丸タンクのベース車Z900RSを角型デザインにコスプレ
Z900RSが持つ、スタンダードモデルのイメージ。それは日本では普通に受け入れられ、日常使いからスポーツライディングまで、バイクでやりたいことを何でもこなしてしまうという感じ。
つまり、’70年代空冷4気筒車や’80年代末から’90年代にかけてのネイキッドモデルが、具体的な例となる。バイクブームやネイキッドブームをそれら=スタンダードモデルで過ごしてきた人たちが今バイクに乗ろうと思ったとき、そんな使い勝手やイメージの車両を求めることになるだろうが、市販車としての選択肢はZ900RS以外になかなかない。
そういう人たちにもかつてのスタンダード、言い換えれば名車たちが作ってきた雰囲気を楽しめるのではというのが、ドレミコレクションによる外装セットだ。ベースはそのZ900RS。車検適合のスチールインナータンクと合わせて使うZ1 Style各色を皮切りに、“ローソンレプリカ”Z1000Rの雰囲気を作るLawson(Z1000R)Style、カウル付きのGPZ900RになりきれるNinja(GPZ900R)Styleが続いた。
さらに’24年春にドレミは、Z1系後継の角タンク仕様、Mk.Ⅱ系の雰囲気が作れるZ1000Mk2 Styleを発表した。これはその、Z900RS SEへの装着状態の最新版だ。ゴールドのホイールやフロントフォークがよく映える深いブルーはMk.Ⅱ純正を彷彿させてシャープ。燃料タンクはスチール製で、Z900RS純正と載せ替えればいい。そしてこの’25年春にはZ1000Mk.Ⅱのもうひとつの純正イメージカラー“ワインレッド”を発表し、これもブルーと同じ46万2000円での予約受付が先頃始まった。
ネイキッドで948cc直4、鉄フレームでハンドル切れ角も十分にあるという、スタンダードに適した良好な素性を持つZ900RS。このドレミMk2外装セットで純正丸タンクから雰囲気を変えてもよし、そこから先のカスタムを楽しむのもよしという感じ。インナータンクセットとZ1 Style外装セットも揃えて両仕様を着せ替えるのもあり。次々と幅は広がっているというわけだ。
Detailed Description詳細説明

ドレミコレクション「Z900RS Mk.2 スチールタンク外装セット」。写真のようなルミナスネイビーブルーの「塗装済みスチールタンク外装セット ブルー」と新作「ワインレッド」はともに46万2000円。「無塗装スチールタンク外装セット」は33万円。燃料タンクはセット同梱の「Mk.2スタイルスチールタンク」で容量は17リットル前後と余裕。

シートもセット同梱の「Mk.2スタイルシートAssy」で角型燃料タンクやテールカウルとのフィッティングにも配慮している。

ABS+樹脂製の「Mk.2スタイルテールカウル」、「専用フェンダーレスKit」、「LED Mk.2テールランプ」にテールカウル両サイドに配される「角リフレクター赤」もセットの同梱品だ。

「Mk.2スタイルサイドカバーフロントセクション」(ABS+樹脂製)、「Mk.2スタイルサイドカバー」(同) もセット同梱品。インジェクションカバー部の造型を変えて違和感のないように仕立てている。ほかに「メッキフロントフェンダー」(ABS+樹脂製)、各種取り付けステーがセット同梱品。ドレミコレクションオンラインショップ等を通じて予約受付中だ。

エンジンやフレームなど、ハードはZ900RS(ここではSE)のノーマルで、ドレミコレクション Z900RS フルエキゾーストマフラー ショート管 STD(ロータイプ)、同Z900RS コアガードシルバーを加える程度。コスプレ部分はハードに影響を与えない、つまり自由に手を入れることもできる。

外装セット以外のパートは基本的にZ900RS SEノーマルで、モノサスのリヤセクションにはドレミコレクションのフェイクツインショック(市販品はリフレクターとカラーの付いたシルバー)をセットし、雰囲気を高めている。