Z900RSを機能でデザインでアップグレードしてくれるカスタムパーツの最新カタログ
The Customizing Parts for Z900RS・Part3

2017年の登場以来、まだまだラインナップが増えるZ900RS用パーツ群は、素材や製法、そして使い方も含めて、じつに多彩。その主だったものをピックアップして紹介するPart3は、ウイリー、ブルドック 、アメリカンドリーム、SP忠男、ベビーフェイス、ビトーR&D、アクティブから。なお、価格はすべて税込み表示だ。The Customizing Parts for Z900RS・Part1はコチラ! Part2はコチラ!!

WHEELIE(ウイリー)


オリジナル目の字断面7N01アルミ材によるハンドメイドのスイングアームやNCビレットパーツ群で知られるウイリー。Z900RS用は機能パーツも各種カバー類も人気が高いようだ。

7N01材 5角目の字断面スイングアーム 0Wタイプ/19万6130〜28万500円

ウイリーの代名詞とも言える、オリジナル7N01アルミ目の字断面材ハンドメイドのスイングアーム(写真は耐久スタンドフック付きで28万500円)。クロモリアクスル付属。カーボンリヤフェンダー/チェーンガードも用意されている。

Z900RS オーリンズ倒立フォーク用トリプルツリー/44万円

Z900RSでオーリンズ倒立フォークを使うためのステム。メーターブラケットやホーンステー、φ25mmアクスルなども付属。マルケジーニのZ900RSホイール以外の場合はホイールを預った上で製作。

3Dパルサーカバー/2万7500円

エンジンの右側クランクエンド部に装着するカバーを3Dビレットで製作。左上の車両写真は装着例となる。バフ仕上げ、シルバーアルマイトあり。

3Dタンデムステップキット/4万6200円〜5万1700円

オーリンズリヤショックのプリロードアジャスター取り付け穴付き。サイレンサーステーによってはハイアップマフラーにも対応出来る。ステップバーはノーマルから移植する。

3Dリンクプレート/2万7500〜3万800円

ホリゾンタルバックリヤショックのリンクをノーマルから置き換えることでデザイン性を大幅に高めてくれる。写真はシルバーアルマイト。

Z900RS 同軸ペタル式3Dステップ/11万円

操作を司る足への悪影響を抑えるナイフエッジ加工がされたペダルも含めてフルNC削り出しの同軸式ステップ。ブレンボφ13mmマスター付属。バフ、シルバーアルマイトの仕上げが選べる。

Z900RS 3Dエンジンハンガー/5万5000〜5万9400円

Z900RSでは外から見えるパーツともなったエンジンハンガーに上質さを与え、支持剛性を高める。AP2000材削り出しでバフ、シルバーアルマイト、ブラックアルマイトあり。

3Dスプロケットカバー/4万9500〜5万7200円
3D ACGカバー/8万5800円

エンジン左側のクランクエンド部のカバーと交換するのが3D ACGカバー(写真の左側)。その後ろに付くのが3Dスプロケットカバー(同右側)。バフ、シルバーアルマイトあり。

同軸ペダル3Dステップ Type-R/11万円

左上の同軸ペダル式3Dステップからバー位置を5mmほど上げてスポーツ走行により適応させた新作。マスターシリンダーからABSユニットまでのホース交換要(HPを参照)。

 

BULL DOCK(ブルドック)

空冷Zシリーズをベースとして作り込まれる高質コンプリートカスタムGT-Mを送り出すブルドック。そのオリジナル・アルミ鍛造ホイールは17インチ用がZ900RSにも適合あり。詳細は問い合わせを。

ラヴォランテ・スフィダーレ/46万900円(前後セット)



フロント3.2kgリヤ5.6kgという、マグホイールに並ぶ超軽量を実現するラヴォランテ・スフィダーレ。JWL認証でサイズは3.50-17/6.00-17インチ。グリーンペイント、ブラックペイント、ゴールドペイントが用意される。

