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ブライトロジックHAYABUSA(スズキHAYABUSA)

操作系見直しと主要部軽量化で全方位性を高める

ブライトロジックHAYABUSA
(スズキHAYABUSA)

取材協力:ブライトロジック TEL046-246-4488 〒243-0803神奈川県厚木市山際780-1
URL:http://www.bright-logic.com
2021年 9月 17日

経年してしまうところに気を付けて要所を押さえる

「このK4は、足まわりをアップデートしたいということでホイールやブレーキまわり、これはキャリパー/ディスク/マスターシリンダーと一式換えて、マフラーも2本出しだったのをチタン集合に換えたんです。全体的に軽くなりますし、いい内容です」とブライトロジック・竹中さん。ベースは2004年型=第1世代、入庫したのは’21年になってからのことだという。

「それで作業のためにフロントフォークを外してみると、ステムの動きが渋かった。ガチガチで、まっすぐ走らないくらい。普段乗っていて気がつかなかったそうですけど、こんなケースは意外と多いんです。

距離が出てない車両でも起こる。少し時間が経ってるような車両とか、保管してあってもただ置いたままにしている車両は特にです。どういうことかと言うと、ステムが固定されたままになっている。それでステムベアリングが動いてないということです。ステムは複数のベアリングボールが受け側のレースの溝に収まってその中で動ける構造ですけど、それが、乗ってないまま、置いたままだとボールが点で固定される。するとレースとの電位差でボールに錆が出るんです。本当にほんのわずかな点錆ですけど、それがいけない。ゴリゴリしてちゃんと動かなくなるし、そうなるとちゃんと走らないんです。

フロントまわりが大きな衝撃を受けてなくても、長く車両を置いたままにしてしまうとダメ。ほかの部分も似たようなことが起こります。旧車じゃないからとかは関係なく、バイクの基本ですよね」

そうならないようにするには普段から乗る、感じる、メンテナンスすることだ。同店では以前にも紹介してきたように、旧車でもハヤブサのような現代車でも、手を入れる際にはこのように各部バラしを行い、チェックと整備を行う。

ハヤブサも息の長いモデルになって、丈夫ではあるけれど、動くからと見落としてしまう要素がある。たとえノーマル状態であっても、こうした基本がしっかりしていないと、組み付けるパーツが生きてこないことになってしまうからだ。まずはベースとなる車両がきちんとしているかにかかってくるということだ。

その上で、ハヤブサに手を入れる時には何を考えるか。竹中さんは、初代登場時から定番を用意している。まずは軽くすること。これでバイクを動かしやすくする。その上で、操作系も軽く動かせるようにする。これらは乗りやすさにつながり、トータルで車両が良くなる。この車両で行われているバーハンドル化やクラッチマスターの変更は特に効くのだという。

車両の状態をしっかり底上げし、さらに扱いやすさを増す要素を加える。だからこそ、長く安全に楽しめるバイクができる。このハヤブサは、同店での、機種を問わずに「手を入れることで良くなること」を目指すという姿勢を表した1台と言えそうだ。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

ハンドルをバータイプに変更するのは同店定番。トップブリッジはハリケーン製。フロントまわりからの情報も分かりやすく、車両も動かしやすくなる。クラッチマスターはハヤブサでは変更必須で、フロントブレーキマスターとともにブレンボレーシングに変更。

リヤショックもフロントまわりで行われた変更同様の理由(リヤまわりの情報増、作動性の良化)によって、オーリンズに変更する。

前後ホイールは鍛造品に換装することによって軽量化と路面インフォメーションの分かりやすさ向上が見込める。ここではマグ鍛造のMAGTAN JB3(3.50-17/6.00-17サイズ)を履いた。フロントブレーキはブレンボCNC 4ピストンキャリパー+ブレンボディスクの組み合わせ。

リヤブレーキもブレンボCNC 2ピストンキャリパー+サンスターディスクに変更。換装だけでなく、ベースコンディションも確認する。

エンジンやFI、アルミツインスパーのフレーム、外装まわりはこの車両ではノーマル。なおブライトロジックではエンジンの全バラ再組み立て/オーバーホールもお勧めメニューで、組み直しでまったく別物に仕上がるのは、GSやカタナ、油冷でもハヤブサでも同じだ。

排気系はそれまで装着していた2本出しから右出しトライオーバルサイレンサーのヨシムラ・キャタライズドチタンサイクロンに変更。

スイングアームはノーマル。ドライブチェーンはノーマルに同じ530サイズでRKの530X-XWブラック、スプロケットもRKに換装している。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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