中古車価格が高騰して久しい、カワサキZ。アフターマーケットには外装からエンジンパーツまで多くのリプレイスパーツも揃い、直せない箇所などないのでは……といった感だが、それでもオーナーなら傷のひとつも付けたくはないだろう。そんなZに向けて、キジマが提案する新製品が“エンジンガード”だ。
なんとも懐かしさすら感じるアイテムだが、これまで多くの車種向けエンジンガードを作り続けてきたキジマが、同社の持つノウハウで新作したもの。左右幅を670mmに収め自然さを保ちながら、スチール製φ25.4mmパイプ材採用により、軽度な立ちごけなどの際にタンクなどのダメージを軽減してくれる。
適応は純正オプションパーツとして用意されたオイルクーラーが装着できる’72〜’79年型Z900向け(エンジンガード装着にはフレーム側のその装着用受け穴を使う)で、ボルトオン装着には4本出しマフラー仕様で1番のエキパイが外せることが条件となるが、オーナーなら転ばぬ先の杖として活用したい。
キジマ製エンジンガードは車種問わず、装着車両の雰囲気を壊さないことが共通テーマなっている。今回の新作に当たってもが違和感なく、それでいて存在をアピールする形状を検討したという。ビンテージ感も醸すその雰囲気で、往時感を引き立ててくれもする。
マウントのアッパー側は、'72〜'79年型Z900シリーズに採用された、フレーム・ネック下ガセット部にある純正オイルクーラー装着用ネジ穴を使用する。アンダー側はクランクケースマウントプレートとの共締めとなる。ただし、先のフレーム・アッパー側ネジ穴は個体によってはクラックが入っていたりサビが激しいこともあるとか。装着前には事前チェックを忘れずに。
SPECIFICATION
メーカー | キジマ |
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製品名 | エンジンガード メッキZ1 |
適合車種 | '72〜'79年型カワサキ Z900系 |
素材&仕様 | φ25.4mmスチールパイプ、めっき仕上げ |
サイズ | 縦670×幅600mm |
価格 | 3万3000円 |