Z900RSを機能でデザインでアップグレードしてくれるカスタムパーツの最新カタログ
The Customizing Parts for Z900RS・Part1

2017年の登場以来、まだまだラインナップが増えるZ900RS用パーツ群は、素材や製法、そして使い方も含めて、じつに多彩。その主だったものをピックアップして紹介するPart1は、ドレミコレクション、ノジマエンジニアリング、オーリンズ、マジカルレーシング、アグラス、キジマから。なお、価格はすべて税込み表示だ。

DOREMI COLLECTION(ドレミコレクション)

Z900RS登場時から“Z1 Style”コンセプトを掲げてZ1ルックの外装セットを開発してきたドレミコレクション。遂にその70’sカラー外装セットが一挙に市販スタートした。同社製スチールインナータンクを持っていれば着せ替え自由自在なのもポイントだ。

Z900RS外装カバーセット/各色17万500円

70’s 青玉虫カラーセット

70’s 火の玉カラーセット

70’s 黄タイガーカラーセット

70’s 赤タイガーカラーセット

 

Z900RSスチールインナータンク/5万4780円

ドレミ製外装セットをマウントするのに必要。スチール製インナータンク本体(容量14L、車検対応)、取り付けステー、ダンパーゴム、ボルト同梱。タンクキャップと燃料キャップはZ900RS純正を使う。

 

Z900RS Z1 STDタイプ鉄メッキフェンダーLEDテールランプAssyセット/4万3780円

Z1 Styleテールカウル専用設計でZ1タイプとLTDタイプの2種、ウインカーもノーマル対応とZ2対応の2種あり。

 

Z900RSメッキフロントフェンダー/1万6500円

ABS樹脂にめっきを施し、純正フロントフェンダーステーを使って手軽に装着できるZ1イメージのフェンダー。

 

メーターアップステー/8800円

より格好いいZ1ルックを実現するためにメーター位置を約4cm上げる新製品で、意匠登録出願中。左側写真は装着時。ノーマルヘッドライトステーを使う場合はノーマルメーターステーのカット加工が必要になる(別売の専用ライトステーは1万6500円)。

 

JMCA認証フルエキゾーストマフラースタンダードタイプ(車検対応)/17万3800円

φ42.7mmエキパイ/φ80mmテールパイプでZ1現役当時を思い起こさせるショートタイプの4in1フルエキゾースト。JMCA認証マフラー。ほかに4本出しの「Z900RS 4本マフラー JMCA公認 ストリート4(メッキ)」(34万1000円)もある。

 

NOJIMA ENGINEERING(ノジマエンジニアリング)

エキゾーストパイプをらせん形状に集合させるオリジナルのSC=スパイラルコレクターで高効率・高出力化を図ったマフラーが主力のノジマエンジニアリング。メガホンタイプも含めたフルエキゾースト各種、サイレンサーの長さや太さを複数用意したS/O=スリップオンマフラーも選べる。

 

GTシリーズ DLCチタン 手曲げフルエキゾースト/28万500円

 

GTシリーズ DLCチタン 機械曲げフルエキゾースト/23万9800円

サイレンサーシェルにDLC(ダイヤモンドライク・カーボンコーティング)処理を施したGT DLCチタンサイレンサーを持つフルエキゾースト。「手曲げ」はφ38.1~42.7㎜ヘッダーパイプを手曲げ、「機械曲げ」はヒートカラーを施したφ42.7mmパイプを機械曲げして、SC=スパイラルコレクターで集合し、φ60.5mmテールパイプを接続。ともに音量87dB、平成28年排出ガス規制/騒音規定適合の政府認証品。

 

ノジマメガホン フルエキゾースト/16万9400円

機械曲げによるステンレスφ42.7mmエキパイを4-1SCで集合させ、φ60.5mmテールパイプ~メガホンサイレンサーににつないだステンレスフルエキゾースト。音量は91dBで政府認証品。同社人気商品で耐熱黒塗装仕上げで同社人気の1本。重量7.6kg(ノーマル11.8kg)。

 

GTシリーズ HEATチタン 手曲げフルエキゾースト/27万5000円

GTシリーズ HEATチタン 機械曲げフルエキゾースト/23万4300円

オーバル断面でヒートカラーを施したGT HEATチタンサイレンサーを持つチタン・フルエキゾースト。「手曲げ」はφ38.1~42.7mmヘッダーパイプを手曲げ、「機械曲げ」はヒートカラーを施したφ42.7mmエキゾーストパイプを機械曲げするのが両者の違いで、SC=スパイラルコレクターで4-1に集合し、φ60.5mmテールパイプに接続するという部分は共通。ともに音量87dB、平成28年排出ガス規制および平成28年騒音規制適合の政府認証品。

