ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends
  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要
クオリティーワークスRZ250(ヤマハRZ250)

カスタム済みRZ250を全面見直しして快調に

クオリティーワークスRZ250
(ヤマハRZ250)

取材協力:クオリティーワークス TEL048-261-0262 〒333-0869埼玉県川口市芝宮根町18-13
URL:http://www.qualityworks.jp/
2020年 12月 25日

2スト車を取り巻く環境は安定だがパーツには留意を

新旧やメーカー、2スト4スト問わず扱う中で、2ストローク車の扱いでは注目されるショップがクオリティーワークス。同店が製作する各車両は純正流用や、海外/国内の各種パーツを駆使してしっかりと仕上げられるが、このヤマハRZ250もそんな1台だ。

「元々はカスタム済み車両の調子を見てほしいと持ち込まれたものですが、足まわりやエンジン、電装含めて見直しと、各部オーバーホールを行ってます」(クオリティーワークス/山下さん)

「この車両では3XV(V型エンジン搭載TZR250R)の倒立フォークが付いてました。多くの場合、お客さんはこうしたパーツが当然付くものだと思ってパーツを選択するんですが、実際は単純に付かないものも多いんです。

倒立フォークの場合ですと、上に来るアウターチューブが太いですから、ハンドル切れ角が制限されることが多い。それをどうやって解決するかなどですね。ヘタにそのまま付けると、減衰や剛性はいいのに、ハンドルが切れなくて扱いにくいとか。そんな風に機能が引き出せずにノーマル以下になることもありますから。その辺をこれまで多く扱ってきたノウハウで流用や装着します。タイヤ銘柄や車体姿勢の組み合わせなども合わせて作り込むんです」

2ストローク車で車体をアップグレードする際にはこのような点が重要とも山下さん。ところでエンジンや吸排気系など、今の2ストを取り巻く環境はどうなのだろう。

「5~10年前と今とを比べると、ベース車両の価格は上がりました。ただ、いろんなショップさんから補修用やカスタム用パーツが出てきたおかげでオーバーホールやレストア、カスタムという視点では今の方が充実していると思います。

でもチャンバーなどは留意したい。新作も出てきてはいますが、その一方で、かつて普通にあったようなものがなくなっている。そんな形で、全体的には選べる数は変わらない感じです。そういうパーツも多いですから、必要なものがある方は早めに手に入れるなどするといいでしょう」

車体やエンジンの構築にはパーツは欠かせない。その動向を見据えつつ、同店のように事情に詳しいショップに相談すべき。このRZ250はそんな事情を踏まえて再構築された好例と言っていいだろう。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

左の速度計、右のエンジン回転計の間にY字形状にインジケーターランプを配したメーターはRZ純正で、ステムはフロントフォークに合わせてTZR250R(V型エンジンの3XV)の純正パーツを使う。アッパーブラケットはHOT&COOL削り出し品を使い、ハリケーン・ハンドルバーをクランプしてある。

エンジンはTKRJの1mmオーバーサイズピストンによってφ65×54mmと358cc化され、クランクシャフトはオーバーホール&ピン溶接加工。シリンダーヘッドとミッションはノーマルで、点火系はASウオタニのSP2ハイパワーコイル+NGKパワーケーブルでリフレッシュする。

キャブレターは最近品薄傾向というケーヒンPWKφ28mm(同店ではノーマルキャブのO/Hも行う)で、インテークマニホールドには吸気チャンバーも備える。

クロスタイプの排気チャンバーはSPEXレーシング。ステップはHOT&COOLで、フレームはパウダーコート仕上げされている。

フロントホイールはXJR400用3.00-17インチで、ブレーキはブレンボ製マスターシリンダー+Frando4Pキャリパー+サンスターディスクの組み合わせだ。

リヤホイールはFZR250R用の3.50-17インチ(RZノーマルでは前後1.85-18)。リヤブレーキわりにはブレンボマスター+ブレンボ2Pキャリパーを使う。

カンチレバー式を残してグレードアップという目的で構成した足まわり。上側スタビの先端にナイトロン特注リヤショックが装着される。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

From our blog

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025

ザ グッドルッキン バイク

  • ヨシムラジャパン Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

    ヨシムラジャパン Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

  • ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ  Z1000Mk.II)

    ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ Z1000Mk.II)

  • OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

    OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

  • Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

    Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

  • SP忠男×ナイトロン XSR900 GP<br>(ヤマハ XSR900 GP)

    SP忠男×ナイトロン XSR900 GP<br>(ヤマハ XSR900 GP)

ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends

愛車とのバイクライフを、より豊かに楽しむためのアイデアを提供する新雑誌。 愛車をもっと知りたい、カッコよくカスタムしたい、そして上手に走らせたい…ライダーなら誰もが気になる情報をより広く、深く提供して参ります。

Content

  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要

お知らせ

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025
  • 【CUSTOM MACHINE IMPRESSION】ヨシムラが繰り出したZ900RSカスタムの最新究極形を味わう!17 4月 2025

Contact us

  • Address: 東京都中野区鷺宮3-44-8-101
  • Phone: 03-5356-8575
  • Email: info@handl-mag.com
©2019 H&L PLANNING Co.,Ltd. All Rights Reserved.

詳しい購入方法は、各サイトにてご確認ください。 書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。

 
 

弊社・株式会社H&L PLANNINGでも、銀行振込・現金書留での直接のご注文も承っております。

ご希望の場合は、必要事項(お名前、ご住所、電話番号)を明記の上、メールにてご連絡ください。 追って、お支払い方法と商品ご発送の流れを返信させていただきます。 メールアドレス:info@handl-mag.com ※ご返信まで数日を要すこともございます。予めご了承ください。お急ぎの場合は上記各サイトからのご注文をお勧めいたします。