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ブルドック Z1000Mk.II(KAWASAKI Z1000Mk.II)

6速やJ系ヘッドに200幅タイヤも取り込む最新スペック車

20230224 BULLDOCK Z1000Mk.2 01

ブルドック Z1000Mk.II
(KAWASAKI Z1000Mk.II)

取材協力:ブルドック TEL0284-64-9825 〒326-0012栃木県足利市大久保町957-2
URL:https://www.bulldock.jp
2023年 2月 24日
性能復帰以上を狙うオリジナルパーツで維持性も高める

Z1〜Mk.IIの後継となるZ1000J系。メーカー・カワサキがチューニングを進めたそのシリンダーヘッドに置換してさらにツインプラグ化し、1200ccの排気量やブルドックオリジナルの6速クロスミッションも備えたハイスペックバージョンとも言えるエンジンを積んだコンプリートカスタム、GT-MのMk.IIだ。

鍛造ピストンの使用や、Zに最適な手法と数値による内燃機加工。自社で行うことで作業のすべてを把握し、トラブルの元をなくすという手法はここでも適用されている。GT-Mでは、そんな作業に加えて、時に応じて加わるブルドック・オリジナルのエンジンパーツもその大きな要素となっている。送り手たる和久井さんは言う。

「Zをこれからも長く乗ってほしいというのが根本的な理由です。ミッションとオイルポンプで言えば、ミッションは、Zの純正品が出ない。それで中古良品を見繕うなどの手法を使ってきていたものが、もう限界に来ました。いいものはもうない。その対策で用意しました。

メリットはいくつかあって、まず新品になる。同時に、私たちが作っている限りはどれかのギヤだけ交換というようなリペアパーツに困ることはないです。それから、ギヤレシオやギヤ歯、ドッグ(噛み合い部)などの作りが現代的です。

20230224 BULLDOCK Z1000Mk.2 02

レシオは1速がロングで、各ギヤのレシオも、カスタム化して軽くなったZ(編註:例えば70ps/乾燥240kgのZが130〜ps/200kgになるなど)をハイギヤでも無理なく走らせられるようにしています。

5速クロスはトップ5速のレシオをロングにし、ハイチューンエンジンでツーリングも楽しめるような設定としています。純正5速でその上の“幻の6速”を探してしまうようなこともないです。もうひとつの6速クロスはレーシング仕様と言ってますけど、トップ(6速)は5速クロスのトップより少しショートレシオで、ストリートで使っても十分楽しめる設定です。デメリットは、申し訳ないのですがコストがかかることですね。

オイルポンプも同じ。純正新品はもうありませんし、ミッション同様に経年劣化が進んでいる。作られて50年、カスタムブームから考えても25年はエンジンの中で動いてきたものが、これからいい状態にはなりません。作られた当時は最先端だったでしょうが、さすがに50年の年月が経つものだし、今なら素材も加工も精度も高まっています。それを反映した上で、純正に同じギヤ式を作ったんです。

ですからミッションもポンプもエンジンオーバーホールの際に換えてほしい。後から換えようというケースもあるんですけど、エンジンの積み下ろしと開け閉めのコストなどが乗るので、先にやった方がいいですね。それで今GT-Mでも8割以上で使っています」

加工もさることながら、単に新品置換による性能復帰だけでなく、それ以上の性能を盛り込めるパーツも作る。それによってこの先の安心を作る。車体側も単に17インチ化するのでなく、今標準となってきたリヤ200幅タイヤに合わせた最適セッティングを導き、反映させる。これもこれからを考えた作業だ。常にいい状態を作り、それを長く楽しんでほしい。この車両からは車両の作り手、Zのためのパーツの作り手たるブルドックからのそんなメッセージも読み込めるのだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

メーターは純正をベースにホワイトパネル化し、ヨシムラ・プログレスメーター2を追加。ステアリングステムは17インチに適したマッコイを使う。

油圧駆動化したクラッチおよびフロントブレーキのマスターシリンダーはともにブレンボRCS。リザーバータンクもバランスの取れたサイズを選択している。カーボンボディのミラーはマジカルレーシング・NK1ミラー・タイプ1ヘッド。ヘッドライトステーはマッコイだ。

シートはマッコイ・スプリーム。内部ウレタンから表皮にもこだわり、快適な乗り心地とともに的確な操作性も作り出す設定を持つ。

ナンバーホルダーサイドにマウントされるリヤウインカー。対するフロント側はオリジナルでオイルクーラーサイドにマウントしている。

エンジンはピスタルレーシング鍛造ピストンで[純正値1015→]1200cc化し、Z1000J系シリンダーヘッドを搭載。ツインプラグ加工とオイルバイパス追加も行われる。ミッションはブルドックオリジナル6速クロス、オイルポンプもオリジナルギヤ式とし、耐久性も上々。

キャブレターはヨシムラFCR-MJNφ41mmのデュアルスタックファンネル仕様。トップカバーはシリンダーヘッドカバーなど同様にブラックの結晶塗装がされる。

フロントフォークはオーリンズRWUのブラック。フロントブレーキはHEL 4ピストンキャリパー+マッコイ×サンスターコラボディスクの組み合わせだ。

リヤブレーキはHEL 2ピストンキャリパー+マッコイ×サンスターコラボディスク。フルチタンの排気系はWinMccoyフルエキゾースト。

リヤショックはオーリンズ・ブラックラインでスイングアームは7N01アルミ目の字断面材によるMccoy。ホイールはアルミ鍛造のラヴォランテ・レジェンダで3.50-17/6.00-17サイズ。200幅リヤタイヤ(扁平率55%)に合わせた車高セッティングもしっかり行われる。ドライブチェーンはRKの530サイズだ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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