 

STS100 スリップオン/6万8200円

STS110 スリップオン/6万8200円

シンプルなデザインのスリップオンマフラーがほしいという要望に応えたSTSシリーズ。チタン製で、Z900RSにちょうどいいサイズ感のφ110×400mm、STS110 S/O(重量はノーマルの2.2kgに対して1.95kg、音量91dB)とより小ぶりなφ100×350mm(重量1.85kg、音量92dB)がある。政府認証品。

 

Ohlins(オーリンズ/ラボ カロッツェリア)

上質な乗り心地やさまざまな走りに合わせたセットアップに欠かせないリプレイスショックでまず挙がるオーリンズ。日本扱い元のラボ・カロッツェリアでは製品のオーバーホールにも対応。

 

Z900RS/Cafe FKSカートリッジキット FKS511 NIX30 Street/17万500円

φ41mm倒立フォークの内部カートリッジに換えて使うNIX30タイプのカートリッジキット。ライダーから見て左側が圧、右側が伸びの各減衰(20段。初期荷重は無段階で調整可能に)を担当。標準の9.0N/mmスプリング以外にレート違いをオプション設定、専用オイルも用意。

 

Z900RS/Cafe オーリンズ リアショックアブソーバー KA739 Type S46DR1LS/16万7200円

大口径シングルチューブショックに油圧式リモートプリロードアジャスターをビルトインしたKA739がZ900RS用の対応品(左車両は装着例)。46DR1LSタイプで、190mmの自由長と100N/mmのレートを持つスプリングが付属。全長350mmで+4/-2mmの車高調整と伸び側40段の減衰調整も可能。

 

MAGICAL RACING(マジカルレーシング)

「ストリートボディワーク」と銘打った自社製カーボン外装/機能パーツを展開するマジカルレーシング。Z900RSには燃料タンク以外のほとんどの外装、そして超軽量の恩恵が大きいBSTカーボンホイールが用意される。定番のバイザースクリーンや、カーボンハンドルバーも注目だ。

 

バイザースクリーン/4万1800~5万9400円

防風効果が得られるスクリーンバイザー。他にないカーボンのベースは左右のヘッドライトマウントとハンドルクランプ部でマウントされ、軽さとともに支持剛性も確保。クリア、スモーク(写真)、スーパーコートのスクリーン3種と、べース2種が選べる。

 

カーボンハンドルバー/3万800円(現在ソールドアウト)

全幅約760mmでグリップ部Φ22.2mm、ホルダー部Φ28.6mmのテーパードバー。フルカーボン綾織り。Type-1はハンドル高低差68mm、絞り角23°でスポーティなポジション。Type-2はハンドル高低差90mm、絞り角25°のリラックスポジション。

 

シートサイドカバー/3万5200~4万1800円

いわゆるサイドカバー。写真のダクトあり(メッシュ張り、3万9600~4万1800円)は内部エアが抜ける効果もある。サイドのダクトなし(3万5200~3万7400円)も用意される。

 

テールカウル/1万1000~2万2000円

多くのラインナップを持つマジカルレーシングのZ900RS用ストリートボディワークの中でも売れ筋というテールカウル。一体成形で作られ、左右はリップ形状(折れ曲がり部分)によって強度を確保。FRP白仕上げor黒仕上げ、平織り/綾織りカーボンが選べる。その下に覗くのがフェンダーレスキット(1万3200~2万2000円)で、これも造形によって強度確保。純正ナンバー灯/ウインカーを使う。

 

BST カーボンホイール・ブラックマンバ7本スポーク/価格&納期は要問い合わせ

ハブを除くスポーク/リムすべてドライカーボン製。Z900RS用には7本スポークタイプのブラックマンバを設定。フロントは3.50-17、リヤは6.00-17。「とにかく軽く、慣性も少ないので倒し込みや切り返し、起こしが楽になります。ぜひ1度体験してもらいたいいち推し製品です」と同社でも推しのホイールだ。

 

ラジエターシュラウド(左右セット)/2万6400~2万8600円

純正のラジエーターサイドパネルマウントボルトによって装着。純正よりも面積も広めに取ってZ900RSのルックスにアクセントを与えるとともに、下端を外に広げて導風と同時にサイドにも気流を流す。またフレームネックもカバーしてくれる。

 

リアフェンダー/2万900~3万3000円

ノーマルのインナーフェンダーから8cm延長してリヤタイヤからの泥跳ねや水跳ねを抑制する一方で、ノーマルのリヤ180/55サイズタイヤから200幅タイヤを履いても対応する内幅を確保。FRP白、黒、カーボン平織り/綾織りあり。

