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ノジマエンジニアリング ZRX1200R(カワサキ ZRX1200R)

リターン後に入手したZRXをNJ化して究極形を目指す

ノジマエンジニアリング ZRX1200R
(カワサキ ZRX1200R)

取材協力:野島エンジニアリング TEL059-378-3505 〒513-0825三重県鈴鹿市住吉町7265-7
URL:http://www.nojima-japan.co.jp/
2025年 3月 18日

ZRXオーナーだからこそリヤモノサスの価値を理解し実践

ノジマエンジニアリングの創立者、野島英俊さんがZRX(当時1100)に、かつてAMAスーパーバイクなどで活躍したZに通じる魅力を感じ、ZRXの魅力を追求するとして1999年に鈴鹿8耐にZRXで参戦。後軸185PSを発揮するエンジンの出力を受け止めるべく、翌2000年の8耐参戦用に作り上げたリヤ・モノサスの「NJレーサー(NJ-1)」。さらにそのノウハウを公道用に還元するとして始め、現在も提供されるのが「ノジマ・NJモディファイサービス」だ。ZRX1100/1200/DAEGはその中軸で、ふた桁後半に及ぶ総製作数の大半を占めている。

この車両も見て分かるように、リヤがモノショック化され、走りのネイキッドであるZRXの走りそうな印象を大きく高めている。モノサス化にあたっては前述のNJモディファイサービスを受けたもので、ZRX1200Rがベース。ZRX1100/1200適合の「NJ-2」のうち、15台目となるNJ-015というシリアルナンバーが与えられている。

オーナーの金澤さんは、かつて大型二輪免許を取得してCB750Fに乗っていたが、いったんバイクを降りていた。その後、リターンするに当たって仲間の菅井さん(今後紹介するNJのオーナー)に車両について相談。菅井さんは“ZRXが乗り味も良くて扱いやすい”と勧める。金澤さんはその勧めに従ってZRX1200Rを入手し、実車を目の前に菅井さんとパーツのことやメンテナンスのこと、カスタム化のことも話し合っていく。そのうちにノジマエンジニアリングのNJモディファイサービスも俎上に上がってくる。菅井さんは自身で車両の全バラから組み立てまでできるスーパープライベーターと言える人で、NJのリヤ・モノサスの有効性も理解していた。だから金澤さんにもNJを勧め、それに納得して金澤さんはノジマエンジニアリングにNJ製作をオーダーする。

「それで車両が完成して、自分のところまで野島さんが運んできてくださったんです。これも嬉しかった。説明も受けて、乗ってみるとやっぱりいいんですね。元から楽しめるバイクだったZRXが、NJ化でもっと楽しめるようになったと思います」と金澤さんは言う。

その後は推奨した菅井さんにこのNJ-015に乗ってもらい、菅井さんは勧めたことの裏付けを得てNJ-2入手に至る。金澤さんとZRX/NJ-2オーナー同士ならではの情報交換を行いつつ、金澤さんはこのNJ-015に有用なパーツを採り入れたりと手を入れていく。フレームマウント化したフロントカウルやGSGクラッチカバーはその例だ。

その上で菅井さんやペインターとも相談しながら、ZRX1200R最終型(’08年型A8F、つまりキャブレター車の最終型)の追加カラーであるキャンディライムグリーンの純正色とグラフィックパターンを使ったフルペイントを施した。その後も菅井さんが得たデータを採り入れながら(作業も依頼)、このNJは進化させていくと金澤さん。

「使うパーツこそ違うんですけれど、目指すところはどちらのZRX、NJも一緒なんですよ」と言うふたり。ともに目指すのはZRXの最終形と言うが、それはそのままZRXの究極形と言い換えて差し支えないだろう。ZRXシリーズが生産終了してもう8年を超えるが、まだ行えることがあるし、オーナーの支持は厚い。現状でも十分な完成度を見せるこの車両がどんな風に進化するのかも楽しみになる。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

Detailed Description詳細説明

ドクターSUDA製フレームマウントカウルステーによってビキニカウルをステム部マウントからフレームマウントに変更してハンドリングを軽快化する。

メーターは純正ベースでヨシムラ・プログレス2テンプメーターやPROTECシフトポジションインジケーター等を追加する。ステムはウイリーでハンドルはPOSHスーパーローバーをセット。左右マスターはゲイルスピードVRCでミラーはマジカルレーシング・NK-1ミラー・タイプ2ヘッドだ。

外装類はZRX1200Rの最終となる2008年型追加カラー(ライムグリーン)の純正カラー&グラフィックを元にカスタムペイント。

シートはスプリームシートでサイドカバーはカーボン製品に置換される。

エンジンはGSGモトテクニック製クラッチカバーやウイリー・クラッチレリーズ、マーベラスエンジニアリング・ラジエーターコアガード等を備える。フレームは当然ながらリヤをモノサス化するノジマNJモディファイサービスを受けている。

キャブレターはブラックボディのFCR-MJNφ39mmに換装。キャブレター背後に見えるオイルキャッチタンクやシリンダー背面に見えるウォーターパイプにはチタン製を使用。

フロントフォークはオーリンズRWU(FS621B)。フロントブレーキはウイリー製サポートを介してブレンボ・ラジアルマウントキャリパーをセットしガルファー・ウェーブディスクを組み合わせる。

リヤブレーキはブレンボ2Pリアキャリパーにガルファーφ250ワンピースディスクの組み合わせだ。

特徴的なリヤまわり。スイングアームはNJ指定のウイリー目の字断面7N01アルミ材製・モノサスタイプでリヤショックはNJ指定のオーリンズ・モノショック。前後ホイールはMAGTAN JB4で3.50-17/6.00-17サイズを履く。

NJモディファイサービスによってモノサス化し、リンク部を新設。バックステップキットはウッドストック、スプロケットカバーはウイリー製ZRX1100・1200専用ケーブル式スピードメーター対応 油圧クラッチシリンダーを使う。ドライブチェーンはDIDの520ZVMXだ。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

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