キジマ製市販ボルトオンパーツを活用してできる
’17年に登場すると、’85年~に展開していた先代同様の低いシート高(820mm)での乗り降りのしやすさや、タフなエンジン、また堂々としていてジャンルレス(あえて言うならクルーザー)のルックスで大きな人気を獲得したレブル250。メーカー・ホンダ自身もE-Clutch装着車をいち早く追加するほどで、当然アフターマーケットにもいろいろなカスタムパーツや提案用デモ車がたくさん現れてきた。
キジマは早くからこのモデルに多くの、実用とボルトオンを軸にしたパーツを開発・販売し、やはり多くの支持を受けてきた。そこでこの車両だが、キジマが先の東京モーターサイクルショーに展示したものだ。ピンクで彩られた全身のイメージは、キジマだから同社がレースの世界で長く使ってきたKISSブランドのそれかと思いきや、さにあらず。「(ショーの開催される3月末の)春に合わせた桜色なんですよ」と回答をいただいた。
車名も“レブル250 Sエディション・ブロッサムトランスコンチネンタルスタイル”と車両の解説ボードに掲げられていた。そう、これはキジマがレブル250や1100に提案してきた「フェアリングKIT」(’80年代のハーレーダビッドソン・ツーリングモデルが装着していたカウルをイメージしたカウルだ)を軸に、ハンドル位置が適度に近くなる「フロントリーチシート」や「ハンドルバー 65mmバック」を加えて、乗りやすく疲れない仕様としたもの。大陸をどこまでも行くトランスコンチネンタルスタイルだ。
それに安心の「エンジンガード」、サイドには「バッグサポート オールインワンタイプ」を装着してリヤタイヤへのバッグ干渉を防ぎながら、同社「K3シリーズ」のバッグ(複数のサイズがすぐに付け外し出来る)をマウントして旅感をアップ。
さらに「グリップヒーター」に「Nano3ウインカー」、「フォグランプKIT」に「ヘルメットロック」と、利便性を高めるキジマパーツが満載という仕様。もちろん各パーツは販売中で、これらパーツをレブル250 Sエディションに取り付けていけばこの車両が再現できる。仕上げは当然、この車両のような桜色が似合うだろう。
Detailed Description詳細説明

フロントには「フェアリングKIT FRP黒ゲルコート」(4万9500円)を装着する。以下、「 」内は装着されるキジマ製パーツの名称だ。

以前(2020年 8月14日)紹介したキジマ・レプル250 トランスコンチネンタルスタイルからはミラーが「TECH11ミラー オーバルエッジ バーエンドマウント(1万2100円×2)に変わった。

カウル内側にはガジェットを運用するのに使える「テックマウント Tクリッパー&5GハンドルマウントKIT」(8580円)や電源供給用の「USBポートKIT」(6050円)を装着した。

フロントフォークにはフォグランプKIT スモールフォグ イエローLED(3万8500円)も備わる。

万一の立ちゴケにも威力を発揮する「エンジンガード スチールブラック」(1万5950円)でエンジンまわりを保護する。

このエンジンガードはフレーム前側、ラジエーター両サイドあたりに装着されるが、見てのように自然なパイプワークで装着しての違和感がないものだ。

シートはシート厚を増すことによってライダーの腰(腰骨)が立ち、足着き性が改善されるという発想の「フロントリーチシート ブラウン ダイヤモンドステッチ」(3万6300円)をセットする。

テールには「LED Coreテールランプキット」(1万9800円)を装備。ナンバーホルダーサイドには「Nanoランプ シャフトエクステンション 35mm」(2530円)を介して、「Nano3ウインカーランプ ブレットスタイル」(1万5400円×2)をマウントした。

シートの左後ろ追加されるのはキジマ製品の定番中の定番、「ヘルメットロック ブラック φ28,6パイプ用」(3960円)。ちょっとバイクを止めたときのヘルメットのホールドにも重宝するものだ。

車体後方左右にはサイドバッグを装着するための「バッグサポート オールインワンタイプ マットブラック」(1万6500円)を配する。写真中央は「K3 タクティカルETCケース TC01 ブラック」(2860円)で、フロントカウルにはじまるキジマパーツでツーリング体制が完備する。

バッグサポートにマウントされるバッグの装着例。写真は新作の「ウォータープロテクトサイドバッグ WP03 PUダークブラウン」(1万2650円)だ。

複数が用意されるキジマ製サイドバッグの装着/変更には、バッグ側のY字ベルト(写真中央部)の調整ですぐ対応できる。