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HIRATA SPL. HB2(BIMOTA HB2)

ビモータつながりで入手しCB-Fノウハウが生きる

20220622 hirotaspl bimota hb2 01

HIRATA SPL. HB2
(BIMOTA HB2)

取材協力:車両オーナー/平田明彦さん 協力/Remotion(リモーション) TEL042-469-3412 〒188-0012東京都西東京市南町1-5-11-1F
URL:https://www.remotion.jp/
2022年 6月 17日

オリジナル状態をキープしつつマルチに使われるHB

ホワイト&レッドの外装類からモジュラー構造がよく分かるフレーム、カンパニョーロホイールなど、登場40年を迎えながら、細部に至るまで上々のコンディションを維持しているビモータHB2。

オーナーの平田さんは7年ほど前にこの車両を入手し、街乗りやツーリング、ミーティングにと使い続けている。入手のきっかけは平田さんの当時のもう1台の愛車、ビモータYB7(ほかにCBX1000、スーパーカブ110)。そのビモータのSNSつながりで車両の紹介を受けて興味が湧き、実車を見に行き、購入に至ったそうだ。

そうして手元に届いた車両は調子は良かったが、何せレアなビモータ、資料もパーツもない。でも平田さんはメーカーの調べ物をするのが好きという性格で、それらを乗り越えてきた。

20220622 hirotaspl bimota hb2 02

HB2はホンダCB900Fのエンジンを積んだコンプリート車。CB-F自体はトラブルは少なめのモデルだった。よく知られた弱点の充電系不調は業者を探してコイル巻き直しを依頼、キャブの詰まりやセルスターターも直して、対策した。タンクカバー〜シートカウル一体のカバーとフロントカウルを外せば車体のかなりの箇所にアクセスできるから、メンテナンスの際にも無理がないと平田さん。簡単な部分についてはこのように自身で作業を行う。

ただフロントフォークのオイル漏れに対しては、既にメーカーも、パーツもない。そこでCBXで難しい部分の作業を頼んでいるリモーション・横川さんに相談して、無事解決できた。フロントブレーキディスクも振れていたのを、愛知県の安田商会(CB-F系に強いお店だ)で行っていることをCB-FOC(CB-Fオーナーズクラブ)の支部長経由で教えてもらって解決。

そうなると気になるのはHB2本来の前後16インチや独自のフレームの乗り味だが、平田さんは「普通に乗れて、あえて言うならHB2の時代から少し進んだ’80年代中盤、ヤマハFZRやカワサキGPZ-Rといった当時の中心的な市販車に近い感じがします」と言う。ビモータが当時狙った特性はすこし先取り感ももって、ストレートに表現されていたということだ。

所有してからの走行は8000kmほど。この車両は、常に動かしているバイクは状態がいいを実践する1台ともなっている。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

角型のヘッドライトは入手時にTW200用が付いていたものを光量アップのためTZR250(1KT)用に変更。FRP製カウルはHB2ノーマルだ。サイドの仮面ライダー・立花レーシングクラブステッカーはイタ車と痛車をかけ、HB2の形がサイクロン号に似ていることから貼った。

メーター/スイッチはCB-Fで、セパレートのハンドル、マイナスオフセットで前後分割式ブラケットを持つ削り出しステムはビモータ製。

タンク部〜シートカウル一体のアッパーカバー、白+赤ラインのカラーリングもHB2オリジナルのまま。タンクカバーはシート部左右のボルトを外してカバーを後ろに引くと、インナータンクが現れる。燃料コック部に四角く空いているアクセス穴もHB2オリジナルだ。

シングルシートにはふたがあり、内部は小物入れとして使える。平田さんはETC車載器や工具類も入れているが、スペースには余裕がある。

クランクケース右側の上面にもbマークに続いてHB2-*******となる打刻が入る。フレームのヘッドパイプにも同様のフレーム打刻がある。

差し込み締結式の前側部(エンジンマウント近く)とピボットプレート下で支持されるエンジンとキャブレターはCB900Fで、充電系不良というCB-Fの持病以外はほぼノントラブルで維持。ほかにキャブレターの詰まりも直し、セルスターターも直した。整備性はいい方だという。

アルミ削り出しのピボットプレートはメインフレームパイプエンド(赤い部分)で挟んだ上でボルト締結される。「奈240奈」の打刻があり、当時の代理店による輸入登録車と分かる。リヤブレーキのマスターシリンダーは本来ブレンボだが、ニッシンに換装した。

フロントフォークはφ40mmのフォルセラ・イタリア製。今となってはフォークシール等の消耗品も含めてパーツ等はないため、同年代車のCBXで付き合いのあるリモーションでセットアップを依頼。快調になった。ブレーキは当時のブレンボ2ピストンキャリパーに同じくホールタイプディスクだが、ディスクに振れが出たのを安田商会で面研して解決。ステンレスメッシュホース化もされていた。

リヤサスはアッパーリンクタイプ。左右出しで円柱形状のサイレンサーを持ったマフラーもHB2純正。エキセントリック・チェーンアジャスターを持つスチール角パイプ製トラススイングアームはビモータで、リヤブレーキはキャリパー/ディスクともブレンボだ。

前後ホイールは純正採用のカンパニョーロ製(HB2はカタログ写真ではビモータ・コムスターを履いている)で3.25-16/4.25-16サイズ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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