の流れを返信させていただきます。 メールアドレス:info@handl-mag.com ※ご返信まで数日を要すこともございます。予めご了承ください。お急ぎの場合は上記各サイトからのご注文をお勧めいたします。