ユーザーからの要望に応える最新デザインへ
「この車両は元々はT-REVで知られる寺本自動車商会さんのデモ車だったんですが、今はいろいろなパーツメーカーさんの共同のデモ車というような位置づけになっています。それで当社でも新しいパーツをいくつか装着させてもらったんです」(ベビーフェイス/担当・池田さん)というこのZRX1200DAEG。その新作パーツとは。
「まずはステップです。今までも1100/1200用(DAEGにも適合)は展開していたんですが、さすがに1100からは20年が経ちました。それと、ZRXシリーズはもう生産終了(2016年)してから5年近く経つのに、それ向けのパーツがよく出るんですよ。そんな中で作ってほしいとか、このようになっているといいというような要望もあったりして、ならば今、改めてDAEG用に新作を出してもいいんじゃないかと、製作に至ったものです。
基本はシンプルであること。それでヒールガードもすっとした、今風のデザインにしました。ポジションも6から4にしまして、一方で当社製ステップの特徴である別体ペダル/ヒールガードは継承。細かい部分のデザインも今風に仕立て直したんです」
その説明通り、このステップだけでもDAEGの印象がシャープに変わって見えてくる。ところで車両装着品のグリーンカラーは……。
「デモ用特別色と言いましょうか。販売している製品はゴールドかブラックなんですが、オリジナルがほしいという方には特別に作ることもできます。ただ褪色したり、色の濃さに差が出たりすることもありますので、ショップさんからではなく個人オーナーさんからで、そのようなイレギュラーもOKですという確認をいただいた場合のみ製作しています」(同)
DAEGでオリジナリティを出したいという向きにはこれも朗報。気になる向きはベビーフェイスのHPとパーツにぜひ注目だ。
Detailed Description詳細説明
ビッグバイクにマッチする「ハンドルバーエンド」。ここでは先端にジュラコンを嵌め込んだ大径φ35mm仕様(M8用、アルミ5300円+税、SUS6500円+税で、これもグリーンの特別色で製作。円周部分に細かいローレットを刻み、表情を与えている。
オイルフィラーキャップ(φ30mm/KAWASAKIラウンドタイプ)は当然ながら削り出しで、ワイヤロック用ホールも6カ所に開けられる。
リヤマスターシリンダー用のフルードキャップ(写真はゴールド)。周部のローレットで滑りも抑える。ベビーフェイスのロゴ入りだ。
スイングアームピボット上のホールを塞ぐフレームキャップはZRX1100/1200用、ZRX1200DAEG用ともに3900円(いずれも2個セット)。
エンジンマウントボルトを交換して取り付けるタイプの定番品、フレームスライダーは1万1500円+税。スライダーはジュラコン製だ。
DAEG用ステップキットはフレームにベースプレートを取り付けた上で本体をマウントする。写真のグリーンはこの車両用の試作品。
こちらが販売中のヒールガード/ペダル別体仕様のステップキット。取り付けベースプレートはブラック、他の主要パーツは写真のゴールドかブラックが選択可能。ポジションはバック×アップ(mm)で①35.5×55/②48×55/③45×68.5/④57.5×68.5の4つから選べる。6万2000円+税。
タンデムステップブラケットに換えて装着するリヤのレーシングフックも新作。車両に積載する時のホールド用以外にも使える。