ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends
  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要
タジマエンジニアリング CB1100R(HONDA CB1100R)

小柄なライダーに車高を合わせルックスも違和感なし

タジマエンジニアリング CB1100R
(HONDA CB1100R)

取材協力:タジマエンジニアリング TEL092-511-3931 〒815-0073福岡県福岡市南区大池1-9-6
URL:https://www.facebook.com/tajimaeng
2023年 10月 09日

プライベート製作車両にワンモアポイントを追加

CB-F/R各車に性能アップや高耐久化などさまざまなチューニングを施してきたタジマエンジニアリング。生産40年を経る中で、今までの整備内容が通用しないというケースへの配慮や、今までより1段上の整備も提案してくれる。

さらに現代表となった村嶋さんは、同店創設者である故・田島さんとともに築いたCB-Fノウハウで、オーナー個々にフィットする仕様のことも重視している。このCB1100Rは、その好例と言える1台だ。

「オーナーさんは女性なんです。身長が145cmくらいの小柄な方。それでこのCB1100Rに乗るに当たって、ストリートで無理がないように、足着き性を良くするような加工を施しています。とは言っても当店での作業はそれと、あとスイングアームへのスタビライザー追加くらいで、他のパートはオーナーさんとパートナーさんがプライベートで作り込んだものです」

そう言われて車両全体を見ても、いわゆる足着き良化策でよく聞かれる、ローダウンされたような箇所はまったく分からない。スイングアームも普通の角度だし、リヤショックの長さや角度も普通だ。どのような加工をしたのだろう。

「フレームを加工しました。燃料タンクの後ろ、シートレールの始まるところでいったんフレーム(シートレール)をカットします。それでシートレールを下げて、再溶接。これでシートが下がります。その後ろのリヤフェンダー部分では再度上げて、テールランプ位置は元と変わっていません。シートカウルは車外品を元にオーナーのパートナーさんがきれいに成形して、このように自然に見えます」

タンク位置も維持され、シートの前両サイドもスムーズ化する。乗り味に関しても見た目同様に自然で問題もなく、ストリートでとくに気になる足着きに対しては、安心感は大きく高められた。

「ライダーに優しいライダーフィットの見本と取ってもらえるといいですね。カスタムということでは過激なこともやれますけど、それだけでも面白くない。せっかくですから、思うように乗れるようになればいいかなと」

エンジン仕様や各部パーツのセレクトもその範疇。車両各部にホンダ現代車の純正パーツを使うのも、全体に純正らしい雰囲気が作れるように。もちろんスペシャルパーツを使っても、きっちりパッケージングできる。どう乗りたいか。そして、どんな希望や不安があるかも伝えれば、さまざまな手法で応えてくれるタジマエンジニアリング。この車両の場合は、CB1100Rというモデルに無理なく乗れることがベースにあった。乗れれば、さらにどうするかの想像も膨らむし、それはいずれ同じように具体化していける。その好例と言っていいだろう。

【 ザ・グッドルッキンバイク記事一覧はこちら!! 】

 

Detailed Description詳細説明

ステアリングステムはCB1300SF(SC54)で、フォークオフセットは純正45mmから35mmとして前後17インチホイール仕様に合わせる。メーターは樹脂製の純正に換えてカーボンのマウントパネルを作製した上で純正メーターを同様に配置している。フロントマスターはホンダ純正流用で、クラッチレバーはアルミ削り出しのアントライオンをセットしている。

シートカウルはCB1100R純正同形状の社外品を元に、フレーム加工に合わせた加工が施され、車両全体の雰囲気を維持する。純正パターンの赤/白/青トリコロールカラーはラッピング塗装され、タンクの赤やシートカウルの青の中にもグラフィックが見える。テール両サイドの#74は加藤大治郎選手リスペクト。

シートカウルを外した状態。フレームのシートレール開始部(写真右端)でいったんフレームを切り離し、シートレールを必要な部分まで下げて再溶接。燃料タンク後ろマウントにはアダプターを介してタンクの高さを維持、シートレール後半部は純正位置まで上げて、テールランプは元の高さに収められる。足着きは良化し、ディメンション面の変化やネガはない。中央の白いパーツはシートカウル支持用パッドだ。