ラヴォランテ レジェンダ/26万9000〜29万8000円(前後セット)

2×3の6本スポークホイールデザインに軽量・強靱なハイスペックを合わせ込んだアルミ鍛造ホイール。サイズは3.50-17/6.00-17インチでゴールドアルマイト/シルバーアルマイトは税込み29万8000円、マットブラック(つや消し黒)/グロスブラック(艶あり黒)は税込み26万8000円。

 

AMERICAN DREAM(アメリカンドリーム)


空冷Z系を軸にして、幅広いバイクのカスタム化や整備に力を入れるアメリカンドリーム。オリジナルのカフェレーサーカウルキット(タイガーカラーor火の玉)やチタンマフラーを備えたコンプリート車両の製作・供給予定がある。

ロングテールカウル/2万5300〜6万500円

ショートにまとまったZ900RSの純正テールカウルに置き換えることで30mm延長し、スタイリッシュに。黒ゲル/メタリックスーパーブラック/純正火の玉/バットパターンカーボンあり。

Z900RS カフェレーサーカウルキット/30万2500〜31万3500円




高速道路や長距離走行での快適性を高め、オリジナリティも高めるアメリカンドリームのカフェレーサーカウルキット。上写真のようにマウントに必要なもの(FRP製カウル/スクリーン/カウルステー&フレームクランプ一式/取り付けボルト/アクティブ・ハンドルバー/スロットル&スロットルケーブル)がオールインワンとなっている。スクリーン用穴開けとメーター部の小加工は必要だが、ほぼボルトオン。スクリーンカラーで価格が異なり、クリアが30万2500円、スモークが30万8000円、ミラースクリーンが31万3500円。カウルは白ゲルコート仕上げで、別途7万1500円で火の玉カラーとタイガーカラーに合わせた塗装が依頼できる。CAFE用は31万9000〜33万円だ。

Z900RS カーボンインジェクションカバー/1万7600〜2万1780円

サイドカバー前側のFIカバーに置き換えるドレスアップパーツ。コウモリ/ハンググライダーのようなパターンを配したバットパターンは2輪で初採用。綾織りカーボン製も設定あり。

Z900RS Neoショートマフラー/17万4900円

スパイラルコレクターを持つフルチタンエキゾーストで、写真のアップタイプのほかダウンタイプもラインナップ。ポリッシュ(磨き)、クエンチング(焼き入れ)、ショットエンブレム(ブラストによる文字入れ)の3つのオプションもそれぞれ1万1000円プラスで行える。写真は3点とも施した例(3万3000円プラス)だ。

 

SP TADAO(SP忠男)

フラットトルクでライダーが扱いやすく、特性でもサウンドでも気持ちよくなるマフラーを送り出すSP忠男。

POWERBOX FULL 4in1 Titan Blue Z900RS(2BL-ZR900C)/27万600円(写真上)
POWERBOX FULL 4in1 SUS Z900RS(2BL-ZR900C)/17万4900円(写真中)



集合部後ろにチャンバー=パワーボックス(写真右上)を備えることで求める気持ちいい特性を実現したフルエキゾーストシステム。4in1チタンブルーは超軽量チタンアウター/サイレンサーインナーによって純正11.6kgに対して3.7kg。近接93dB/加速82dB。SUSは騒音についてはチタンブルーに同じで素材は超軽量ステンレス・ポリッシュとなる。ともに政府認証品。

POWERBOX FULL 4in1 耐熱ブラック Z900RS(2BL-ZR900C)/18万5900円

超軽量ステンレス耐熱ブラック塗装アウターに超軽量ステンレスサイレンサーインナーを組み合わせてショート管スタイルのデザインを施した4-1フルエキゾーストシステム。近接93dB/加速82dBで政府認証品。

POWERBOX MEGAPHONE Z900RS(2BL-ZR900C)/8万7780円

超軽量ステンポリッシュサイレンサーアウターと超軽量ステンレスサイレンサーインナーを素材にメガホンスタイルで構成、パワーボックスも前端に装着したスリップオンEX。近接92dB/加速81dB。政府認証品。

