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ACサンクチュアリー Z2(KAWASAKI Z2)

明確な世界観のルックスにコンプリートの内容を加える

ACサンクチュアリー Z2
(KAWASAKI Z2)

取材協力:ACサンクチュアリー(SANCTUARY本店) TEL04-7199-9712 〒277-0902千葉県柏市大井554-1
URL:https://www.ac-sanctuary.co.jp
2024年 3月 29日

18インチスタイルに合わせた新パーツも投入される

白×赤の火の玉調パターンカラーにセパレートハンドル、赤いフレームに3本スポークホイール。’80年代人気コミックス「あいつとララバイ」の主人公が駆るマシンのイメージを投影した車両だ。手を入れたACサンクチュアリー・中村さんに詳細を聞いてみよう。

「ベース車もコミックス登場車に同じZ2で、オーナーさんが持ち込んだほぼノーマル車でした。カラーリングや全体の感じはモチーフに忠実にということでしたが、オーリンズ前後サスやブレンボブレーキ、デュアルスタックファンネル仕様のTMR-MJNキャブレターなど、使う各部パーツもはっきりと決めていらした。モチーフとは異なるけれど、これらを使いたいという考えで、世界観が明確だったんですね。

こうした場合、モチーフのイメージとそれを実車に落とし込んだ感じ、さらに装着パーツのバランスというのがバラバラになりやすいと言うか難しくなることが多いんです。私たちもどうなるんだろう? と考えながら製作に取りかかったんですが、完成してみると全然違和感がなかった。

むしろ私たちの方が“オーリンズのフロントフォークは17インチ車両の方が似合うはず”というような固定観念があったんだなと思わされました」

エンジンはACサンクチュアリーの内燃機加工部門となるDiNx(ディンクス)社で精密仕上げ加工した上でフルオーバーホール。マフラーもスイングアームとの干渉を避ける加工を追加し、純正でリヤドラムブレーキのZ2をディスクブレーキ化した分の構造変更も強度計算書を付帯して申請した。

「結果としてRCM(Radical Construction Manufacture=サンクチュアリーによるコンプリートカスタム)の要件=作業をサンクチュアリーで一貫して行う、ノーブレスト扱いを軸にしたパーツ選択でアップグレードをするなどを満たし、シリアルナンバーの付くコンプリート車両になりました」とも中村さん。この車両も含め、並行して作業が進んだ複数の18インチ車もある。それらからは、フロントフォークやフロントフェンダー、キャリパーサポートなどのフロントまわりパーツをオールインワンとしたノーブレスト「E×Mパッケージ」に18インチ仕様(18インチ仕様ではステムキットも同梱)を加えるノウハウも得た。望む姿を明確にする。そこからまた新しいスタイルが生まれたわけだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

スカルプチャー・φ43フォーク用ステムキットType1(オフセット60→35mm)のフラットトップ仕様にセパレートハンドルをセット。左右マスターはNISSIN製を使う。

外装は赤×白で「あいつとララバイ」の主人公・研二の愛車Z2のいわゆる研二君仕様に塗装、フレームも同様に赤仕上げとしてある。

ステップはナイトロレーシング・バックステップで、フロントスプロケットカバーやエンジンハンガーはPMC製を使う。

エンジンはZ2をベースにフルオーバーホール済み。内燃機加工はDiNx社で精密に行われ、コンディションも良好だ。

キャブレターはデュアルスタックファンネル仕様のTMR-MJNφ36mmで、オイルクーラーへの配管はモチーフ車(研二君Z2)に準じた。

マフラーは当初この車両に装着されていたショート管を、スイングアームとの干渉を防ぐべくカットして接ぎ直す加工を施してある。

フロントフォークはφ43mmのオーリンズRWU(Z2純正はφ36mm)でフロントブレーキはブレンボ・アキシャル4Pキャリパー+サンスターディスク。

リヤブレーキはブレンボ・リア2Pキャリパー+Z系純正ディスク。ベースがZ2のため、リヤが純正ドラムブレーキからディスクブレーキになったことなどについての構造変更も申請している。

リヤショックはオーリンズ・レジェンドツインをスカルプチャー“Z”18インチ専用セミワイドスイングアームにセット。前後ホイールはPMCソード・ヘリテイジで2.75-18/4.50-18サイズを履く。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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