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サンクチュアリー・アビリティZ1000Mk.Ⅱ(カワサキZ1000Mk.Ⅱ)

オーソドックスな手法を用いながら
作り込む17インチ仕様Mk.Ⅱ

サンクチュアリー・アビリティZ1000Mk.Ⅱ
(カワサキZ1000Mk.Ⅱ)

取材協力:サンクチュアリー・アビリティ TEL0568-86-5750 〒486-0852愛知県春日井市下市場町6-5-16
URL:http://sanctuary-ability.jp
2020年 3月 30日

要所を押さえることを実践した手堅い1台

カワサキZ1000Mk.Ⅱをベースにサンクチュアリー・アビリティが手がけた車両。アビリティはサンクチュアリーグループにありながらもオリジナルスイングアームやワンオフパーツを駆使するなどの独自路線も強めに見せてきたが、この車両はむしろサンクチュアリーグループによるオーソドックスな作りの方が印象に残ってくる。

同店代表の菅原さんによれば「この車両はその通りに、17インチカスタムのベーシック仕様です。フレームもサンクチュアリーST-2仕様(Z系でのストリート用補強の標準的なもので、Mk.ⅡではZより1カ所少ない12カ所)で、インライン処理やレイダウン加工も行って、エンジンは純正オーバーサイズ仕様」とのこと。

さらに見進めていくと、前後サスはオーリンズでフロントはサンクチュアリーのE×Mパッケージ、ステムとスイングアームはスカルプチャーでホイールはO・Zレーシング製アルミ鍛造のピエガ。サンクチュアリーがオリジナルコンプリートカスタム車のRCM製作で使う手法やパーツそのままと言っていい。

つまり、17インチに最適化したフォークオフセットやスイングアーム長を持ったパーツが使われているわけで、これならフレームやエンジンの作りと合わせて、心配するべき箇所はまずない。

しかも塗色はMk.Ⅱ純正の紺、マフラーも角Z、特にMk.Ⅱには間違いなくこれが合うと言わせるだけの魅力を持ったメガホンエンド……と、突出したパーツや色がない代わりに、ずっと見ていても見飽きない良さの方が前に出てくる。オーソドックス=定番の作りと言ってしまえばそれだけなのかもしれないが、定番を築き上げるには相応の労力や支持が必要でもある。カスタムは、他と違うこと。しかし今時はその一方で着実なものが欲しいという欲求も増えた。

冒頭のようにグループ内ではちょっとはみ出た感じでワンオフやオリジナルを手がけてきたかもしれない。でも、だからこそ見えてくる普遍の良さ、飽きなさというものもあるだろう。この車両からはそんな語りかけも感じられる。

【 ザ・グッドルッキンパイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

メーターはMk.Ⅱのノーマルで、クラッチは油圧駆動化して左右マスターにブレンボを装着する。ステアリングステムステムは、スカルプチャーのφ[純正サイズ36→]43mm/17インチ対応品。

角型の燃料タンクはノーマルだが、ラインをノーマルのゴールド×ホワイトピンストライプからグレーに変更することで、落ち着いた雰囲気を醸し出す。

シートはノーマル。フレームは現代ラジアルタイヤに合わせるサンクチュアリーST-2補強が施され、補強後にダイヤモンドコート仕上げしている。

ステップはナイトロレーシングをチョイス。エキゾーストシステムもナイトロレーシング製の4-1メガホンを装着。

エンジンは純正0.5mmオーバーサイズのφ70.5mmピストンによる1030cc(ストローク66mm)。カムシャフトも純正品のままでクランクシャフトは芯出しされる。いわゆるライフパッケージ(寿命も重視し、かつ元気良さも損なわない)的な仕様で作り込まれている。

キャブレターはTMR-MJNφ36mm。点火系コントロールはマップ変更も可能なトレーディングガレージナカガワによるHIRユニットを使う。

フロントフォークはオーリンズRWUφ[純正サイズφ36→]43mmで、ブレーキはブレンボキャストキャリパー+サンスタープレミアムレーシングφ320mmの組み合わせ。

ホイールはO・Zレーシングのアルミ鍛造PIEGAで、純正の前後1.85-19/2.15-18から3.50-17/5.50-17サイズに変更。ブレーキラインもスモークチューブを被せてある。

リヤショックもオーリンズ。スイングアームはZの17インチに最適な長さ=525mm長を持つスカルプチャーのZ用、アジャスタータイプだ。

フレームのピボット部内側はホイールのワイド化にともなって、チェーン軌道を確保しつつ強度を損なわないインライン加工もなされている。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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