 

BABY FACE(ベビーフェイス)

鮮やかなゴールドカラーのNCマシニングパーツ群が特徴のベビーフェイス。代表作のステップキットや各部スライダーに加え、スタンドフックなどの便利パーツにも注目したい。

Z900RS(’18-)用バックステップキット/6万2150円

ダブルベアリングで作動をスムーズ化、ステップバーには切削ローレット加工を施しグリップ感も高める。ポジションは後ろ×上(mm)で45×40、45×55、57.5×40、57.5×55の4ポジション。

エンジンスライダー/1万9250円

左右連結バーでなく、クランクケースカバーと共締めするマウントベースをNC削り出しで製作し、そこにジュラコンスライダーをマウントし、ドレスアップも出来る。写真左が左、右が右側用だ。

Z900RS(’18-)用 スイングアーム・スタンドフックVタイプ/1万1000円(写真上)
Z900RS(’18-)用レーシングフック/3300円(1個、写真下)

レーシングフックはタンデムステップに換えて装着し、タイダウンベルトのアンカーになる。スタンドフックはZ900RSではV型形状を用意しメンテナンススタンドをかけるのに役立つ。

 

BITO R&D(ビトー R&D)


“世界最高品質”を掲げてマグネシウム合金ホイールのMAGTANやオリジナルのJB-POWERブランドパーツを展開するビトー アールアンドディー。17インチ標準のZ900RSにも操る楽しさを加えるとして18インチの対応ホイールを用意する(写真は装着例)。

JB-POWER アルミ削り出しフォークブリッジ/22万円

自社削り出しによる高質なトリプルツリー。フォークオフセットをノーマルの34mmから好みで35または40mmに変えられるのも特徴だ。

JB-POWERチタン手曲げマフラー/36万3000円

厚さ0.7mmの超薄肉チタン材を手曲げした軽量で音質にもこだわる。4-2-1レイアウトで角度付メガホンサイレンサー仕様、キャタライザー付。

MAGTAN JB4ホイール/42万3500円

ビトーR&DのZ900RSパーツ最大の特徴となるのは、ホイール。純正の3.50-17/5.50-17に換えて、マグネシウム鍛造のMAGTAN、7本スポークデザインのJB4の3.00-18/4.50-18サイズがZ900RS用に設定されている。ほか、Z900RS用には17インチも用意(フロント3.50-17、3.625-17。リヤは5.50-17、6.00-17)される。JB1/JB3は3.50-17/5.50または6.00-17のみ。JB-POWERクロモリ中空シャフト(フロント1万7600円/リヤ2万5300円)も用意。

 

ACTIVE(アクティブ)


アクティブはゲイルスピードブランドでの足まわりほかオリジナルパーツの開発や販売を行い、ハイパープロショックを初めとした海外製品も扱っている。

パフォーマンスダンパー Z900RS/3万8500円


写真上のようにフレーム左サイドに装着することで、走行中のフレームに常に発生している、わずかな変形と振動を抑えるダンパーと、専用マウントのセット。本体はヤマハが製作しているもので、アクティブでは多くのテストを行ってZ900RS専用のマウントを作り、パッケージとした。ノーマル車両でも効果ありのパーツだ。

※“パフォーマンスダンパー(R)”は、ヤマハ発動機株式会社の登録商標です。“パフォーマンスダンパー(R)”は、ヤマハ発動機株式会社により特許取得済みです(特許第4627389号)。本製品は“パフォーマンスダンパー(R)”を株式会社アクティブが機種専用にセッティングした商品です。

