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ACサンクチュアリー Z1000Mk.II(kawasaki Z1000Mk.II)

RCM所有歴から得られた経験を新たな車両依頼に生かす

ACサンクチュアリー Z1000Mk.II
(kawasaki Z1000Mk.II)

取材協力:ACサンクチュアリー(SANCTUARY本店) TEL04-7199-9712 〒277-0902千葉県柏市大井554-1
URL:https://www.ac-sanctuary.co.jp
2023年 11月 08日

作り手やパーツの進化を十分に反映してオーダーする

ACサンクチュアリーのコンプリートカスタム、RCM(Radical Construction Manufacture)。このMk.llはRCM-596というシリアルナンバーが付けられた、新しめの1台だ。グレー/ブラックベースのモノトーンの中にコントラストを加え、フロントキャリパーはラジアルマウント、マフラーはチタンメガホンと、ルックスを重視しながらもその中に高い機能を融合させる。そこからはスマートな現代カスタムのような感覚も見てとれるが、そこに至る理由は何だろうか。

「ひとつは、オーナーさんの背景にあるかもしれません。以前にもRCMのNinjaスポーツパッケージをオーダーいただき、その後RCMクラフトマンシップ(フルオーダー製作の通常版RCMに対して、ショップで考える仕様を反映した作り置き車両のRCMとして展開されていた)の再販売車両のKZ900を購入され、これが3台目なんです。

ご本人もスポーツ走行が趣味でよく走られますし、車両や各部の違いが分かるというか、見極めがしっかりされている方です。そんな中から、RCMのハンドリングやエンジンフィーリング、トラブルの少なさも評価いただいてます。そんな複数のRCMオーナーとしての経験や判断が、この車両の製作に当たって反映されている。それでスマート感、リアルタイム感のようなものがより濃いめに出ているのだと思います」

ACサンクチュアリーの中村さんはこう、ひとつの理由を教えてくれる。ほかにもありそうだが、それは?

「前にもお話ししましたが、このところのRCM製作側の練度の向上でしょうか。各メカニックの、作り手としての意識や経験の向上。それが私にも分かるし、伝わってくる。その要素のひとつに、内燃機加工を行うDiNx社の存在もあります。

当社とDiNx社は近い距離にありますから、内燃機加工と組み手の意思疎通がしやすい。組み手=担当メカニックは単に内燃機加工でほしい数字を出すだけでなく、“こういうもの(仕上がり)を作りたいので、この数字でお願いします”というようなニュアンスが伝えやすいし、内燃機加工側も“それ(そういう目的)ならこの仕上げ”というように、加工の先、さらに組んだ後も考えの中に織り込んでて作業するような感じでしょうか。それがRCMに対してはエンジンに反映された上で車両に。DiNx社には他のショップさんからのオーダーにも生きているようです」

依頼者の深い理解に、製作者、加工者それぞれの配慮と作業練度。もちろん、進化したパーツの取り込みもある。これらの重なりが、コンプリートの完成度や深みをより高めてくれる。さらにスマートな最前線の姿も提供してくれるのだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

メーターは純正をベースにエンジン回転計をSTACK ST200に変え、ヨシムラ・プログレスメーターを追加。ハンドルバーはデイトナRCMコンセプトハンドルで左右マスターシリンダーはブレンボ・レーシング。ステアリングステムにはスカルプチャーφ43 SPステムKIT TYPE-1を使う。

角型燃料タンクやテールカウル等の外装は純正ベースで、シートは再現性に優れ操作感等も高まるデイトナ・RCMコンセプトCOZYシートを装着。Mk.II純正のストライプパターンをモノトーンで仕上げた塗装は奥進が担当した。

ステップはナイトロレーシング。フレームはサンクチュアリーST-2補強やドライブチェーンラインオフセット軌道対応インライン処理、レイダウン加工等を行った後にブラスト処理してパウダーコーティング仕上げしている。

エンジンはφ73mm鍛造ピストンとPAMS ESTライナーで1105cc化し、パルブガイド入れ替えなども行った上でPAMS HFバルブなども組み込んだツインプラグ仕様。クランク芯出し修正や6速クロスミッション+EVOシステム(アウトプットシャフトをロング化して指示位置も増やし、ミッションに優しくフラットスプロケットが使える)組み込みなども行う。内燃機加工はすべてDiNxによる。

排気系はナイトロレーシングワンオフの手曲げチタンメガホンで、メガホンルックにチタンの性能/機能というコンビネーションも提案。これに組み合わされる吸気系はFCRφ37mmキャブレターだ。

フロントフォークはサンクチュアリーE×MパッケージでオーリンズRWUを組み、フロントブレーキはブレンボGP4 RXキャリパー+サンスター・ワークスエキスパンドディスクφ320を組み合わせる。

リヤブレーキはブレンボGP2-SSキャリパー+サンスター・ワークスエキスパンドディスクφ250mm。リヤショックはオーリンズ・ブラックラインでスイングアームはスカルプチャー 17インチ専用ワイドスイングアームのブラックと、ボディカラーにハードパーツのトーンもうまく生かしてある。

ホイールはアルミ鍛造のO・Zレーシング製GASS RS-Aの3.50-17/5.50-17サイズを履く。ドライブチェーンはEK530RCMのBK;GPをチョイスした。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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