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バイクショップNEN CBR650F(ホンダCBR650F)

現代版CBR400Fを外装コンバートという手法で実現!

バイクショップNEN CBR650F(ホンダCBR650F)

取材協力:バイクショップNEN TEL048-960-0077 〒340-0813埼玉県八潮市木曽根777-1
URL:http://nenweb.jp
2019年 10月 14日

今普通に売られていてもまったくおかしくない

1980年代バイクブームを知る人にもごく自然に「おっ、きれいなホンダCBR400Fだな。足まわりも流用で換えてるんだろうな」と思わせる一方で、当時を知らない人にも「これ、何て言う新型モデルですか?」と聞かれそうなくらい、市販車的なすっきりしたまとまりを見せてくれる車両。その正体は、ホンダCBR650F(CB650Fでもいい)だ。

何だ、サイドカバーに書いてあるじゃないかという人もいるだろう。でもそれは、製作者でありオーナーのバイクショップNEN・田中さんの遊び心。そう、ベースは現代の4気筒CBR。これにかつてのCBR400Fルックをまとわせたカスタム車両なのだ。サイドカバーに書かれたのは、そんなこの車両の素性を当時のCBR400Fと同じ位置、同じ書体で表現したものだ。

フレームまわりやエンジンまわり、前後17インチの足まわりは、まるごと今のCBR650Fノーマル。それなのに、顔つきから燃料タンク、テールカウルにシートまで、’80年代CBR400Fが違和感なくフィットされている。

「今こそ自分がほしいので、作ったという感じです。カタログを眺めていってベース車を決めて、パーツも必要なものを揃えていって。細かい部分で今はもうないものがある点や、どっちもCBRとは言ってもどうしても違う車両ですから、それを合体して生じてしまう違和感を消すのが大変でした」

そう田中さんは言うが、フレーム下にメッシュパネル(樹脂板材を買ってきて穴開け自作)を入れてタンク~フレーム間に妙な隙間ができないようにしたり、メーターケースはCBR400Fにほぼ同じと見つけたVTR(250)用を使ったり、ヘッドライトステーもライトもベストな位置に来るように工夫して……と、進んだ(これらの作業はNENのHP内“ねんぶつ”のページから動画で見ることが出来る)。CBR400Fの外観上の大きな特徴でもある角型ライト下オイルクーラーも装備する(ただしオイルはここには回していない、ダミーだ)。

「エビス(福島県)とかローカルなサーキットの走行会で、なぜかトップで走ってて、『あれ、何だろう?』って笑われる感じもコンセプトでした」と田中さんは続ける。前後17インチなのになぜかCBR400Fの16/18インチに見えてしまうこの車両、今はバザーズサブコンで細かい動力系セットアップも行われている。それにしてもこの完成度。久々のクリーンヒット、と思える1台だ。

【 ザ・グッドルッキンパイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

角型ヘッドライトやその下に置かれるオイルクーラー(「この車両ではオイルは回していないので重いだけですけど(笑)」と田中さん)は、1984~CBR400Fそのもののパーツを使う。ヘッドライトステーのCBR400Fで、CBR650Fのフレームに追加工を行って装着してある。

メーターケースはVTRで、速度計部にデイトナ製オールインワンを組む。ライトステー/フレームは本来シルバーだが、この車両ではブラック仕上げとしている。

燃料タンクにはフューエルインジェクション(CBR400Fはキャブレターで、CBR650FはFI燃料供給)用の追加工を行うが、外観や燃料コックレバーも含めてCBR400Fそのまま。

サイドカバーもテールカウルもCBR400Fで、ダブルタイプのシートも400Fだ。前後ウインカーは400Fほぼ同位置に若干小ぶりのものを置いている。

エンジンやFIまわりはCBR650Fのノーマル。スペースの都合上エアクリーナーボックスが付かず、バザーズサブコンで燃調を補正した。

シリンダーヘッド上のサイドダクトもCBR400Fらしさを作り出すが、配線のカバーにも役立った。フレームはCBR650Fノーマルでシートレールは加工される。650F純正アンダーカウルには400Fの「CB R」ロゴが置かれる。サイドカバーのロゴもCBR400F風に650を表現してあるのだ。

排気系はNENオリジナルチタンS/O。なおフレームは鋼管ダイヤモンドタイプだがダブルクレードルのCBR400Fとの違和感は見当たらない。

少し後方位置としたステップは社外品を装着している。このバイクは外観は明らかにCBR400Fなのだが、内容は現代版というのも面白さを高めているのだ。

φ41mmフォークや3.50-17/5.50-17サイズの前後ホイール、テーパータイプスイングアーム等はCBR650Fのノーマルをそのまま使っている。

モチーフとなったCBR400Fは、φ35mmサイズのフロントフォーク+角型スイングアーム、前16/後18の星型コムスターホイールなのだが、この車両は同じ形状でないのにそれらしく見えてしまう点が凄い。タイヤはCBR650F標準のダンロップD222でフロントが120/70ZR17、リヤが180/55ZR17となっている。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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