 

AGRAS(アグラス)

自社内で削り出される各種アルミパーツやスライダーを軸とするアグラス。車種ごとに想定されるユーザーへの使い勝手や装着後のフィット感に配慮しているのも嬉しいパーツ群だ。

 

トップブリッジ&ステムSET/16万8300~17万500円

「トップブリッジ」とハンドルを上から保持する「アッパーブラケット」(ブリッジタイプまたはセパレートタイプ)とハンドルポストに、3本クランプタイプのステアリングステムもセット化して剛性を高めるキット。

 

トップブリッジ アッパーブラケット・セパレートタイプ /7万9200円

トップブリッジ アッパーブラケット・ブリッジタイプ 8万2500円 

純正同様のブリッジタイプと左右が分かれたセパレートタイプを用意。その下のポストをセットにしたものでは純正/上下5mm/下10mmの4つの高さが選べる。これにトップブリッジを加えた。

 

バックステップ/7万7000円

UP:45/55mm×BACK:15/25mmの4ポジション。純正のブレーキスイッチがそのまま使えて、ステップバーも写真のMFJ-Bが標準(エンドのジュラコン色は白or黒の選択)。逆チェンジは不可だ。

 

リンクプレート/2万350円

リヤのリンクプレートはホリゾンタルバックリンクのプレート2枚セットで、ショックの支持剛性も高まる。2200円の追加料金でカラーオーダーも可。

 

レーシングスライダー(上からクラッチA、ジェネレーターA、ジェネレーターB)/1万7380~2万8600円

アグラスならではのパーツで、エンジン左右に装着するレーシングスライダーは右側の「クラッチA」(写真上)と左側の「ジェネレーターA」(写真中)はともにアルミベース+ジュラコン。ベースはカバーと共締めだが、極力エンジンに沿わせた形状である点にも注目。写真下は「ジェネレーターB」でスペーサー以外オールジュラコン製。

 

KIJIMA(キジマ)


LEDシーケンシャルウインカーやグリップヒーターなどの電気系パーツも多いキジマ。ガードやグリップなど、ちょっとした機能向上に重宝するパーツ展開も特徴だ。

 

ウインカーランプSET TRタイプ シーケンシャルLED Z900RS/3万800円


写真のように内から外に向けて流れるように光り、注目度と被視認性を高めるLEDシーケンシャルウインカーランプ。前後4個とICウインカーリレー、マウントベースと変換ハーネスのキット。

 

タンデムグリップ/1万3200円


装着した際のルックスのバランスからタンデム時の実用性まで、製品のシルエットに拘ったタンデムグリップ(シートレール)。クロームめっき仕上げとブラックが用意されている。

 

フェンダーレスキット/1万4300円


リヤまわりをすっきりとスタイリッシュに見せるフェンダーレスキット。平成33年4月1日ナンバープレート新基準対応品でウインカーは純正品が使える。LEDライセンス灯/リフレクター付属。

 

ローダウンブラケット/8250円


リヤサスのリンクを変更することで純正比約20mmのローダウンが可能なブラケット。長く乗るためにあえて派手すぎないローダウン量と、ほどよい足つき性にこだわった製品だ。

 

ステップリロケーションブラケット 6050円


ステップ本体を20mm後方に移設し、エンジン停止時や駐車時にそのまま跨って移動する際にステップとふくらはぎの干渉が気になるという向きに有用。純正ステップがバックステップ的にも使える。

 

■取材協力

DOREMI COLLECTION(ドレミコレクション) TEL086-456-4004 〒712-8043岡山県倉敷市広江1-2-22 https://www.doremi-co.com

NOJIMA ENGINEERING(ノジマエンジニアリング) TEL059-378-3505 〒513-0825三重県鈴鹿市住吉町7265-7 https://nojima-japan.co.jp

Ohlins(オーリンズ/ラボ カロッツェリア) TEL03-5851-1853 〒121-0076東京都足立区平野1-12-16 http://ohlins.czj.jp

MAGICAL RACING(マジカルレーシング) TEL072-977-2312 〒582-0023大阪府柏原市国分東条町4284-2 https://www.magicalracing.co.jp

AGRAS(アグラス) TEL0736-25-0250 〒649-7163和歌山県伊都郡かつらぎ町萩原823 http://www.agras.co.jp

KIJIMA(キジマ) TEL03-3897-2167 〒123-0841東京都足立区西新井4-22-16 https://www.tk-kijima.co.jp

※本企画はHeritage&Legends 2021年6月号に掲載されたものです。