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しゃぼん玉 GPZ900R(KAWASAKI GPZ900R)

ショップデモ車をオーバーホールも行いつつ乗リ続ける

しゃぼん玉 GPZ900R
(KAWASAKI GPZ900R)

取材協力:しゃぼん玉 一宮店 TEL0586-75-5955 〒491-0834愛知県一宮市島崎1-6-11
URL:https://www.shabondama.co.jp
2024年 6月 03日

ニンジャ不変のスタイルに秘める多様性を引き出していく

ニンジャにはフロントカウルを始めとしたデザインや水冷4気筒のエンジンに「変わらない」魅力があると捉えるしゃぼん玉。大型2輪洋・用品店の中でも格別と言えるハードパーツの豊富さはそのままスタッフのパーツ知識につながり、充実のピットではライトからヘビーまでの多くのカスタムを作ってきた。芯になるのは、オーナーがどう乗るかということ。それに応じた作り込みがある。この車両も、そんなショップとしての考えを反映し、現オーナーがそれを理解して乗り続けるという1台だ。

「8年ほど前(2016年頃)に製作した当店(しゃぼん玉本店)のデモ車だったんですよ。シングルシート仕様のフルカスタムで、パワーよりも車体というイメージで作りました。それを現オーナーの中村さんに販売して、今も大事に乗っていただいています。ここまでに各部メンテナンス、2回のエンジンオーバーホールも受けています。クランクバランス取りも入っています」と、しゃぼん玉マネージャーの滝川さん。

「中心になった車体まわりは前後17インチホイール仕様で、それに合わせたフォークオフセットを持ったステムやスイングアーム、リヤショックをセレクトしています。ストリート中心ということでサブフレームやダウンチューブもなしの仕様ですが、シートレールをカットして高めの位置に再溶接したり、先ほど述べたように足まわりもしっかりさせることで軽快さや操作へのダイレクト感、シャープさも十分に持たせています。その上でニンジャらしさも残しています」

そのエンジンは、製作時に当時手に入る純正部品で精密オーバーホールがされた908cc仕様だが、吸排気系の変更や軽くなった車体で、そのポテンシャルを引き出しやすくしていた。ウイリー製トップエンドオイルフィッティングは後に追加されたものというから、走行距離も伸ばす一方で、それにともなうフォローも十分だというのも分かる。2度エンジンを開けながらスペックはそのままというのも、パッケージとしてのバランスが良いことの証明と言えそうだ。外装もエンジンもニンジャそのものが生産された20年(1984〜2003年)変えなかった部分。そのイメージをほぼそのままにこの車両は、ニンジャが秘める特徴のひとつであるスポーツ性を伸ばし、それを長く楽しんでいる。こういう作り方、そして維持の仕方も、参考にしたい。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

左右ミラーおよびアッパーカウルはニンジャ純正だが、ハンドガード部分はセパレートハンドルとのクリアランスを確保するためカット加工してある。

サイドカバー一体タイプ/シングルシート内部が小物入れとなるシングルシートカウルは車両製作当時に販売していたしゃぼん玉オリジナル品。シートレールはいったんカットした上でカウルの位置を決め、それに合わせて再溶接した。

ステアリングステムはアクティブ製でフォークオフセットは純正40から37mmに。セパレートのハンドルはギルズツーリング、左右マスターは車両製作当時にしゃぼん玉が扱っていたIRCコンポーネンツ。メーターは純正で、アクティブ・デジタルモニターコンパクトとデイトナ・アクアプローバ水温計を追加。

ステップはケイファクトリー・ライディングステップをセット。フロントスプロケットカバーは純正を後部カット/ホール加工したものだ。

エンジンは908ccのノーマルをベースに、車両製作時に純正パーツでのオーバーホールを行っている。その後現在までに2回エンジンは開けられ、クランクバランス取りも行われた。ビッグラジエーターはアクティブ、ウォーターパイプはチタン製を使う。アッパーカウル左右の下側にはしゃぼん玉のGPZ900R用 カーボンアッパーカウルエンドが着き、サイド/アンダーカウルなしでもスタイリッシュに見えるように配慮。フロントウインカーもここにマウントされる。

キャブレターはTMRφ36mmで、これに組み合わされる現在の排気系はしゃぼん玉オリジナル・ストリートスペシャルマフラー。シリンダーヘッド側面に見えるのはウイリーのトップエンドオイルフィッティングだ。

フロントフォークはハイパープロφ43 AH1でフロントブレーキはブレンボ・アキシャル4ピストンキャリパー+アクティブ・クロスロックディスクローターの組み合わせとする。

アルミ角型のスイングアームはケイファクトリー製を使う。軽量化や高効率化も手伝ってドライブチェーンはEK ThreeD 520Zによって純正530から520サイズへコンバートした。

リヤショックはハイパープロのリアショック ホース付タンクタイプのGPZ900R 17インチ用をセットする。リザーバータンクもこのようにショック後ろに置かれる。

リヤブレーキはブレンボ2Pキャリパーをアクティブ製サポートでマウントし、ゲイルスピード・モノフローティングディスクローターを組み合わせる。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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