Zのデビュー50周年に合わせて売れ筋リプレイスパーツを進化リメイク!・ドレミコレクション

Zシリーズを彷彿させるゼファーやZ900RS向け外装キットの販売、そして直近では同様手法でCB400SFに往年のCBX400F風外装キットの発表で話題をさらうなど、すっかりコスプレ・カスタムパーツメーカーとして定着したドレミコレクション。だが、それらのルーツは元祖Z向けリプレイスパーツの開発・製造で培った技術と経験にある。そんなドレミはZのデビュー50周年に合わせて、定番製品のブラッシュアップと再流通に改めて注力するという。

Zで育って今があるからパーツ供給を続けたい

「Z1は、ウチでは1988年から中古車の輸入販売をスタートしました。数で言えば2000台売ったところまでは覚えているのですが、その先はもう……。そんな中でも初期に買ってくださったお客さまたちのことは僕も鮮明に覚えていて、そうした方々は今もZを持っていらっしゃる。Zを売らせていただいた者の責任として、この先もでき得る限り乗り続けていただくためのパーツ供給をしていきたいと思っているんですよ」

▲ドレミコレクション・武 浩代表は、根っからのZフリークとしても知られる人物だ。今は「安心して提供できるタマがない」ことからZの中古車販売は行っていないが、パーツ供給を欠かすつもりはないと、はっきりと語ってくれた。

最近はゼファー・シリーズやZ900RS向けのZ1風外装キットの販売、そして’22年春にはCB400SF向けCBX400F風外装を発表。同社曰くのコスプレ・カスタムを前面に推し出すドレミコレクションが、Z誕生50周年の節目といえなぜ今、元祖Z向けパーツのリフレッシュを行うのか? 冒頭はドレミ・武 浩代表の答えだ。Zで育って今があるのだから、決してZを見切ることもない──。Zユーザーにとっては、なんとも心強い言葉でもある。

「正直に言ってしまうと、Z900RS向けパーツ群の開発がひと息ついたところで、これからはCB400タイプX外装の本格製造・販売に向かうぞ! というちょうどはざま。絶好のタイミングでもあったんですよ(笑)。

ただし、単に貯まったバックオーダーの解消や人気アイテムの復刻で済ませるつもりはありません。やはりこの’22年(取材時)に作るわけですから、使えるところには最新の技術や素材を投入して『より良いモノ』を提供したい。

▲新作のシートASSYでは、シートベースを初期純正に近づけ、鉄板の厚さや裏面のリブなどにもこだわって再現し製品化。

例えばマフラーは内部構成もめっきも見直したし、新作のシートASSYでは、シートベースを初期純正に近づけたものを製作。せっかくの機会ですから初期型Z1によりこだわったモノを作りたくて、鉄板の厚さや裏面のリブも当時の純正品を忠実再現しました」(武さん)

「冒頭、初期にZを買ってくださったお客さまの中には60歳代以上の方もずいぶん増えていて、お子さんたちに受け継がれているケースも多く見聞きします。ウチでも過去にはZのカスタムも手がけた経緯もありますが、今考える僕の個人的な意見としては、個体数も減ってしまった今、この先のことを思えばZはスタンダードな状態に戻せる範囲で、乗り継いでほしいですよね。Zは今や産業遺産というべきもの。そんなZの歴史的価値って、ノーマルに紐付いていると思うんです。そしてどんどん乗ってほしい。通勤使いに乗るにはもうしんどいし、僕も気が向いたときに走らせる程度ですが、乗って楽しいバイクといえば、やはりZなんです」

 

進化リメイクされたドレミコレクションのZ向けリプレイスパーツ群

同じに見えて着実に進化した4本マフラー!


New Z1/Z2 4本エキゾーストマフラー:19万8000円/アフターマーケットでは最初にZ用4本マフラーを手がけたドレミコレクション。そもそも純正マフラーのリプレイスが目的の製品だから形状が大きく変わることはないが、内部パーツやめっきの質など絶えず検討が進められて、本品はその最新仕様。どんなパーツにも「現代の純正クォリティ」を標榜するドレミならではの取り組みの、ひとつの結晶なのだ。

 

Z1 シートではパッと見では分からない部分にも徹底したこだわり!


Z1 シートASSY (写真上からSTD、あん抜き、タックロール):各3万800円/「初期型Z1のスチール製シートベースって、今の観点で言えば剛性が足りていない。走らせるとやはりフニャッとした感が出てしまうのですが、それすらも良いというお客さまがいるし、僕自身も再現してみたい。既存のFRPやカーボン製シートベース(単体販売品)でも似た感じになるのですが、やっぱりスチール製にこだわりたいじゃないですか(笑)。で、新作のASSYは、初期型の純正シートベースにあるリブも再現しました」(武さん)。外観にも性能にも無関係だが“知ってる”マニアをくすぐる配慮なのだ。

 

ドレミの十八番! Z向けリプレイスパーツの注目2品!


Z1 ハンドルスイッチ初期:9350円(1個、左右別売)/こちらも「現代の純正クォリティ」を具現化した初期型向けハンドルスイッチ(後期型用も左右別売、各6160円でラインナップ)


Z1 ヘッドライトステー中-後期型:1万1000円(1個、左右別売)/中-後期向けのライトステー。こうしたドレミのリプレイスパーツはZフリークからの支持も厚いが、他車向け製品の製造との兼ね合いから一度欠品、バックオーダーとなると次回生産まで時間がかかることも。気になるパーツは入手できるうちに……というのが賢い選択だろう。

 

【協力】ドレミコレクション TEL086-456-4004 〒712-8043 岡山県倉敷市広江1-2-22 https://www.doremi-co.com/

※本企画はHeritage&Legends 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです。
バックナンバーの購入は、https://handlmag.official.ec/ で!

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。