Z900RSを機能でデザインでアップグレードしてくれるカスタムパーツの最新カタログ
The Customizing Parts for Z900RS・Part2
ARCHI(アーキ)
「新型車を中心にその魅力をさらに磨き上げ、枠にとらわれない自由な発想でカスタマイズを提案していくNEWブランド」としてPMCが立ち上げた「ARCHI/アーキ」。ギリシア語で「起源」を意味し、何ごとにも翻弄されない原点を見据えるとして、Z900RS用マフラーやカウル、Ninja ZX-25Rのパーツを次々と送り出している。
427 6ピースショート管JMCA認定モデル/17万6000円(写真上、ブラック)、18万7000円(写真下、メッキ)
3Dベンダーで曲げたφ42.7mmエキパイをベースに6ピースのパイプで構成されるド迫力のショート管。テール部は従来型から約70mm延長して全体をバランスし、Z900RSのシルエットにベストマッチするデザインに。集合部直後にキャタライザー、中間パイプにターンアウトインナー、テールエンドにストレート排気の2次サイレンサーをレイアウトした。レーシングモデルはブラックが15万4000円、シルバーが16万5000円だ。
手曲げ1ピースショート管/13万2000円(サーキット専用)、15万4000円(JMCA認証)
長年の空冷ZのノウハウをZ900RS用製品に注ぎ込むというコンセプトが明確に現れているのがこの「手曲げ1ピースショート管」だろう。きれいなアールを描く4本のエキパイは往年のファンなら垂涎の砂詰め手曲げで、フランジは切削でなくアルミ鋳物。集合部は少し離れて見てもアクセントとなる当時風の三角パッチをTIG溶接。中間パイプ内部にはターンアウトインナー、テールエンドはストレート排気とする2次サイレンサー構造等、現代の作りも備わる。
ハニカム バックステップキットVer.2/7万9200円
独自のハニカムパターンを削り出しで表現したビレット・ハニカムシリーズの新作。純正比で20mm後ろ/20mm上になるバー位置は、ベースプレートとヒールガードの間にある可変式2ndマウントプレートを移動させることでさらに30mm後ろ/30mm上に設定可能。
チェンジロッドリテーナー/9900円
シフトシャフトにニードルローラーベアリングとオイルシールを備えたリテーナーを装着しシフトシャフトの支点として力点=チェンジロッドと近づけ、確実なシフト作動を得て耐久性も高めるアイテム。
スライトリヤフェンダー/1万7600円
ABSロングテールカウル/2万8600〜5万5000円
ABS樹脂+カーボン粒子のハイブリッド・カーボンコンポジット材一体成形によって耐久性/耐候性/耐蝕性と高いデザイン性を持たせたフェンダーレスキット。写真のようにARCHIロングテールカウル専用品で、STDテールランプを約60mm後方に移動させながら、気になるテール部に空いてしまう隙間もカバーする。ウインカーは純正品をボルトオン可能でナンバープレートマウントは新規格の40度・車検対応仕様だ。
ギルズカウル Z900RS CAFE 白ゲル(塗装ベース)/4万9500円
Z900RS CAFE用。ギルズは英語のエラで、左右の張り出しにちなんで名付けた。全体的なフォルムはよりシャープかつスタイリッシュにし、高速走行時の防風性を高めるべくスクリーンを延長、純正ステーでボルトオン。写真は開発中のものでファントムブルーに塗装されたものだが、製品は塗装ベースの白ゲルとなる。
DAYTONA(デイトナ)
ドレスアップ用、あるいは機能系小物パーツから愛車を入れるガレージまで、実用系パーツも充実しているデイトナ製品。Z900RSにはガードやキャリア系が群を抜いている様子だ。
マルチウイングキャリア Z900RS(’18〜’22)/2万2550円
5mm厚のアルミA5052材製トッププレートと電着黒仕上げのフィッティング(車種専用品)にデザイン要素を加え、荷物無積載状態でも違和感のないフォルムを実現。最大積載量3kg。
クラシックキャリア (ブラック) Z900RS(’18〜’22)/2万350円
Z900RSがモチーフとしたZ1/2のキャリアデザインを継承し、クラシックな雰囲気を演出。キャリア装着状態でシートの脱着が可能。積載部寸法は縦192×横218mmで最大積載量3kg。
ロードステアリング汎用Φ28.6/2万2000円
純正クランプにマウントできてセパレートタイプハンドル並みの低さとフラットさが得られる。バーはアルミ削り出し。Z900RS(’18〜’21)には汎用タイプが適合、要スイッチ穴開け加工、CAFEは非適合。
D-LightステラII/1万7600円
Z900RS純正に近い形状を持ちながらシーケンシャル点灯機能を備えたウインカー。本体はアルミ製でブラックアルマイト、もちろん、車検対応品だ。
フェンダーレスEDGE Z900RS/CAFE(’18〜’22)/1万7380円
