旧車の面倒くささを感じさせない作りこみ
バイク界夏の祭典、鈴鹿8時間耐久レース。
このレプリカ車両を製作したのが、ブライトロジックだった。
そしてこの車両だが、その第1回優勝車の雰囲気を盛り込みつつ、
「
今回は点火、イグナイターを油冷GSX-
あとフロントフォークはカタナ用で、ホイールもMAGTAN JB1で19/17から前後18インチにしてます。
ルックス以上に、
Detailed Description詳細説明
第1回鈴鹿8耐優勝車が装備していたハーフカウル形状でなく、公道用に市販のビキニカウル(GS1000Sノーマル形状)を使っているのだが、往時を彷彿させる雰囲気を持つ。
メーターはGS1000ノーマルのままで、クラッチを油圧駆動化している。左右のマスターシリンダーはラジアルポンプのブレンボRCSをチョイス。
ヨシムラGSレプリカの雰囲気を作るのは、サイドに白ライン+YOSIMURAロゴなど現車を反映したカラーリング。追加された給油口はペイントによるギミックなのだ。
シートはGS1000そのままの形状で表皮、インナーともリメイクした。こうしたライダーの触れる場所にも気を遣うことで走りも良くなるところ。
シルバー仕上げ(8耐優勝車はブラックだった)のエンジンは内部の見直しを行って、イグナイターを油冷GSX-R用に変更している。
キャブレターは負圧式のCVKを敢えてチョイス。スロットルを開けると“すっ”と前に出で、シフトダウンの際の付きも良くてストレスがないとのこと。
フロントフォークはφ37mmのGSX1100Sカタナ用を流用装着している。キャブレターや電装同様、この換装でもGSの走りはよくなる、と竹中さんは言う。
優勝車に準じたゴールドのカラーを選択、当時風に5本スポークデザインとした前後ホイールは、ビトーR&D製MAGTAN JB1でサイズは3.00-18/4.00-18インチ[(純正サイズは1.85-19/2.50-17)。ここでも全体の軽快感を高め、ニュートラルなハンドリングを生み出しているのだ。チェーンはRK製。
ショートタイプのマフラーはマットブラック仕上げの4-1レイアウト。リヤショックはオーリンズだが、当時感を強めるブラックラインを選択した。
ステップはノーマルよりもわずかにバー位置を後退させている。バー自体も車体コントロールをしやすいようにラバーを外し、新たにローレット加工された非可倒式バーに変更、ラバー同様のイメージを引き継ぐブラック仕上げでマウントしている。