純正の色違いパーツでトータルルックも変わる
ZRX、そしてカスタムの楽しみ方にはこういう方法もある! RIKIさんのこのZRX1200DAEGを見て、このルックスに至った経緯を聞くと、そんな新鮮な気持ちになる。その経緯は以下のようなものだ。
「車両を入手したのは6年くらい前です。もうひと目惚れという感じで購入しました。2010年式のDAEGで、カラーはキャンディライムグリーン。私はグリーンが好きで、この色が気に入ったんです。ほかの年式にもグリーンはあるんですけど、キャンディなのはこの年だけ。それで何か付けたいと思うパーツが出てくると、主にオークションでですけど探して入手してきました」
変更/追加しているのはオーリンズフロントフォークやリヤショック、アクティブサブフレームにストライカーステップなど。シートも周部にグリーンを加えた仕様になった。
これらと合わせてRIKIさんは2010年型純正ではブラックだった前後ホイールやフロントブレーキキャリパーを2013年型(Z生誕40周年記念 カワサキ正規取扱店特別仕様車)純正のゴールドカラー(形状やサイズは同じだ)に換えるなど、“純正を守りつつおしゃれにする”コンセプトでの作業も行っていた。これも一瞬意外と思えるが、カスタムの手法としては工夫も入っていて参考になるし、面白い。
ところで気に入っていたという2010年型外装は、写真で見るとオールペイントになっている。
「これは最近、オークション販売されているもの(純正外装を塗装仕上げしたものをそのまま販売している)を見つけたんです。ラップ塗装になっていて、色が変わる液晶カラーも使ってある。さっき言ったように緑好きなので、落札しました。ライバルもなしでした」
ペイント自体はしっかりしていて、パターンも塗色もDAEGに似合う。じつは1年ほど前に車両紹介したオレンジのラップ塗装DAEG(紹介ページはこちら)のオーナー、岡野さんとその撮影時のイベント(2&4モーターフェスタ)で知り合い、オールペイントに憧れるようになったとのことで、そこに現れたのがこの外装だった。迷わず購入・装着し、結果、先に換えていたゴールドパーツとの対比も上々。こんなやり方も、十分ありだ。
Detailed Description詳細説明
フロントカウルの形もRIKIさんのお気に入り箇所のひとつ。スーパーコートのスクリーン(50mmロングタイプ)やNK-1ミラー(タイプ2ヘッド)はマジカルレーシング製をチョイス。
メーターカバーやカウルインナーパネルもマジカルレーシング。メーターパネルはODAXでハンドルバーは純正。左右マスターは純正だが、レバーをZETAパイロットレバーに換えている。ハンドルクランプやマスターシリンダータンクキャップもU-KANAYAのグリーンとして統一感を増している。
好きなグリーンを軸に当初は2010年型純正のキャンディグリーン外装そのままで楽しんでいた。本文のように、自身の近くにいたDAEG乗りの岡野さんと知り合って、そのDAEGを見本に一度はフルペイントをと考えていたところにこのラップ塗装+液晶塗装のグリーン外装が目に入り、手に入れたのだ。
シートもグリーン要素を入れて作り替えている。サイドカバーもテールカウルもきちんとラインや色味が合うようにペイントされていて、全体感をしっかり高めている。
ステップはDAEG用のストライカーステップキットTYPE2を装着。その他の変更点はサブフレームがアクティブ・アルミのバフ仕様。エンジンはノーマルでノジマ・ラジエーターコアガードを追加。アンダーカウルも追加する。マフラーはマーベリック・チタンだ。
フロントフォークはオーリンズRWUでケイファクトリー製アクスルスライダーを追加。TOKICO4ピストンキャリパーは2010年型純正ブラックから2013年型特別仕様車純正のゴールドカラーボディに換えている。
D字断面アルミ材製トラススイングアームは純正で、オーリンズ・グランド・ツインショック(KA928)を組み合わせる。ブレーキは純正でフロント同様にホースをステンレスメッシュに換えている。
前後の3.50-17/5.50-17サイズキャストホイールは2010年型純正ブラックから、同形状の2013年型ZRX1200DAEG(Z生誕40周年記念 カワサキ正規取扱店特別仕様車)純正ゴールドカラーに履き替えている。リアフェンダーはエーテック、ドライブチェーンはDIDの525Vを使う。