ノーマルのGSX-S系空冷カタナ(1100/100/750)で困るのが追加装備する電装品の収納スペース。現代では必須アイテムとなったETCの本体やドライブレコーダーのモジュレーターなど、人目に付かない場所に収納したい……。そんなオーナーの悩みに応えるのが、ここで紹介の“インナーフェンダーキット”だ。
発売したのはカタナ・マイスターとして知られるオオノスピード。大野代表によれば、「フェンダーレスキットを使うカスタム車なら、それらの設置も比較的簡単だけど、STDスタイルにこだわると途端に追加電装品の設置場所に悩まされる。しっかり付けるならブラケットのワンオフ製作など、手間がかかるし大変。ウチのインナーフェンダーキットは車高もタイヤもSTDのままで取り付け可能としています。フェンダー前側もフレームに沿って下部までスペースを取ったから、余った配線などもキレイに収められますよ」と。
さすが「カタナ専門ショップ」を地でいく作り込み。純正派カタナ・オーナー待望の一品だ。
上の写真がキットの全貌。よくある組み立て式のインナーフェンダーキットに見えるが、下の写真の通りカタナにジャストフィット。前面のスペース(アイキャッチの写真なら左側。右が後になる)の部材面積も広く、ここも電装品やケーブルのマウントに活用できる設計なのだ。
天板にDYNA2000とMio製ドライブレコーダー、ETC本体を配置した例。純正のリヤフェンダーでは実現できないゆとりのスペースが確保されている。
大野さんイチ推しのパフォーマンスエレクトロニクス社製点火システム“PE3”(19万7780円)。データロガー内蔵でGSX1100S用のみ販売中。GSX750S/GS1000用も年内発売予定。プロショップでの取り付けを推奨。詳細はオオノスピードに直接問い合わせを。
SPECIFICATION
メーカー | オオノスピード |
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製品名 | インナーフェンダーキット |
適応車種 | スズキGSX1100S/1000S/750S(全年式)※ノーマルホイール径、ノーマル車高仕様用 |
素材 | アルミ(本体) |
カラー | ブラック |
価格 | 3万1900円 |