ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends
  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要
サンクチュアリー コウガ GPz1100(カワサキ GPz1100)

以後可能性のある換装も見越した作りのリヤまわり

20220701 SANCTUARY KOUGA GPz1100 01

サンクチュアリー コウガ GPz1100
(カワサキ GPz1100)

取材協力:サンクチュアリー・コウガ TEL0748-72-4158 〒520-3222滋賀県湖南市吉永35-2-1F
URL:http://sanctuary-kouga.jp
2022年 6月 29日

面倒になりそうなパートを先回りして考える

Z1に始まった空冷Zシリーズの最終進化モデル、GPz1100がベースの1台。すっきりしたテールまわりやスイングアームからはきっちりとしたカスタムの感覚が伝わってくるが、フロント18/リヤ17インチのホイールはGPzのノーマルを履いている。手を入れたサンクチュアリー コウガ・立入さんのコンセプトはどうなのか。

「オーナーさんは元々Zに乗ってらして、このGPzもいずれ乗ろうと持っていたんです。それで乗り換えのタイミングがやってきたんですが、この先も手を入れていくことになるだろうという流れを考えて、先にやれることをフルにやっています」

その“やれること”というのが冒頭、スイングアーム等に始まるリヤまわり主体というわけだが、これが興味深いところ。

20220701 SANCTUARY KOUGA GPz1100 02

「リヤサスのリンクとスイングアームに今のスーパースポーツ、YZF-R6用を使いました。GPzもモノサスではあるんですけど、当時の純正ユニトラックは純正モノサス初期ということも含めて少し特殊な作りですから、現代の一般的なリンクタイプにする。

合わせてフレーム側、ショックマウントも加工するのですが、今後リヤも今の17インチから18インチにしたいとかいうことになった場合を考えました。その場合、長さなどが違うショックを使おうということも出る可能性もあるので、その場合でも対応できるよう、別体プレートを介するようにしています。上はショックマウント上、下はリンクロッドをマウントする部分。これなら改めてフレーム本体の加工までしなくても、対応できます」

確かに面倒は少なさそうで、多彩な仕様のショックに対応することができそう。しかもフレームに3次元で加工を行うのでなく、マウントプレートを作ればいい合理性もある。目からウロコの感じだ。

「シートも純正で面倒な開閉を、今風に一発でできるようにして、テールライトも大きいのでスマートに作り替えました。シート下やインナーフェンダーも、先に要るという要素を見越して作っています」

プレート変更で換装できるように=フレーム追加工なしを前提にリヤサスまわりができているから、その他の部分は先に完成形が作り込める。

今後の変化も含めて長く楽しむだろうことが分かっているから、その変化を実現するためにその都度作り直しするのでなく、調整という範囲で済むように先に作り込んでおく。乗る方も変化を容易に楽しめるし、これは注目すべき手法だろう。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

外装は純正で、純正パターンをメタリックカラーにリペイント。ウインカーは小型LED化しフロントはオイルクーラー左右上に置く。

メーターはタンク上の液晶表示燃料計/警告灯も含めノーマルで、ヨシムラ・マルチメーターを追加。ハンドルはセパレートアップタイプに変更。

リチウムイオンバッテリーや点火ユニット、ETC車載器などをインナーフェンダー内にスマートに収め、シートキャッチも現代的に加工してある。

シートは着座部分周囲のエッジを落とし足着き性や操作性を高めた。テールランプも薄型LED、ウインカーもスリムなLEDに変更する。

「スペック自体のアップはしていませんけど」(立入さん)というエンジンは1089ccの排気量はそのままにフルオーバーホール。マフラーはサビていたKERKERメガホンの後半部を仕立て直した上でスーパートラップマフラーの前半部と合体して角度も変更、装着した。

純正でフューエルインジェクション(KEFI)を採用していた燃料供給はTMR-MJNφ38mmキャブレターに変更。コックはピンゲル製だ。

AVDS(オートマチック・バリアブル・ダンピング・システム)装備のφ37mmのフロントフォークはGPz純正で、セッティングして使う。

アッパーリンクの純正ユニトラックから通常リンク式にしたリヤサス。スイングアームとリンクはYZF-R6用で、ショックユニットはオーリンズ。フレーム側は2カ所の別体プレート(赤い部分、この写真は上側)をがセットできるように加工し、今後の変更に対応。

