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T.T.Rモータース CBX(ホンダCBX)

CB-F用パーツを使ってユーティリティも強化する

20220810 TTR Motors CBX 01

T.T.Rモータース CBX
(ホンダCBX)

取材協力:T.T.Rモータース TEL048-925-8655 〒340-0017埼玉県草加市吉町4-3-28
URL:http://bike-ttrm.com
2022年 8月 10日

足まわりを軸に軽快さを高めたシルキーシックス

ホンダは1970年代終盤に、世界最大の2輪市場・アメリカに次ぐ主要市場であるヨーロッパでのシェア拡大を狙った。そのためにスポーツバイクのラインナップを強化し投入する、通称“ノルマンディ上陸作戦”を展開する。1979年に投入されるCB-Fシリーズもその中にあったが、その少し前の1978年型として現れ、ノルマンディ上陸作戦の中心にあったのが、6気筒GPマシン・RC166の系譜を汲むDOHCヘッド並列6気筒のCBX(1000)だった。1047cc・空冷直6エンジンというCBXの存在感は今でも大きなインパクトを残す。

そこでこの車両だが、CBXにオリジナルパーツを多く展開し、同世代となるCB-F/Rも多く手がけるTTRモータースによるものだ。

「エンジンはノーマルで、キャブレターは6連のFCRφ33mm。マフラーやステップキットはビトー(R&D)さんで、前後ホイールはゲイルスピードの18インチ。リヤサスはノーマルチックな社外品にして、スイングアームはGSX-R750ですね」

20220810 TTR Motors CBX 02

このようにTTR代表の林さんは車両の全体感を説明する。仕様を聞いていくと、全体的に軽く扱いやすくしていくという、旧車に今求められる手法を反映した感もある。だが、もうひと味があるようだ。

「実はフロントまわりにはまるごとCB750Fを使っているんです。ウインカー含めてです。CBXはパーツほかの問題もあって、フロントまわりにはなかなか手を入れにくいのですが、CB-F用ならパーツもある。それらを使うと、こんな風になかなかよくまとまるんです。おそらくコアな方でないと、ひと目見ただけでは分からないかも」

林さんのこの言葉からもう一度車両を見ると、CB-Fのパーツにごっそりと入れ替えられているのに、違和感がない。乗り味も、CB-Fカスタムの軽快感でCBXの6気筒フィールという方向のようだ。これはいい目の付け所だ。

ほかにもマフラー/スイングアーム変更時に付かなくなってしまうセンタースタンドを工夫して装着し、さらに本来のシート下の広さを収納に生かせるTTRオリジナルフェンダーレスキット追加と合わせてユーティリティもアップ。楽しく仕上がっているようなのだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

メーターやハンドル、ステムにウインカーはCB750FCを純正流用しているが、気が付かないほどに一体感がある。これは技ありの組み合わせだ。フロントマスターシリンダーはホンダX4の純正流用。外装=燃料タンク/テールカウル/シートはCBX(SC03)をそのまま使う。

CBXの広いシート下スペース(工具で開閉)を有効に収納に使えるフェンダーレスキットは、TTRモータースオリジナルで人気商品となっている。

マフラーステーが特徴的なステップはJB-POWERライディングステップキットだ。マフラーやスイングアーム交換で外しがちなセンタースタンドも装備。

空冷DOHC2バルブの並列6気筒1047ccエンジンはノーマルで、オイルクーラーを変更。OVER RACING製エンジンハンガーでエンジンを搭載、同じくOVER製スライダーも装着している。クラッチはTTRのイージークラッチキットで操作を軽くし、ハーネス類にはジェイズ製をチョイス。

キャブレターはJB-POWER・ケーヒンFCRφ33mmの6連タイプ(3×2)をマウント。点火系はASウオタニ・SP2ユニットに変更された。

フロントフォークはステムに同じくCB750FC純正を使うことでインナーチューブ径は純正φ35mmから39mmに大径化=強化される。フロントブレーキはブレンボAxialキャストキャリパーP4 30/34+サンスター・ネオクラシックφ320mmディスク。この辺も違和感なしだ。

リヤブレーキキャリパーおよびディスクはホンダ純正で、角アルミのスイングアームはGSX-R750用。排気系はJB-POWERチタン手曲げ6into1だ。

リヤショックはノーマルに近く見える社外品。ホイールはアルミ鍛造のゲイルスピードTYPE-Nでサイズは3.00-18/4.50-18インチを履く。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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