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ACサンクチュアリーGPZ900R(カワサキGPZ900R)

コンプリートカスタム購入後にアップグレードも

ACサンクチュアリーGPZ900R
(カワサキGPZ900R)

取材協力:ACサンクチュアリー本店 TEL04-7199-9712 〒277-0902千葉県柏市大井554-1
URL:http://www.ac-sanctuary.co.jp/
2020年 9月 18日

再カスタムのための良質なベース機能も備わる

水冷DOHC4バルブにフルカウル、モノサスなどを備え、現代的な大排気量スポーツモデルのルーツとなった、カワサキGPZ900Rニンジャ。初出の1984年から35年以上が経つのに古びないスタイルや内容を見れば、今でも人気が高いことに納得がいく。ただ、今から手に入れてようとした場合、状態の良い車両に出遭うのは希なこと。生産終了の2003年からはもう15年以上が経つのだから、無理のないことだろう。

そう考えたときに参考になるのが、この車両だ。サンクチュアリーのコンプリートカスタム車、RCM(リアル・コンプリート・マシン)のニンジャだ。

同店代表、中村さんの言葉を借りれば、ニンジャRCMはこのような流れを持つ。

「ニンジャのRCMは2016年に今の“スポーツパッケージNew TYPE-R”に一新しました。シリアルナンバーで言うと、RCM-350からになります。それまでと異なるのは、エンジンオーバーホールメニューが加わったこと。それ以前ならA10以降モデルに絞って走行1万km以内、異音がないなどエンジンコンディションが良い車両を元にできたんです。

それが’15年頃にベースとして選べる車両が減ったので、エンジンもオーバーホールメニュー必須とし、内容を変えた、つまり作業が増えました。それから2年後の’18年にはフロントフォークをオーリンズ新型(RWU)に変えて、純正/オーバーサイズピストン終了のためにヴォスナー社にオーバーサイズ鍛造ピストンをオーダーして使うようにしました。これがVer.2018。その後も今のVer.2020含め、パーツの細かい見直し等は加えています。

ただ、フレームの17インチディメンション適正化=フォークオフセットやチェーンラインオフセット加工、コンビネーションキット使用(ダウンチューブとステップキットを連結してニンジャのダイヤモンドフレームをダブルクレードル化する)という基本はRCMニンジャ成立時にほぼできていて大きく変わらない。本当にレストア的メニューの比重が増えているんです」

17インチタイヤを履く現代カスタムとしての内容は既にあって、調達した車両のベースを、どう引き上げるかが現状ともいうわけだ。この車両は当初スポーツパッケージTYPE-R(セパレートハンドル仕様)として比較的早い時期に作られたRCM-116で、再入庫後にバーハンドル化。その後ふたり目のオーナーがフルペイントやブレーキ系、さらにサイレンサーなども変更して仕様を変えたものだ。その変更の際にリフレッシュも行われ、今製作されたような(その場合、500番台のナンバーが付いただろう)内容も得ている。

最初の製作時点で車両の内容がすべて分かるように作られ、その後の変更も同店で把握されている。しかも、17インチカスタムとして必要な加工も行われている。RCMニンジャのようなきちんと仕立てられたコンプリートを、ベース車として選ぶ。そこにはそんな安心感も付いてくるというメリットもあるわけだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

現状で550近い台数からすれば早いモデルのRCM-116だが、本文のようなアップデート/仕様変更によって洗練され、今製作されたというような内容も得ている。外装ペイントもそんな要素のひとつ。

メーターはZXR750用3連タイプ。ステアリングステムはスカルプチャーφ43mmTYPE-1で、フォークオフセットは40→37mmとして17インチ最適化。左右マスターシリンダーはニッシン・ラジアルポンプ。フレーム先端のカウルステーも再溶接して、以後の劣化を予防してある。

この車両は最初の製作時にコンディションの良いエンジンが選べる環境にあり、それをベースにしたため908ccのノーマルを搭載。点火系はウオタニSP-Ⅱ。冷却系はナイトロレーシング・ワイドラジエーター&オイルクーラーハイマウントKITで、効率よい冷却性も確保した。

キャブレターはTMRφ38mm-MJNのデュアルスタックファンネル仕様。フレームはワイドタイヤに対応するため、ドライブチェーンラインオフセット対応インライン処理が行われて、ナイトロレーシング・ダウンチューブ&ステップ コンビネーションキットⅢを追加する。車体剛性を上げつつもコンパクトに収まるのは現代のトレリスフレームにも通じる処理だ。

フロントフォークはオーリンズφ43mmで全長820mm/スプリングレート0.85Nmを使用。ブレーキはブレンボ製ビレット4ピストンキャリパー+サンスターRCMコンセプト・スリット&ホールディスクの組み合わせ。

ホイールはニンジャRCMスポーツパッケージNew TYPE-Rでも標準で履かれるO・Zレーシング製アルミ鍛造のPIEGAで、前後サイズは3.50-17/5.50-17。スイングアームは純正加工+スタビでダイヤモンドコート仕上げ。チェーンはEK530RCMをチョイス。

リヤブレーキはブレンボ・ビレット2ピストンキャリパー+サンスターφ250mmディスク。排気系はナイトロレーシング・チタンショートテールEXに、同ストレートチタン320 V-Ⅲサイレンサーを組み合わせた。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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