ZRXフリークたちの所有欲を満たす多彩な製品群
’80年代バイクブームの頃から一線で活躍している老舗パーツメーカー、マジカルレーシング。同社が主力とするカーボン/FRPパーツ群の中でも、ZRX用は車両のディスコン(生産終了)から10年以上が経った今も人気製品のままという。そんなZRX向けの最新ラインナップと売れ筋を聞いた。ちなみにこの車両は2009年型ZRX1200DAEGベースの同社デモバイク。ミラーもマジカルレーシングの定番、NK-1ミラーで、タイプ4ヘッド(綾織りカーボン)+スーパーロングエルボステム仕様を装着する。
「ZRXシリーズ用で売れているのは何か? と聞かれれば圧倒的にスクリーンです。それは発売時から変わりはありません。ウチではスーパーコートスクリーンと呼んでいます。類似の製品はほかにもありますが、表面がリフレクティブでありながらライダーからの視界は反射のない、通常のスモークとなっている機能性、そして長く売られ続けている信頼性を評価していただいているのでしょう」と切り出してくれたのは、営業部の久保諭史さん。
それに続くのはDAEG用のメーターカバーとカウルインナーパネルなのだとか。その売れ筋は同社の最上位モデル、「綾織りカーボン」品。愛車に跨って、まず目が行く部分を換えれば気分も上がるわけで、オーナー視線で見れば納得のいくところだろう。
こうしたパートから始めてステップを踏むようにカーボンパーツへの置換を進めていく──。一気に全交換してトータルコーディネイトするのもありだが、少しずつ進めるパーツ交換を楽しめるのも、長年培われたノウハウで車両への自然なフィット感を崩さないことに配慮する、マジカルレーシング製品ならでは。エッジの効いたデザインの、ワイドアッパーカウルやレーシーなシートカウルやテールカウルにまで辿り着ければ、ドレスアップの枠を超えた立派なカスタムバイクができあがる。もちろん各パーツの軽量性、それぞれに適正に配された各部剛性配分にも、老舗の技術が詰まっている。
その一方で、ZRXには1100/1200用にも同社の主力パーツがラインナップされているのも嬉しいところ。DAEGに負けない外観を獲得したい両車オーナーには、ぜひ注目してもらいたい。アフターマーケットを代表する外装パーツメーカーの製品群は、この先も長くZRXを愛し続けたいライダーの所有欲を存分に満たすものだ。
Detailed Description詳細説明
ワイドアッパーカウルに付くのが人気の「スクリーン(50mmロングタイプ)」。1997〜ZRX1100/ZRX1200とDAEGに対応する。写真のスーパーコートのほか、クリアとスモークから選べる。
スクリーン(50mmロングタイプ)は、このようにマジカルレーシング製「ワイドアッパーカウル」に対応する。
「メーターカバー」には綾織りカーボンとGシルバーの設定もラインナップ。
純正アッパーカウル用の「カウルインナーパネル(純正アッパーカウル用)」にはFRP製・黒のほか、平織り/綾織りカーボン製が用意されている。ほかに「ワイドアッパーカウル」用には専用の「カウルインナーパネル(FRP製・黒、平織り/綾織りカーボン)」も揃うのだ。
タンクエンドに装着してライダーホールド性を高め、よりスポーティなライディングに寄与する、中空モノコック構造のタンクエンド(FRP製・黒/白、平織り/綾織りカーボン)。
一点豪華主義でも楽しめる「フェンダーレスキット」はライセンスプレート灯付きでFRP製・黒、平織り/綾織りカーボン製がある。
左右セットの「ラジエターシュラウド」も気軽に交換が楽しめるパーツだ。FRP製・黒/白、平織り/綾織りカーボン製もあり。
10mmのシートラバーが付くフロントシートパートの「シートカウル」と「テールカウル」は別販売品(いずれもFRP製・黒のみを用意)だ。
純正に換えて気軽に軽量化とドレスアップが楽しめるアイテムのひとつ、「チェーンカバー」。FRP製・黒/白、平織り/綾織りカーボン製の4タイプが用意されて、使うシチュエーションや予算で選べる。
「アンダーカウル(純正マフラー用)」もFRP製・黒/白、平織り/綾織りカーボン製の4タイプが用意されている。社外マフラー用も用意するが、こちらは加工が要ることもあるので注意だ。
シンプルな形状の「フロントフェンダー」にもFRP製・黒/白、平織り/綾織りカーボン製の4タイプをが用意する。
200サイズタイヤ用のワイドタイプ「ワイド リアフェンダー」。通常版の「リアフェンダー」も用意されるがどちらもチェーンガード一体デザインで、「チェーンカバー」との同時装着はできない。








