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ACサンクチュアリー GPZ900R(カワサキGPZ900R)

アップデートされた仕様を生かして長く楽しんでいく

20220803 acsanctuary gpz900r 01

ACサンクチュアリー GPZ900R
(カワサキGPZ900R)

取材協力:ACサンクチュアリー(SANCTUARY本店) TEL04-7199-9712 〒277-0902千葉県柏市大井554-1
URL:https://www.ac-sanctuary.co.jp
2022年 8月 17日

進化を確実に取り込んだコンプリートパッケージをベースに

コンプリートカスタム車、RCMを送り出すACサンクチュアリー。GPZ900Rニンジャはそのひとつの柱で、現在は“スポーツパッケージNew TYPE-R”というメニューをRCMニンジャのスタートエディションとして用意し、それを元にして各オーナーが好きなパーツや仕様を選んでいくスタイルを採る。このRCM-537もそのうちの1台で、New TYPE-R 2020年仕様がベースだ。この内容を知れば、車両の細部や成り立ちも分かる。同店・中村さんは説明する。

「2015年にTYPE-Rパッケージをリニューアルし、New TYPE-Rとしたんです。それはベース車両のコンディションが全体的に悪化してきたから。それまでは良好なコンディションの車両も多く、エンジンは点検して良好なものを選んで使えていたのが、オーバーホール必須へと変わりました。私たちが空冷Z系でやっているように、全バラ点検と各部加工でエンジンからリニューアル。電装も、まずハーネスを後継のZRXシリーズの新品を用意した上でRCM・Ninja用に引き直しというような作業が要るようになったんです。

New TYPE-R設定後も、そんな作業必須の部分が増えたので、毎年作業見直しを行っています。好きに楽しむための良好なベースかつ17インチホイール化への対応作業を済ませたTYPE-Rとしてのパッケージ、目指すところは変わらないのですが、完成度や満足度を高めるための作業は増えています」

20220803 acsanctuary gpz900r 02

ベース車の状況は年々悪化するから、底上げのための手間は増える。一方で、新しいパーツも次々と現れるから、それも採り入れて完成車を進化させたい。だから冒頭のベースに“2020年仕様”という文字が加わる。

「そうです。今の内燃機加工だったり各部処理など、パーツのような形ではないメニューも進化していますから、それらは取り込んでいます。質が高まり寿命が延びることになりますし、そこも価値のひとつになります。

意識しているのは“ファイナルエディションのファインチューニング仕様”です。ファイナルA16まででさまざまな対策を受けたニンジャエンジンですが、それが今まで、これからも続いていくとしたらこうなっている……こんな内容になっているということを意識した感じです」

こうした内容を持つスタートエディション。そのままでも良好な17インチ・Ninjaカスタムとしての素性を持っているが、このRCM-537ではキャブレターや足まわりパーツはオーナーのリクエストでアップグレード系のカスタムが進められている。ベースが良好だから安心してもっと好きな形、好きな仕様で楽しみたい。しかも長く乗れる。そんなオーナー個々の考えを安心して反映できるのがRCM・Ninja。これはその好例と考えていい。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

Ninjaでダメージを受けやすいアッパーカウルステーのマウントベースは再構築しメーターまわりも一新。ステムはスカルプチャー・ステムキットTYPE-1でPOSHスーパーローバーをマウント、フォークオフセットは[STD:40→]37mmへと変更。左右マスターシリンダーはブレンボRCSだ。

シートは良好な乗り心地とポジションを作り出すデイトナ・RCMコンセプトシートで、外装は奥進でA6カラーをアレンジしてペイント。

ヴォスナーφ73mm鍛造ピストンで920cc化し、シリンダーはライナー水圧検査後に使用、クランクケースにはロス低減加工も施す。クランクはダイナミックバランス&ジャーナルラッピング。New TYPE-R専用オーバーサイズバルブガイドも組まれる。外観は放熱性と耐久性に優れたガンコート。ワイドラジエーターKITとその前に配されるハイマウントオイルクーラーKITはナイトロレーシングだ。

キャブレターはヨシムラTMR-MJNφ38mmをDSF=デュアルスタックファンネル仕様で使う。配線は引き直し、点火系はASウオタニ・SPII置換する。

ワイドタイヤ化で軌道が外になるドライブチェーンとの干渉を避けるフレームインライン処理をしつつ、スイングアーム垂れ角と関係による抵抗も減らすピボット部。ステップキットと連結したダウンチューブ(NinjaコンビネーションKITⅢ)はともにノーブレスト製だ。

ノーブレスト・E×MパッケージによってオーリンズRWU(φ43mm)フロントフォーク/天吊りフェンダー/キャリパーサポートをセット。フロントブレーキはキャリパーをブレンボ・CNCキャリパーにアップグレード、ディスクはサンスターRCMコンセプトφ320を組み合わせる。

リヤブレーキはブレンボP2 34キャリパー+サンスター・プレミアムレーシングφ250mmディスク。マフラーはナイトロレーシング手曲げチタンEX・ショートテールのハーフポリッシュ仕様で、これにつながるサイレンサーはナイトロレーシング・チタンストレートV-1だ。

スイングアームはスカルプチャーR.C.M専用ワイドスイングアームで、リヤショックはオーリンズの17インチNinja専用品、KA203を組む。前後ホイールはO・Zレーシングのアルミ鍛造品、PIEGAで3.50-17/5.50-17サイズを履く。ドライブチェーンはエヌマEK530RCMを装着。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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