純正品同様に振動に強いPP(ポリプロピレン)樹脂を採用し違和感を極力消しつつさりげないエッジデザインを施したフェンダーレスキット。追加購入部品が不要なボルトオン、カプラーオンだ。
パイプエンジンガード Z900RS/CAFE/(’18〜’22)2万3650円
立ちゴケ等の軽度な転倒に対し、エンジンやカウルのダメージを軽減するφ25.4mmスチールパイプ製ガード。張り出しを抑えたデザインで樹脂パッドも左右下部に装着できる。
アシストグリップ ブラック/クローム Z900RS(’18〜’20)用/5500円(ブラック・1本)、5060円(シルバー・1本)
Z900RSを往年の名車、Z2風のクラシカルな雰囲気に仕上げつつ、車両の取り回しが楽に行えるようになる。φ15.9mmスチールパイプ製で、前側のカラーは段付き形状としてネットフック等をかけやすくしている。ブラックは左右を単品で、クロームは左側を販売している。
ADVANTAGE(アドバンテージ)
ブレーキのニッシン、サスペンションのショーワやKYBとの共同開発パーツを送り出すアドバンテージ。オリジナル鍛造のイグザクトホイールほか、Z900RS対応品も展開。
アドバンテージEXACT/EXACT II RACING10 10スポーク/46万2000円(EXACT)、35万2000円(EXACT II)
国内の8000t級鍛造+裂開切削で作られるアドバンテージのオリジナル鍛造ホイールがイグザクト(マグネシウム合金)/イグザクトⅡ(アルミ)。うち、10本スポークデザインがこのレーシング10。Z900RSには3.50-17/6.00-17サイズまたは3.50-17/5.50-17サイズの設定。
ADVANTAGE NISSIN 4POT RADIAL FIT MONOBLOC キャリパー(BLACK・左右セット)φ34×2、φ30×2/9万9000円
取り付けピッチ108mmのラジアルマウント異径4ピストンキャリパー。ダストシール付きでボディはブラック。ほかにもレーシングタイプをラインナップする。
NISSIN MASTER CLASSIC RADIAL Type(タンク一体式)Short Lever φ3/4(φ19相当)/2万6730円
φ3/4インチ=φ19mm相当でリザーバータンク一体タイプのニッシン製ラジアルポンプマスターシリンダーでボディはブラック。レバーは写真のブラックとシルバーを用意。
ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISC(セミレーシング)/8万2500円(1枚)
ピンを介さず直接(ダイレクト)インナー/アウターが接続され耐久性が高まりタッチも向上する。特殊ステンレス製でZ900RSのフロント用はφ300×t5、φ310×t5.5、φ320mm×t5.5厚みの設定となっている。
K-FACTORY(ケイファクトリー)
900RS発売直後からフルエキゾーストや各種NC削り出しパーツを送り出し続けるケイファクトリー。マフラーはスチールのCSR+、フルチタンのCLR-RG+やオーバルサイレンサーのCLR+も用意し、好みでチョイスできるのも特徴だ。
CLR-RG+(プラス) チタンフルエキゾースト ヘキサゴンサイレンサー(JMCA認証)/29万1500円(〜’22)、31万3500円(’23〜)
スターティングゴールドがまぶしいフルチタンのJMCA対応4-1EX。φ43mmエキパイを3Dベンダーで成形しφ60.5mmテールパイプ、ヘキサゴンサイレンサー(前後エンドはジュラルミン削り出し)に接続。近接89dB、加速走行82dB。ピュアチタンのCLR+、ブルーの焼き色のCLR-R+もあり。
CSR+ フルエキゾーストマフラー スタンダードタイプ(JMCA認証)/17万3800円(〜’22)、(’23〜モデル用は現在開発中)
いわゆるショート管のスタイルを持ったマフラーで集合部後ろをφ72mmと太く設定しZ900RSのリヤ180幅タイヤともバランス。重量7.5kg。標準装備のスタンダードステーを別売のCSR+ ダウン用ステーまたはアップ用ステー(ともに4950円)に換えることでサイレンサー部の高さをやや上/やや下にもできる。
スイングアーム:ビッグサイズ新型目の字(Z900RS/cafe)/24万4200円(〜’22)
90×30mmのビッグサイズ目の字断面超々ジュラルミン材製の新型で「開けて曲がる」コンセプトを進化させて剛性としなり、軽量性を追求。バフ仕上げ。
ライディングステップ/6万3800円
シンプルなデザインで削り出された高精度ステップ。バーとペダルは別軸で転倒時の悪影響も回避。位置は後ろ×上(mm)で①20×50 ②20×60 ③30×50 ④30×60の4ポジション。スーパーブラックとメタリックシルバーの2色を用意。ゴムステップバー仕様は6万6000円だ。
