ラインナップの全製品を国内で製造している老舗二輪スタンドブランド「J・Trip」から、幅広い車種に対応するフロントアップスタンドが発売された。
「ユニバーサル・フォークスタンド JT-1132」がそれで、写真のように別売のキャリパーステー受けR/Lセット(JT-1043A)を装着した状態で使う。するとフォークボトム下に穴が開いていない車両でもフロントをリフトアップ、つまりほぼ全車種をリフト可能にしてしまうというわけだ。
幅は左右独立で無段階に調整可能、高さも無段階で調整できるという作りも嬉しい。ノーマルでもかつてのようなセンタースタンドを装備しないバイクは格段に増えてきている。でも、メンテナンスは変わらずやりたい……。そんなライダーにプライス面も含めて、まずは勧めたいスタンド。そんな汎用スタンドの利便性をひとたび知ってしまうと、もうきっと元には戻れなくなることだろう。
フロントブレーキがWディスクであること、ラジアルマウントキャリパーであること、キャリパーステーとディスクの隙間が10mm以上あること、ABSセンサーや配線がステー下に存在しないこと……の4つの条件に適合した車両に使える「キャリパーステー受け」(JT-1043)。別売の価格は3800円+税。
フォークボトムに穴が開いたバイクにはこちらの「はじめて受け」(JT-104H・3800円+税)が操作良好。フォークを外す場合は、ステムにφ13mm以上の穴があれば、既存のJT-116スタンドを勧めたい。
負荷のかかるタイヤ部は消耗品。写真の通り、容易に交換ができる。
フロントアップスタンドは、タイヤ交換のほか、長期保管や洗車などに重宝するアイテムだろう。
SPECIFICATION
メーカー | J・Trip |
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製品名 | ユニバーサルフォークスタンドJT-1132 |
カラー | レッド、ホワイト、ブラック |
価格 | 1万2000円+税 |