ゲイルスピード・アルミニウム鍛造ホイール/9万6800〜20万6800円

純正から大幅に軽量化でき、マス集中化でジャイロ効果も減らし、軽快なハンドリングを得るとともに路面からのインフォメーションも掴みやすくなる鍛造ホイール。アクティブオリジナルの足まわりパーツブランド、ゲイルスピードから写真の6つのデザインを用意。TYPE-R/TYPE-S/TYPE-GP1S/TYPE-SB1/TYPE-N/TYPE-Eとなっていて、Z900R
Sには6デザインともあり。価格は1本ずつのものだ。

フェンダーレスキット/1万9250円

アルミ製でLEDナンバー灯付き。オプションでテールを20mm後ろにオフセットできるテール延長キット(6050円)や荷掛フックを外した際にできる段差を埋める荷掛けフックレスカラー(3080円)あり。

アクラポヴィッチ政府認証マフラー SLIP ON LINE チタンブラック/13万7500円

スロベニアのアクラポヴィッチ製チタン・スリップオンマフラーでカラーはチタンブラック。軽量化による車両ポテンシャル向上や音質の変化も楽しめる。JMCA適合モデル。

プレスフォーミングスイングアーム/35万2000円

7N01アルミ材をプレス成形する点から名付けられたスイングアーム。縦方向の力に強く、横方向には絶妙にしなってタイヤの接地感を高めるというコンセプト。キャリパーサポート別売り。

HYPERPRO ストリートボックス/11万5500〜18万1500円

ハイパープロ・ストリートボックスは同社製のフロントスプリング(単体1万9800円)と同リヤショック(エマルジョン/同HPA=油圧プリロードアジャスター付き/ホース付きタンクタイプ/同HPA付きの4タイプ選択可)をセットにした使いやすいキットだ。

コンバーチブルステムキット/17万6000円


リニューアルによってセパレートハンドル専用設計となり、自然なライディングポジションを得られるように開発。フォークオフセットはノーマルに同じ34mmと、31.5mmに変えることが出来る。ハンドルバーもスペーサーで10mmの高さ調整が可能。ハンドルの絞り角は最小で119度、垂れ角は10度の設定。シルバー、ブラックの設定がある。

ビキニカウル/6万500円

Z900RS Cafe純正ビキニカウルよりも車体に近くコンパクトに設計。FRP製黒ゲル仕上げでスクリーンはアクリル製のクリアまたはスモークが選べる。Z900RSのみ適合。

ZERO GRAVITYスクリーン/1万6500円

クリア性に優れ、Z900RS Cafeに適合。形状は写真のダブルバブルのほかSR、スポーツツーリング、コルサがありカラーはクリア、スモーク、ダークスモーク(コルサにはなし)から選べる。

サブフレーム/4万7300〜6万3800円

前後のエンジンマウントを活用して装着するアルミ製サブフレーム。フレームになじむパイプ形状で、車体の剛性を保ち挙動を安定させる。写真のマットブラックとバフ仕上げを用意。

 

■取材協力

WHEELIE(ウイリー) TEL0985-27-7785(携帯電話からの問い合わせはNG) 〒880-0043宮崎県宮崎市大字上北方24-1 https://wheelie.jp

BULL DOCK(ブルドック) TEL0284-64-9825 〒326-0012栃木県足利市大久保町957-2 http://www.bulldock.jp

AMERICAN DREAM(アメリカンドリーム) TEL0744-60-2111 〒634-0832奈良県橿原市五井町115-1 https://www.americandream.jp

SP TADAO(SP忠男) TEL03-3845-2010 〒111-0033東京都台東区花川戸2-17-10-1F https://www.sptadao.co.jp

BABY FACE(ベビーフェイス) TEL0721-24-8882 〒584-0066大阪府富田林市錦織北1丁目5-3 https://www.babyface.co.jp

BITO R&D(ビトー R&D) TEL0796-27-042 〒668-0822兵庫県豊岡市奥野149-1 http://www.jb-power.co.jp

ACTIVE(アクティブ) TEL0561-72-7011 〒470-0117愛知県日進市藤塚7丁目55番地 http://www.acv.co.jp

※本企画はHeritage&Legends 2021年6月号に掲載されたものです。