Z900RS用レバーガード/1万450円
左右のレバーを不用意な接触から保護するガード。5052アルミ製ガード本体、2017アルミ製バーエンド/バーエンド用カラー/取付プレートとM8ステンレスボルトのセット。左右兼用で、スーパーブラック、ストロングゴールド、シルバー、レッド、ブルーの5色をラインナップする。
ラジエターコアガード Cタイプ/1万9800円
ラジエターサイドカバー タイプII/1万3200円
ステンレスをハニカムメッシュパターンでエッチング加工してコアを保護するコアガード。両サイドのラジエーターサイドカバーはラジエーター横をスタイリッシュにする。
フェンダーレスキット 純正荷掛けフック対応/1万3750円
アルミテールカバー/6万3800円
テールカウルのシルエットをロングに見せるアルミテールカバー。長さ340mmで曲げ加工済み、バフ仕様。自分で曲げる人用にアルミ生地の加工用平板(1万4080円)もあり。
エンジンスライダー/1万2980円(写真上)
フロントアクスルスライダー/8800円(写真下)
万一のアクシデント時にダメージを軽減。スライダーはジュラコン製で、エンジンスライダーはベースとの間に硬質ゴムをサンド。アクスルスライダーは本体にK-FACTORYロゴが入りアルミベースはステイゴールドカラーでアクセントにもなっている。
NITRON(ナイトロンジャパン)
日本人の体格や使い道に沿った国内組み立て、また対応車種の豊富さを特徴とするナイトロン。リヤショック3タイプに、フォークカートリッジ2タイプを展開中。
ナイトロンNTR TVT PRO(写真上)/21万7800円
ナイトロンNTR TVT(写真下)/19万5800円
Z900RSのフォークカートリッジを入れ替えるキット。TVTはTri-Valve Systemテクノロジーの略で、これに換装することで左に圧、右に伸びの各減衰調整機能調整を分担(ノーマルは左右各圧12/伸び10段)できる。7076-T6チューブのNTR TVTと、そのチューブ内外にカシマコートが施されたPRO(レース対応機能を持つ)の2タイプ設定。
NTR R3 Series/21万7800円
最上位となるR3シリーズはリザーバー別体式(専用ブラケット標準装備)で3Wayダンピングアジャスター、油圧式プリロードアジャスターを持つ。
NTR R1 Series/11万5500円
1wayダンピングアジャスターを持ったシンプルな構成のR1シリーズ(写真は装着例)。30mm車高が下げられるR1 Seriesローダウン仕様も同価格でリリースされている。
STRIKER(カラーズインターナショナル)
ストライカーブランドを展開するカラーズはそのパーツ群で作るZ900RSのコンプリートカスタム車、SZシリーズも作製。近々削り出しのヘッドライトステーも登場予定となっている。
ストライカー インターモデル SCフルエキゾースト オフタイプB JMCA/25万3000円(〜’22)
Z900RSのスタイルを生かすべくあえて主流の4-2-1でなく4-1形状を採用、内部セパレーターやコニカルテーパーエキパイを採用して中低速と全域パワーを重視したチタンフルエキゾースト。ノーマル(11.9kg)比75%減の4.2kg、近接94dB/加速82dB。軽快で乗ることが楽しくなる1本だ。’23型用は27万5000円となる。
G-STRIKER Z900RS セパレートハンドル 単品φ50/5万8850円
ストリートHi(標準)/Low、レーシングHi/Lowの4ポジションで開き角と上下は自由、垂れ角ストリート0度/レーシング5度が選べるジュラルミン製ハンドル単品。下側写真はビレットトップブリッジ(単品ブラック8万6900、ブラウン9万2400円)とのキット(13万2000〜13万8600円、CAFEは別設定)で、さらにビレットアンダーブラケットとのSET(22万〜23万3200円、CAFEは別設定)もあり。
G-STRIKER スイングアーム/19万8000円(標準バフ仕上げ)、24万2000円(半艶ブラック仕上げ)
95×40mmの2.5mm厚7N01材製オリジナル異型目の字断面スイングアーム。長さは純正長で純正ホイール/純正リヤキャリパー/サポートに対応、アクスルも純正を再利用。写真のバフ仕上げとセラコートブラックの設定があり、オプションでスタンドフック受けφ8またはφ10が追加できる。
G-STRIKER Z900RS アルミビレットステムキット/19万8000(シルバー、ブラック)、20万9000円(ブラウン)
アルミ削り出しパーツで定評のあるGILDdesignとストライカーがコラボレートして製作したステム。A2017削り出しでフォークピッチ210mm×オフセットはノーマルに同じ35mm。シルバー、ブラウン、ブラックあり。
