機能とビジュアル、そしてサウンド。ストライカーブランドが繰り出すZ900RS用パーツ群の魅力!・ストライカー

スピーディな企画開発でユーザーの期待に応えたい

2017年12月に’18年モデルとしてデビューしたZ900RS。カスタムの領域でも次代を担うモデルとして期待は高く、多くのパーツメーカーがすぐに製品開発に着手した。カラーズインターナショナルもそんな1社だった。

「当初から車両は品薄状態でしたが運良く製品開発用車両の手配が付いて、まず発売したのがストリートコンセプトのスリップオンマフラーとスポーツツーリングコンセプト“STC”ステップキットでした。バイクパーツに限らず、どんな商品でも一番最初に世に出たモノは強く印象に残りますから、スピード感をすごく意識したんです」と、開発担当の高橋秀行さん。果たして両製品は一躍注目を集め、追って発売したストリートコンセプトフルエキゾーストも合わせて、あっという間に市場に浸透した。

「ステップとマフラーではもともとストライカー・ブランドが強く、ユーザーのカスタム優先度の面でも高いパーツでしたから、幸先良いスタートダッシュが切れたと考えています」

▲お話を伺った製品開発担当の高橋秀行さん。「代表の新（辰朗さん）の志向、そしてお客さまからの弊社へのニーズも、スポーティなモノ。これはZ900RSでも変わることはありません」と言い切る。

その後もアクスルスライダーにセパレートハンドル、Gストライカー・ステムキット、同スイングアームと矢継ぎ早に発売。今やZ900RS向けパーツ群は同社主力製品にまで成長したという。

「今の“推し”はスペシャルタンデムステップキット/ステーSETとエアロデザイン“SAD”スペシャルアンダーカウル、そしてチタンフルエキゾーストのミラーフィニッシュ仕様です。

タンデムステップキット/ステーSETは先行販売したタンデムステップバー単体が好評で、それなら純正では鋳物のステー部もアルミ削り出しで……と企画。バーの部分は先のSTCステップキットと同デザインで、前後で揃うのもお客さまに好評のようです。

アンダーカウルはストリート向け製品として、下まわりを流麗に魅せるデザインにこだわりました。

そして、チタンフルエキゾーストのミラーフィニッシュ仕様は、乗り方や走りのシチュエーションでマフラーの焼け色の表情が変わることで、外観で“自分仕様”を作っていただく楽しみを加えた製品です。こちらは50セットをメドに限定販売します。

サイレンサーガードのほか、少しアップライトなセパハンだったり逆に現行品よりスポーツに振ったステップだったり、アイデアは溢れています。Z900RSには引き続き製品をリリースしていくのでご期待いただければ（笑）」

ストライカー・ブランドの一貫したテーマは“スポーツ”。その軸を大切に魅力的な製品を広げたいという。今後の展開も見逃せない。

ライダーとパッセンジャーで分けたステップバーへのこだわり

Sports Touring concept STEP KIT 4ポジション：6万3800円／Z900RS向け定番となったSTCステップキット。20㎜Back/20㎜Up、20㎜/30㎜、30㎜/20㎜、30㎜/30㎜の4ポジション。ステップバーは足裏を面で広く捉え、長時間のライディングでも足の疲労を軽減する。

STRIKERスペシャルタンデムステップキット/サイレンサーステーSET：4万150円／最新製品の削り出しステーを加えたスペシャルタンデムステップキット/サイレンサーステーSETだ。サイレンサー上部に付くガードスライダーは本文にもあったモノで試作品。年内発売をメドに開発中だ。

Sports Touring concept オリジナルタンデム ステップバー“STC”カワサキType1：1万8700円／パッセンジャーの足の置き位置に着目してローレットデザインを変えたタンデムステップバー。