赤い部分はフレームから伸び、リンクロッドをマウントする下側の別体プレート。フレームを現状のリンク/ショック用に加工していた場合、以後リンクやショックを換える時にフレーム再加工となったが、ここではプレートを作り替えれば対応できるようにした。

2.15-18/3.00-17サイズのホイールはGPz1100純正で、リヤはスイングアーム変更に合わせて大径(φ28mm)アクスルが入るようにベアリングを交換し、インナースリーブやホイールカラー、キャリパーサポートマウントブラケットを製作。ステップはSSイトウ製だ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

From our blog

  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年8月号(Vol.74)は6月30日(月)に発売!
    24 6月 2025
  • レクチャーを通して知る最新インカム使用術! 簡単装着のB+COMで 旧車ライフにも機能と楽しみをプラス!/サイン・ハウス19 6月 2025
  • 2025シーズン最新! 新旧Zカスタム詳報。他に類を見ない妖艶な高級感を演出する漆黒エディションパーツはZにも拡大!・PMC10 6月 2025
  • KIJIMAバイク専用ドライブレコーダーAD731J詳報。本格ドラレコを使いこなして 大切な愛車の万一に備える!・キジマ05 6月 2025

ザ グッドルッキン バイク

  • アニーズ KZ1000LTD<br>(カワサキ KZ1000LTD)

    アニーズ KZ1000LTD<br>(カワサキ KZ1000LTD)

  • ACサンクチュアリー  GSX1100S<br>(スズキ GSX1100S)

    ACサンクチュアリー GSX1100S<br>(スズキ GSX1100S)

  • K-2プロジェクト ZX-11<br>(KAWASAKI ZX-11)

    K-2プロジェクト ZX-11<br>(KAWASAKI ZX-11)

  • ZAPレーシングサービス Z1<br>(KAWASAKI Z1)

    ZAPレーシングサービス Z1<br>(KAWASAKI Z1)

  • ACサンクチュアリー  Z1000Mk.II<br>(カワサキ   Z1000Mk.II)

    ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ Z1000Mk.II)

ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends

愛車とのバイクライフを、より豊かに楽しむためのアイデアを提供する新雑誌。 愛車をもっと知りたい、カッコよくカスタムしたい、そして上手に走らせたい…ライダーなら誰もが気になる情報をより広く、深く提供して参ります。

Content

  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要

お知らせ

  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年8月号(Vol.74)は6月30日(月)に発売!
    24 6月 2025
  • レクチャーを通して知る最新インカム使用術! 簡単装着のB+COMで 旧車ライフにも機能と楽しみをプラス!/サイン・ハウス19 6月 2025
  • 2025シーズン最新! 新旧Zカスタム詳報。他に類を見ない妖艶な高級感を演出する漆黒エディションパーツはZにも拡大!・PMC10 6月 2025
  • KIJIMAバイク専用ドライブレコーダーAD731J詳報。本格ドラレコを使いこなして 大切な愛車の万一に備える!・キジマ05 6月 2025
  • 純正代替プラスαを狙うアップデートパーツ群と 水圧検査・精密加工でNinja系をロングライフ化・ディンクス×ACサンクチュアリー29 5月 2025

Contact us

  • Address: 東京都中野区鷺宮3-44-8-101
  • Phone: 03-5356-8575
  • Email: info@handl-mag.com
©2019 H&L PLANNING Co.,Ltd. All Rights Reserved.

詳しい購入方法は、各サイトにてご確認ください。 書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。

 
 

弊社・株式会社H&L PLANNINGでも、銀行振込・現金書留での直接のご注文も承っております。

ご希望の場合は、必要事項(お名前、ご住所、電話番号)を明記の上、メールにてご連絡ください。 追って、お支払い方法と商品ご発送の流れを返信させていただきます。 メールアドレス:info@handl-mag.com ※ご返信まで数日を要すこともございます。予めご了承ください。お急ぎの場合は上記各サイトからのご注文をお勧めいたします。