スポーツツーリングコンセプト“STC”ステップキット/6万3800円
足との接触面を増やすためにステップバーを新設計。ツーリング時などの快適性を高め、ペダルやプレートの肉抜きを最小限にとどめて剛性を確保、転倒時の損傷を抑えるステップ。後ろ×上(mm)で①20×20 ②20×30 ③30×20 ④30×30の4ポジション選択式。黒アルマイト仕上げ。
ストライカー ガードスライダー カーボンコンポジット/2万7500円
アルミ削り出しブラックアルマイトのベースにカーボン製75mmのスライダーコーンを組み合わせたスライダー。コーンはカーボンシートを1枚1枚張り合わせたオールカーボン製だ。
ストライカー エアロデザイン“SAD”カーボン ラジエーターサイドシュラウド/2万4200円(〜’20)
ラジエーターサイドに装着するカーボン製のシュラウド。上側とエッジを伸ばすことで導入される冷却風を増量。取り付け部にわずかにクリアランスを設けて後方への抜けもよくして冷却性を高め、ルックスも向上。カーボン平織り。’21〜’23年型向け(2万6400円)にはステー加工タイプとボルトオン取り付けタイプがある。
ストライカー エアロデザイン“SAD”リアフェンダー/2万7500円(黒ゲル)、4万1800円(カーボン)
純正比250mmロングとして泥や水の跳ねを抑えたフェンダー部と同じく50mmロングとしたチェーンカバーを一体化。180/60サイズタイヤにも対応するカーボン製のほか黒ゲル仕様もあり。純正スイングアーム対応品。〜’20年型と’21〜’23年型の2設定あり。
ストライカー アルミビレットフェンダーレスキット/2万4200円
テール裏の天板とナンバーステーをつなぐメインのステーをアルミ削り出したフェンダーレスキット。ナンバー角度は40度で保安基準適合、スリムタイプリフレクターとLEDナンバー灯も標準装備。
BLESS R’s(ブレスアールズ)
ブレスアールズは’95年に創業、4輪のFRP/CFRP(カーボン)製エアロパーツを企画・製造販売してきたブレスクリエイションが母体。スタッフがバイク好きともあって、4輪で培ってきた技術やデザイン力をバイクにも投影したものだ。国産大型ネイキッド用を軸に展開、Z900RS対応品(下写真は装着例)も右以外にも用意している。
カーボン・ラジエーターシュラウド/4万3560円
ノーマルではシンプルなアルミ製プレートのラジエーターサイドカバー。これをエアロダクト風にサイドを覆うようにできる。塗装ベースとなる未塗装クリアゲル品は3万1460円。
カーボン・サイドカバー/4万700円
インジェクションカバーを、アルミネットを設置したダクトを持つカーボンに置き換える。未塗装クリアゲル品(要塗装)も2万8600円で用意され、塗装を考えるならこちら。
カーボン・ステップヒールカバー/2万8050円
リアフェンダー(チェーンガード一体型)/5万4450円
カーボン・ステップヒールカバーはノーマルのヒールガードに被せて同部分をガードしカーボンルックを与える。左右セット。未塗装クリアゲル品は1万8150円(要塗装)。カーボン・クリア塗装のリアフェンダーは未塗装品、またFRP製なども用意される。
アンダーカウル 7万5900円
エンジンの下側をカバーする新製品のアンダーカウルで、純正マフラー用とストライカーマフラー用あり。ほかにリヤショートナンバーベース(5万4120円)やカーボン・フロントフェンダー(4万2790円)等もラインナップする。
■取材協力
PMC TEL0799-60-0101 〒656-2131兵庫県淡路市志筑3071 https://www.win-pmc.com
DAYTONA(デイトナ) TEL0120-60-4955 〒437-0226静岡県周智郡森町一宮4805 https://www.daytona.co.jp
ADVANTAGE(アドバンテージ) TEL06-6412-6145 〒660-0881兵庫県尼崎市昭和通9丁目324番地 https://advantage-net.co.jp
K-FACTORY(ケイファクトリー) TEL072-924-3967 〒581-0815大阪府八尾市宮町5-7-3 https://www.k-factory.com
NITRON(ナイトロンジャパン) TEL:048-884-9500 〒344-0122 埼玉県春日部市下柳 43-1 https://www.nitron.jp
ブレスクリエイション TEL042-730-3218 〒252-0203神奈川県相模原市中央区東淵野辺5-17-14 https://www.bless-pt.com
>>>The Customizing Parts for Z900RS・Part1はコチラ!
※本企画はHeritage&Legends 2021年6月号に掲載されたものです。