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GoGo2ストローク ヤマハTZR250編(第16回目)
レポート:中村友彦

7度目参戦のTOTでついに1分7秒台マーク!

2019年 12月 18日

TOT参戦を始めてからの2年間は、なかなか1分10秒が切れなかった僕+ヤマハTZR250だが、ここ最近はタイムがグングン詰まってきて、なんと今回の決勝レースでは、ラストラップで自己ベストとなる1分7秒071をマークできた。この調子でどんどん行けば、近いうちに6秒台に突入しそうだし、そうすれば念願の表彰台が、ぼちぼち視野に入って来るかもしれない?!


この原稿を書いているのは、7度目のTOT参戦から4日が経過した2018年の11月14日。約1年とちょっと前のこと。この時点で僕の頭と身体には、ZERO-4の決勝レースで感じた高揚がまだ残っている。これはいわゆる、興奮冷めやらぬというヤツなのか。改めて振り返ると、あんなにもライディング中にエキサイトしたのは、僕のバイク人生では初だった。

もっともエキサイトしすぎた結果として、決勝後半で黄旗を無視してしまったことは、しっかり反省するべきだろう。でも今回のTOTで数多くのNSRと繰り広げた熾烈なバトルは(スタートからゴールまで、サイド・バイ・サイドにしてテール・トゥ・ノーズな印象だった)、僕にとっては忘れられない思い出になりそうだ。

さて、初っ端から感情的な文章を記してしまったが、’18年秋のTOTにおける僕+TZRの戦績は、予選:19位、決勝:23位(黄旗無視で30秒が加算された結果でゴール時は17位)で、順位は今までと大差なかった。ただし、レースが楽しめた上に、最終ラップで自己ベストを1秒以上短縮する、1分7秒071がマークできたことは、これまでの戦績を考えれば大躍進だ。そしてその大躍進の根っこには、以下の3つの要素があった。

まず、ひとつめの要素は、決勝のスターティンググリッドで、クオリティーワークスの山下さんがかけてくれた「まさかもう、満足しているんじゃないでしょうね? ここからが本番ですよ」という言葉である。実はこの時の僕は、公式記録で初めて8秒を切れたことにホッとしてしまい、決勝は無難に完走できれば……と思っていた。だが、山下さんのその言葉が僕の戦闘意欲をかきたてた。逆にそれがなかったら、僕はいつものように決勝の序盤で、後続に飲み込まれていたのかもしれない。

続くふたつ目の要素は、前後サスのセッティングが、かなりいい感触で決まって来たこと。と言っても、僕がそれを実感したのはレース後だったのだけれど、他車とのバトル中に普段とは異なるラインが臆することなく走れ、前走車をコーナー進入でパスする際に思い切ってインに飛び込めたという事実は、前後サスのセッティングが正しい方向に向かっている証明だろう。もちろん、そうした足まわりを構築できたのは、テクニクス/ナイトロンのおかげである。

そして3つ目の要素はといえば……。チーム員として積極的に仕事をこなしてくれた、旧ロードライダー編集部のコイちゃんの存在だ。少し前まで一進一退を繰り返していた僕+TZRの戦績は、コイちゃんがチームに加わった’17年の秋以降はずっと上り調子で、今回のTOTでもその感触は維持されていた。と言うことは、コイちゃんは僕にとって勝利の女神なのか?! まあ、それはさておき、コイちゃんや山下さん、そしてナイトロン/テクニクスのスタッフの皆さんを筆頭とする、多くの人の協力を抜きにして、現在の僕+TZRのレース活動は語れないのである。

【 GoGo!! 2ストローク記事一覧はこちら!! 】

決勝レースの序盤で4台のNSRに囲まれながら、第1ヘアピンを目指しているところ。近年のZERO-4クラスではNSR勢が圧倒的な多数派で、今回は21台がエントリーしていた。全参加台数は39台だったから、なんと半分以上がNSRだったというわけである。

2018年5月のSATSUKIステージと同じく、今回のKAGURADUKIステージには、僕も含めて6台のパラツインTZRが参加した。最上位は7位でフィニッシュした♯60辰巳選手で、2度目の参戦となった♯93樋口選手は、前回の公式ベストタイムを3秒以上も短縮する1分8秒788をマークしていた。♯2下田選手、♯10小川選手、♯69小沼選手(3MA)は、すでにZERO-4クラスの常連になっているライダーたち。

WRITER

中村友彦

二輪雑誌編集部員を経て独立し、現在フリーのモータージャーナリストとして活動中。クラシックバイクから最新モデルまでジャンルや新旧を問わず乗りこなし解説する。カスタムやレースにも深く興味を持ち、サンデーレースにも参戦する。

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