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サンクチュアリー・アビリティZEPHYR1100(カワサキZEPHYR1100)

見た目は控えめに。機能面を重視した実力派

サンクチュアリー・アビリティ
ZEPHYR1100
(カワサキZEPHYR1100)

取材協力:サンクチュアリー・アビリティ TEL0568-86-5750 〒486-0852愛知県春日井市下市場町6-5-16
URL:http://sanctuary-ability.jp
2020年 5月 08日

必要に応じて進められる各パートの仕様変更

イエローボールカラーが施された外装やサイドカバーのZEPHYR1100ロゴから、カワサキ・ゼファーの最終年となる2006年型と分かる1100のカスタム。それら外装や、エキセントリックチェーンアジャスターを持ったスイングアームこそノーマルながら、前後サスペンションを初めとした大物機能パーツは換装され、秘めた戦闘力と言うか機能性と言うかが漂ってくる。

この車両を手がけたサンクチュアリー・アビリティの代表、菅原さんによればそれは当たりです、と。続けてこう説明してくれた。
「コンセプトとしてはその通りに、見た目はできるだけ控えめにする。ですけどオーナーさんはサーキットもガンガン走るという方なんです。そういう背景から、必要に応じて各部の仕様変更が進んでいる。そんな車両なんです」

見た目は控えめとは言うものの、車両の細部を見ていくと、他の車両と違うなと感じる点も多いことにも気がつく。例えばフロントフォークのアウターチューブ。重く締めるカラーのブラック系でなくあえてアルマイトの色をシルバーとする。リヤショックのリザーバータンクも同様で、こちらは本体がシルバーなのでリザーバーをブラックとする。これらによって車両の下回りを視覚的に軽くし、かつ前後で色味が揃うようにしている。

そうやって探していくとノーマルのスイングアームにはレーシングスタンドボスが追加されていたり、フレームからはピボットカバーが外されていたり。トルクロッドレスタイプとしたリヤキャリパーサポートもワンオフになっているが、ユーザーオーダーによるワンオフ加工はアビリティ/菅原さんの得意とするところだ。

フレームも1062ccのエンジンも撮影時点ではノーマルということだったが、エンジンはこの時点でチューニングの構想もあったから、今後の仕様変更も面白そうだ。変わるべきところは変える。ただ、一見そうだと分からないようにする。カスタムがブームの頃、つまりゼファー1100が発表された頃(1992年)には、そんな“能ある鷹は爪を隠す”的な流派もあった。それが最終型ゼファーに投影されている点にも、面白みが感じられる。

【 ザ・グッドルッキンパイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

ヨシムラ・プログレスメーターを中央に追加したコクピット。左右マスターはブレンボ・ラジアルポンプでハンドルバーはプロトEFFEX。ステムはモリワキエンジニアリング製でフォークオフセットは40→35mmとなって、フロントの17インチ化に対応している。

ニーグリップパッドを追加した燃料タンクは2006年型ゼファー1100のノーマル。イエローボールのカラーリングも同様だ。また、シート/サイドカバー/テールカウル等の外装、タンデムベルトを配したシートとも、いずれも2006年型ゼファー1100ノーマルをそのまま使用している。

ステップキットはモリワキエンジニアリング製。ノーマルで装備されるアルミ鋳物のピボットカバーは外されている。

エンジンは撮影時点でノーマルだが、今後のチューニング予定がある。電装系はウオタニSP2を使用。オイルクーラーはラウンドタイプを装着した。

キャブレターはFCRφ39mmでキャップをブラック処理している。ファンネルはデュアルスタックで、内側にTGNインテークプロテクターもフィットしている。

フロントフォークはオーリンズ製だが、アウターチューブ/ボトムピースのアルマイト色を変更した。フロントキャリパーはブレンボのH-D用を流用。

ホイールはピトーR&DのMAGTAN JB3で、3.50-17/5.50-17サイズを履く。ブレンボ2ピストンキャリパーは、同店製作でワンオフサポートでマウント。オーリンズ製リヤショックもフロントに準じ、リザーバーのアルマイト色を変更。スイングアームはゼファー1100ノーマルにスタンド用ボスを追加している。

排気系のうちエキゾーストからテールパイプまではアサヒナレーシング製チタンを使用。これに原田消音器製のチタンサイレンサーを組み合わせる。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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