’80年代のカタナをライブで知る向きには“カタナにはセパハン”は欠かせないアイコン。そして今春デビューした新型KATANA。最新のライディングテクノロジーによる答えは“バーハンドル”だった。そのふたつを踏まえ、老舗パーツメーカーのアグラスが提案するのが、この“セパレートハンドルKIT”なのだ。
新KATANAの乗り味を損なわず、大きな改造を施すこともなく、往年のカタナ=セパハンを具現化したのが第一の特徴。単に新KATANAにセパハン装着を試みると、ハンドル切れ角が減少したりタンクに当たったり……の苦難を味わうが、同品ならそんな心配は皆無だ。数多くのビレットパーツを送り出してきたアグラスだからこその、各パーツの緻密さと剛性への信頼もウリ。新KATANAオーナーにはキラリと光る存在感とともに、存分に味わってほしい。
当キットの核心となる、3ピース組み立て式のハンドルバーマウント部。上手く車体やメーターをよけての造形はさすが! もちろん剛性も申し分なしだ。
これまで多くの車種用を手がけてきた同社の技術が存分に注がれるトップブリッジ部。軽量化と剛性のバランスを熟慮しての、裏面の肉抜き具合にも注目してほしい。
“刀”ロゴのミーリングも美しいスターターカバー。ガスケット付属で1万8000円+税。ワンポイントのドレスアップにも格好のアイテムなのだ。
SPECIFICATION
メーカー | アグラス |
---|---|
製品名 | セパレートハンドルKIT |
素材 | ジュラルミン(2017材) |
構成 | 3ピース式ハンドルマウントトップブリッジ +ハンドルバー+バーエンドウエイト |
価格 | 9万5000円+税 |