’90年代のカスタムブーム時には多くのバイクの足元を飾った、英国・ダイマグ社による鋳造マグ製HセクションホイールがCH3。今ではアルミ鍛造品となった“CH3A”にそのデザインは継承されるが、このほどドレミコレクション専売品としてZ900RS用セットが発売された。
Hセクションとは強度と軽量性をバランスさせるために3本スポークの断面をH形状としたことに由来する。’80年代のAMAスーパーバイクを走ったワークスCB-Fレーサーや同レースへのホモロゲ用に販売されたKZ1000S1が履いたことで、日本国内でも認知と浸透が進んだ。
ドレミ専売のCH3Aは、Z900RSに履けるようにと前後ハブまわりをボルトオン仕様に。なお、CH3Aは現代の素材と鍛造技術で往時と同等の重量を保ちながら車検にも対応する。同品にはダイマグのオールドロゴが貼られることも、往時を知る向きには歓喜ポイントになるだろう。
ルーツモデルの鋳造マグ製CH3を忠実に再現するスポーク部。Hセクションはこのスポークの断面形状がH型だったことに由来するネーミングなのだ。
前後ハブまわりはZ900RS専用設計。リヤホイールハブのスプロケット側にはハブダンパーも入れられる。
F:3.50-17、R:5.50-17のホイールサイズも純正同様。スプロケットやブレーキディスクに純正部品が使えるのも、長く楽しむには心強い部分だろう。カラーはゴールドとマットブラックの2色展開。
昔からのカスタムフリークにグッと来る、オールド・ダイマグロゴを再現したのもドレミらしい。同ロゴを使ったキャップやTシャツも、同社で購入できる。
SPECIFICATION
メーカー | ダイマグ(イギリス) |
---|---|
製品名 | DYMAG×DOREMI CH3A |
発売元 | ドレミコレクション |
対応車種 | Z900RS/CAFE/SE |
製法 | アルミ鍛造品 |
サイズ | F:3.50-17/R:5.50-17 |
発売元 | F:約3.8kg/R:約5.6kg 純正ホイール比、23.6%軽量(ドレミコレクション調べ) |
規格 | JWL基準適合(車検対応品) |
価格 | 39万6000円(前後セット) |