軽量化&ドレスアップも楽しめるカーボン外装
2017年末の発売以来、高い人気を保ち続けるカワサキのネオレトロネイキッドモデル、カワサキZ900RS。多くのアフターマーケットメーカーから、これまた多くの機能パーツやドレスアップパーツが登場し、その勢いは車両発売から丸3年が経つ2020年冬を迎えても止まらないといった感じだ。
そんなZ900RSにもブレスアールズはオリジナルのカーボン外装パーツを開発し、このほど販売を始めている。写真はそのほとんどを装着したデモ車両だ。それ以外ではマフラーがストライカー・ストリートコンセプト・フルエキゾーストに変更されているが、これはマフラー変更車にカーボンパーツがどうバランスしてくるかの見本と取ってもいい。むしろZ900RSではその状態が知りたいというユーザーも多いはずだ。
カーボンパーツは、ノーマルでは左右のマウントとフェンダー本体との3ピース構造だったものを一体デザインとしたフロントフェンダーがまず目を引く。そのままリヤまわりへと目を移せば、リヤフェンダーやナンバーステーなど、ノーマルでブラックのABS樹脂製の部分がカーボンで置き換えられる。さらにアルミのFIカバーやラジエーターサイドカバー、ステップのヒールガードが同様にカーボンに換わっている。これらも単に換えるだけでなく造形上のアレンジもされ、質感も高めてくれることも分かる。
ネオレトロモデルが持つ、懐かしいデザインの中に新しい機能をさりげなく忍ばせるという特長。そこにこうしたカーボンパーツを織り込むことでブラッシュアップする。もちろん軽く強いという機能もプラスされるから、ブレスアールズのパーツ群には注目しておきたい。
Detailed Description詳細説明
ノーマルではシンプルで小ぶりなアルミプレートとなっているラジエーターサイドカバー。これに代えてエアロダクト風にラジエーターサイドからフレームネック部までを覆うようにしたカーボン・ラジエターシュラウドは3万9600円+税。
サイドのインジェクションカバーを、アルミネットを設置したダクトを持つカーボンとするカーボン・サイドカバーは3万7000円+税だ。
フェンダーレスのようなスポーティなリヤビューを演出するリヤショートナンバーベースは、写真下端のように薄型リフレクターが付属する。ナンバー灯やウインカーは純正パーツをそのまま使う。4万9200円+税(写真のカーボンナンバープレートは撮影用で非売品)。
カーボン・フロントフェンダーは3万8900円+税。純正では左右のマウント部と本体が別体だが、この製品では1ピース構造としているのだ。
チェーンガードを一体化したリアフェンダー(チェーンガード一体式)は4万9500円+税(カーボン製クリア塗装済み)。FRP黒色塗装済み(3万6800円+税)/FRP未塗装黒ゲルコート品(2万4800円+税、要塗装)もラインナップする。また、他の多くのブレスアールズパーツ同様に、カーボンの未塗装クリアゲル品(リアフェンダーの場合は3万7500円+税)もあるが、この未塗装品は購入後の塗装が前提となっている。
カーボン・ステップヒールカバー(2万5500円)はノーマルのヒールガードに被せて使うというアイディア製品。使いやすさも嬉しい。
アンダーカウルは取材時点(2020年夏)で開発中という製品だった。
デモ車のブレスアールズ・カーボンパーツ以外の変更点はマフラーだ。ストライカー・ストリートコンセプトフルエキゾーストを装着する。