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クォーターGSX-R1000(スズキGSX-R1000)

上質&軽量化を軸にしたカスタムを現代SSに施す

クォーターGSX-R1000(スズキGSX-R1000)

取材協力:クォーター TEL:092-574-5791 〒811-1303福岡県福岡市南区折立町12-10
URL:http://www.ms-quarter.com/
2019年 10月 04日

ボルトやクリアランスにもこだわってパッケージング

当初チタン・スリップオンサイレンサーの製作とバザーズ・サブコン装着のため、クォーターに入庫した、スズキGSX–R1000(L8)。サイレンサー製作途中にオーナーのオーダーでチタンワンオフのフルエキゾースト製作へ移行、同時にブレンボ削り出しフロントマスター装着がオーダーされて以降、さらに各部の上質化を中心に作業を行っていったものだ。

そのワンオフエキゾーストはクォーター・平田さんがパイプ(φ42・7㎜)の輪切りから作業をスタート、1台分に要するピースは70個。これを溶接して組み立てるわけだが、排気漏れがないようにつなぐ、また途中で角度を変えるためには各ピースのカット辺に角度を付け、向きを変え、それが正しいかを合わせながら……という手順を踏んで作ることになる。しかも現代のスーパースポーツともあって、カウルの内部クリアランスもかなり少なく、ここをクリアするにも大変な手間がかかる。4–2–1のピラミッド、サブコン用のO2センサー取り付け部と作成、完成したマフラー重量は約3・7㎏とノーマルの10・7㎏(これも軽い部類だ)の3割。

こうしたワンオフ製作はマスター変更時のABS対応ブレーキホース(これもサスがストロークした時の取り回しやカウル類とのクリアランス確保に苦労する部分)、そしてマフラーステーなど各部に配されたチタンボルトに組み合わされたワッシャにも及ぶ。このワッシャ、市販品ではなくチタン棒材を旋盤加工した後に外周を肉抜きして製作するという凝ったもの。こんな手間のかかる仕事をオーナーと相談しつつ希望を聞き入れてさらっとやってのけるあたりも、クォーターならでは。この作業を見て、また次のオーダーがやってくるわけである。

エキゾーストは完成後に焼け具合を見つつ、かつ平田さんが試乗を行ってセッティング。外装各部に配されたカーボンパーツ、前後のJB3ホイール、それから純正よりも軽かったオーリンズ倒立フォークの効果もあり、ガソリンなし/オイル等ありでの実測重量は181・08㎏でノーマル比14・18㎏の軽量化も達成。平田さんがよく言う「軽さは正義」、その効果が楽しみな1台に仕上がっている。

【 ザ・グッドルッキンパイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

外装関係は一見ノーマルに見えるが、ブラックカラーに隠されながらサイドカバーやフロントフェンダー、アンダーカウルはカーボン化されている。スクリーンもマジカルレーシング・カーボントリム、ミラーもマジカルレーシング・カーボンモノコックのA4/綾織りに。

左右マスターシリンダーはブレンボラジアルポンプの削り出し品に変更。さらにレバーは可倒式/穴開きのZETAフライトパーチに。

シートもクォーターで多く作業を依頼するStyleシートカスタムへのオーダー品に変わり、乗り心地を向上。サイドはカーボンパターンだ。

ドライブチェーンはDID製でサイズは520。ステップキットはステップバー/ペダル軸別体式のベビーフェイス製を使っている。

クォーターワンオフのチタンエキゾーストの単品状態。ひとつひとつの輪切りピース(パイプでなく平板)をまず切り出すところから始まり、各ピースを脱脂→パイプに成型・溶接→マフラーとしての成型と作業を進めるが、その手間は考えるだけで気が遠くなりそう。

マフラーをアンダーカウル右から覗くが、装着後はこのようにしか見えない。だがサイレンサーも含めた軽量化やデザイン変更は分かる。

元の排気デバイスはキャンセル、新エキゾーストにはバザーズのZ-AFM(オプションのセルフマップ製作用センサ)取り付け部も製作した。

前後ホイールはマグネシウム合金鍛造品のMAGTAN JB3で3.50-17/6.00-17サイズ。アクスルシャフトもクロモリに変更され、路面追従性を高める。

サスは前後オーリンズ(リヤはTTX)+スクーデリアオクムラMEチューニング。ブレーキやリンク部のカラーボルトは64チタン製を多く使う。

ラジアルマウントタイプのリヤブレーキキャリパーはゲイルスピード。全体としての軽さも追求されていることが部分からもよく分かる。

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