KATANA&GSX1100Sカタナ NEWEST INFOS. Part2/アグラス & ブルドック & アールケー・ジャパン & ウエストパワー

空冷カタナと水冷KATANA、双方に向けた期待値は高く、アフターパーツもまだまだ出てくる。ここまでにデモ車を発表したショップ&メーカーからも新作、そして新しいお勧めの作業も提案されている。それらを紹介するPart2。から。Part1Part3はこちら!

自社NCを駆使したパーツ群がさらに充実/AGRAS(アグラス)

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自社内のNCマシニングセンタによる高質なアルミ削り出しパーツを多くの車種向けに展開するアグラス。新型KATANA用のパーツも独自の発想による各種スライダーやステップキット等を展開してきたが、新たに純正バー/φ22.2mmバー対応のトップブリッジが加わった。

 

純正ハンドルバー対応のトップブリッジ が登場

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新作は2点あり、写真の「トップブリッジ 純正ハンドル用」と「トップブリッジ φ22.2ハンドル用」。前者は純正バー/インチバー対応、後者は一般的なバーに対応。バー高さがノーマルに同じで前後位置がノーマルと前後各10mmの計3カ所設定可能だ。ともにアルミ削り出しでセンターナット付きで、価格は5万2800円

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「レーシングスライダー クラッチ タイプ2(アルミベース+ジュラコン)」(3万2450円)はエンジン右側のクラッチカバーボルトと共締めして装着。ベースはA2017削り出しでスライダーはジュラコン。裏面はKATANAのクランクケースに沿った形状。

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上/前のエンジンマウントをつなぐようにアルミベースが装着される独自の「レーシングスライダーφ60エンジンハンガータイプ(アルミベース+ジュラコン)」(2万8600円)は削り出しアルミベース+ジュラコン製スライダーで左右セット。白と黒あり、径違いで「φ50」(2万5850円)も設定される。

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「バックステップ」(8万1400円)は後ろ×上で0×35/0×45/10×35/10×45(mm)の4ポジション。コンパクトながら足まわりのホールド性も高く、ノーマルのブレーキスイッチが使える。もちろんA2017材からのNC削り出し品だ。

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「ヘルメットホルダー」(1万1000円)はアルミ削り出しの専用ステーとヘルメットロックのセットで、タンデムステップは付けても外しても装着可能だ。

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早くから販売される「セパレートハンドルKIT」(10万4500円)はセパレートハンドルとトップブリッジ、センターナットがセットで、ケーブル類は純正が使える。

■取材協力・アグラス TEL0736-25-0250 〒649-7163和歌山県伊都郡かつらぎ町萩原823 http://www.agras.co.jp/

 

空冷カタナにもKATANAにも合うデザインを持ったアルミ鍛造・ラヴォランテホイール/BULL DOCK(ブルドック)

高質なコンプリートカスタムのGT-Mで知られるブルドックが送り出すアルミ鍛造ホイール、ラヴォランテ(LAVORANTE)。空冷カタナ(GSX1100S)には2.75-18/4.50-18インチ、KATANAには3.50-17/6.00-17インチの適合ラインナップがある。どちらにも似合うデザインや軽量・強靱性は魅力大だ。

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ともにカラーはマットブラック・グロスブラック(艶あり黒)・ゴールドアルマイト・シルバーアルマイトの4カラー展開で、上は18インチ・シルバーアルマイト、下は17インチ・ゴールドアルマイトの参考写真。価格は17インチ、18インチともマットブラックとグロスブラックが29万5900円。ゴールドとシルバーのアルマイト仕様は32万7800円(各前後セット)だ。

■取材協力・ブルドック TEL0284-64-9825 〒326-0012栃木県足利市大久保町957-2 http://www.bulldock.jp/

 

伝達系のデモ車にしてカスタムの見本/RK JAPAN(アールケー・ジャパン)

ドライブチェーンやスプロケットを扱うRK JAPAN。このKATANAは同社の市川 仁さんの愛車であり、同社デモ車という1台。ドライブチェーンは純正525から520サイズとしたRKのX-XWリング採用品、520X-XWに換装、これに合う炭素鋼製のH.C.Sプレミアムスプロケットもセット。足まわりやシート、スライダー類も換えている。

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ホイールは上でも紹介したアルミ鍛造のラヴォランテ。HCSプレミアムスプロケットは同ホイールにも適合。リヤショックはナイトロン・レースプロ、シートはトゥーズカスタム。テールはオオノスピード・GTテールカウルとなる。

■取材協力・アールケー・ジャパン フリーダイヤル0120-127-254 〒369-0104埼玉県熊谷市冑山668
https://www.rk-japan.co.jp/

 

17.5L容量のアルミタンク、予約受付中!/WestPower(ウエストパワー)

スズキの現行新型車を積極的に扱い、KATANA用パーツも各種を送り出してきた大阪のウエストパワーは、かねてから開発に着手していたKATANA用アルミタンクを市販に移し、2020年9月の“カタナマミレ”で展示した。17.5Lの容量は魅力的だ。

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「KATANA アルミタンク」(33万円、ミスティックシルバーメタリック、グラススパークルブラック、キャンディダーリングレッドの塗装済み仕様は38万5000円)は純正の4.75kg/12Lから3.25kg/17.5L容量に。ノーマルのタンクカバーを外して交換できる。外の形状は同社タンクカバーに準じた。受注生産で納期は1~3カ月。

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シルバーの車両はアルミタンクを装着するが、こちらのブラックの車両はオリジナルで販売中のセパレートハンドル/トップブリッジ/タンクカバー/スリップオンEX/ギアーズリヤサス等を装備する。

■取材協力・ウエストパワー TEL06-6856-9876 〒561-0891大阪府豊中市走井3-27-7 https://www.westpower.jp/

 

※本企画はHeritage&Legends 2021年2月号に掲載されたものです。

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Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。