「一時は著名ブランドのコピー品的なイメージでしたが今は独自進化を遂げて、相変わらずの高いコストパフォーマンスの中にオリジナリティを入れ込んだ製品ばかりになっています」と、老舗ディストリビューターのガルーダが正規輸入発売元として推すのが、台湾・フランド製のブレーキキャリパー群。
中でもメイン紹介の“FCC-540GT”は、ベーシックなアキシャル4ポットのフロントブレーキキャリパーであり、’80〜’90年代車向けにも使いやすいアイテムとしてご紹介したい。
ピストンはアルミ製Φ30/34mmの異径対向、取り付けピッチは40mmで、本体にはセンターブリッジも装備して高強度を約束する。そしてなによりユニークなのは敢えて残されたCNC 3Dマシニングセンタによる削り痕で、メカニカルな雰囲気も抜群。他とはちょっと違う、を目指すカスタム好きにこそ、ぜひ注目してほしい。
かつては強度不足も指摘されたフランド製キャリパーだが、最新製品ではブレーキング時のキャリパーの開きを防ぐブリッジ装備など著しく性能向上を果たした。
ピストンはアルミ製でΦ30/34mm。ストリート向けにダストシールも当然、装備している。
FCC-540GTと合わせて使いたいリヤ用のFCC-684Mモノブロック・リヤキャリパーは2万9920円。フロント同様、カラーはシルバーとブラックが用意される。
ラジアルキャリパーFCC-108Pは4万4440円。アルミ製ピストン径はΦ34/34mmで取り付けピッチは100mmとこちらも導入しやすい。紹介のボディはいずれも高強度のアルミ6061-T6材から削り出されるのだ。
SPECIFICATION
メーカー | Frando(フランド・台湾) |
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製品名 | FCC-540GTフロントキャリパー |
輸入発売元 | ガルーダ |
本体素材 | アルミ6061-T6材 |
ピストン径 | Φ30/34mm |
取り付けピッチ | 40mm |
輸入発売元 | 約900g |
装備パッド | カーボンメタル(CT3) |
カラー | シルバー、ブラック |
価格 | 4万590円(1個) |