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ルーディーズプロジェクトZ1000Mk.ll(カワサキZ1000Mk.ll)

ショーモデルにしっかり走るという作り込みを加える

ルーディーズプロジェクトZ1000Mk.ll
(カワサキZ1000Mk.ll)

取材協力:ルーディーズプロジェクト(活動終了)
2021年 6月 07日

他にないものを積極的に使うという工夫を凝らす

空冷Zにこだわってきたルーディーズプロジェクトが、ショップの特徴と位置づけたローダウンスタイルで1994年頃に作った1台。名付けて“ボルナイト・ターボ”。ボルナイト(Bornite)とは、銅と硫黄と鉄からなる鉱石=斑銅鉱のことで、そのイメージをカラーでも表現している。

ベースとなったのはMk.Ⅱだが、ルーディーズ・永井さんはZ1にこだわってシリンダーヘッドカバーをMk.Ⅱの角からZ1の丸型に換装、タンクなど外装も丸仕様に。エンジンもMk.Ⅱで備わったブローバイ機構をキャンセル、クランクシャフトを加工(ウエブ形状がMk.Ⅱで変わったため)してダイナモもZ1化するという徹底ぶりを見せる。

もう1度全体を見ると、車体右側からは横向きにφ51mmという大径ファンネルが覗いている。反対側にはタービンとうねったエキゾーストシステムが配され、コクピットにはブースト計が加わるなど、普通のZとはここでも雰囲気が異なる。

輸入時点で既にターボ化されていたものを、冒頭の外装総交換をはじめとして“アメリカン・デモンストレーション・ストリートドラッガー”というコンセプトの下に消化したというのが、この車両の成り立ちだったのだ。しかも見た目だけでなく、実際に軽くホイールスピンしながら発進し、さらに3速までタイヤスモークを上げながら加速していくというから、走りもド迫力。

車両にペットネームを付けるのは、身近な存在として感じられるようにという理由から。そしてないパーツは作るか、何か工夫をするか、探して賄う。その上で、きちんと走ること。じつは、カスタムに必要な要素をしっかりと押さえて作られた1台でもあった。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

メーターはブースト計(右手前)を追加、その対称位置に油温計も加えて視覚的バランスも取る。コード/ホース類はシルバーorレッドのチューブでカバーし視覚効果を高める。アッパーブラケットはBe-Oneによる削り出し品で、左右マスターシリンダーは当時大流行したRC30用を使う。

エンジンはZ1000Mk.Ⅱをベースに[STD値:1015→]1105cc化して圧縮は下げ、ピストン裏側への肉盛りで耐爆発力を高めるなどの加工がされた。本文のようにクランク加工、ダイナモ加工、ヘッドカバー交換等でZ1に寄せたのも特徴。クラッチはオリエントエクスプレス製ロックアップタイプだ。

ターボと排気系は当時定番だった、アメリカのミスターターボ製。圧縮新気はインテーク部直前で滞留させて各気筒に吸入される。

スイングアームはSTD比100mmロングの角型スチール、フロントはノーマルφ36mmフォークにWPスプリングを組んで、今で言う足まわり強化とロング&ローを実現。ホイールはアルミスパンのパフォーマンスマシン製シケインをブルーアルマイト加工。サイズは前後とも18インチだ。

フレームは6カ所を補強。またキャスター角はチョッパーの手法でノーマルから5度寝かせた30度にして、直進安定性を高めていた。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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