シートカウル部を横から見た状態。タンク位置やテールランプ位置はそのままでシート自体は下がっているのに、見た目の違和感はない。

エンジンはCB1100Rで、ジェネレーターをタジマオリジナルに変更。またキャブレターはTMR-MJNのデュアルスタックファンネル仕様を装着する。なお、この車両はフレーム加工以外の作業は基本的にオーナーが行っている。

フロントフォークは、CB1300SFのφ43mmインナーチューブ/カートリッジインナーにCB1000SFのクイックリリースタイプボトムケースを組み合わせたハイブリッド。ボトムケースはCB1100Rの純正に合わせて赤仕上げした。CB1000RC/RDのφ39mmから大径化し、機能も高めている。フロントブレーキキャリパーはブレンボ・アキシャル4ピストンを使う。

リヤブレーキキャリパーはAPレーシングCP3696で、前後ホイールはCB1100Rのブーメランコムスターに合わせたゴールドカラーのMAGTAN JB1、2.75-18/4.50-18サイズを選択して軽量化等にも配慮する。

リヤショックはオーリンズをウイリースイングアームに組み合わせている。スタビ追加はタジマでの作業。ドライブチェーンにはRKの530サイズをチョイスした。

WRITER

Heritage&legends編集部

バイクライフを豊かにし、愛車との時間を楽しむため、バイクカスタム&メンテナンスのアイディアや情報を掲載する月刊誌・Heritage&legendsの編集部。編集部員はバイクのカスタムやメンテナンスに長年携わり知識豊富なメンバーが揃う。

From our blog

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025

ザ グッドルッキン バイク

  • ヨシムラジャパン Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

    ヨシムラジャパン Z900RS<br>(カワサキ Z900RS)

  • ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ  Z1000Mk.II)

    ACサンクチュアリー Z1000Mk.II<br>(カワサキ Z1000Mk.II)

  • OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

    OCEAN’S TRACK CL500<br>(ホンダ CL500)

  • Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

    Ninja-ga-ichiban GPZ900R<br>(カワサキ GPZ900R)

  • SP忠男×ナイトロン XSR900 GP<br>(ヤマハ XSR900 GP)

    SP忠男×ナイトロン XSR900 GP<br>(ヤマハ XSR900 GP)

ヘリテイジ&レジェンズ|Heritage& Legends

愛車とのバイクライフを、より豊かに楽しむためのアイデアを提供する新雑誌。 愛車をもっと知りたい、カッコよくカスタムしたい、そして上手に走らせたい…ライダーなら誰もが気になる情報をより広く、深く提供して参ります。

Content

  • お知らせ
  • ニュース&トピックス
  • 連載コンテンツ
    • ザ グッドルッキン バイク
    • Goods Front Line
    • GoGo!! 2ストローク
  • スペシャルコンテンツ
    • 特集記事
    • 俺のグッドルッキン
    • プレゼント応募
  • 会社概要

お知らせ

  • 1200系めっきシリンダーの弱点を補い長寿&スムーズ化も考えたハイパフォーマンスシリンダー登場・トリニティガレージ ナカガワ08 5月 2025
  • 月刊ヘリテイジ&レジェンズ。
    2025年6月号(Vol.72)は4月28日(月)に発売!
    25 4月 2025
  • 身近な整備に役立てる新登場 &アップデートアイテムを紹介!/KIJIMA&SPICERR24 4月 2025
  • 【2025年4月29日(祝)】
    SUGO 2FUN SPRING STAGE
    ザ・グッドルッキンバイク撮影会のお知らせ
    18 4月 2025
  • 【CUSTOM MACHINE IMPRESSION】ヨシムラが繰り出したZ900RSカスタムの最新究極形を味わう!17 4月 2025

Contact us

  • Address: 東京都中野区鷺宮3-44-8-101
  • Phone: 03-5356-8575
  • Email: info@handl-mag.com
©2019 H&L PLANNING Co.,Ltd. All Rights Reserved.

詳しい購入方法は、各サイトにてご確認ください。 書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。

 
 

弊社・株式会社H&L PLANNINGでも、銀行振込・現金書留での直接のご注文も承っております。

ご希望の場合は、必要事項(お名前、ご住所、電話番号)を明記の上、メールにてご連絡ください。 追って、お支払い方法と商品ご発送の流れを返信させていただきます。 メールアドレス:info@handl-mag.com ※ご返信まで数日を要すこともございます。予めご了承ください。お急ぎの場合は上記各サイトからのご注文をお勧めいたします。